2012年5月27日 (日)

かくめいってなんだ(笑)

シュルレアリスム  酒井健  中央公論新社

 何となくシュールでんなと勝手に使っていたけれど、実録はシュルレアリスムそんな甘いもんじゃねぇとゆーとこか?単純に絵画的なアレかなぁ?とこれまた思っていたら、文学は勿論、思想に政治、その時代背景を背負っていらして、シュルレアリスム一筋縄ではいきませーんってとこか?まぁある意味時代の申し子的なとこもあるし、ちょうどシュルレアリスムが出てきたのが第一次世界大戦後のパリ…よーするに戦争反対というか、嫌戦感の空気をモロに反映していらっさると…ヨーロッパ的には脱デカルトの時代とでもいいましょーか?考える私と存在する私の二元論からの脱却ですか?「我々は自然の主人かつ所有者になることができる」(@デカルト)とは、近代化に向けてのアジっぽいがそれにしても欧州って自然災害がよほど少ないのかと、その自信はどっからきてんのかとふと思う(笑)

 さて、本書のメインはブルトンとバタイユかなぁ?比重的には圧倒的にブルトンだが(笑)その他にも、アンドレ・マッソン、エルンスト・ユンガー、フロイト、ツァラ、ベンヤミンも出てきます。名前だけでアレですけど、ツァラなんかはダダの人だし、それにしてもダダイズムの方はチューリッヒが発祥の地でこちらは第一次対戦最中に始まったげいじつ運動かな?戦争反対がメインテーマのよーな気がしないでもないが、どっちかとゆーとパフォがメインぽい活動だったので、回顧展を開いてもモノがないとゆー事実(笑)その点がシュルレアリスムと違うとこか?いわゆる一つのニヒリストとアナーキストのたまり場?これも時代の申し子か?

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2012年5月26日 (土)

銀座の恋の物語?

Ginzaneko2ごろぺえ  銀座 三愛ビル

 銀座三愛というと銀座四丁目交差点の一角にそびえているんで、この前は何回となく通っていたんですが、ついでにこの石像も横目で見てはいたんですが、小さい頃はこれいのししか何かかと思っていて、猫だと知ったのは年齢くってからだったりして…うん、注意書きはよく読もう…取りあえず向かって右がオス、向かって左がメスなんだそーです。二体合わせて、コイコリンとかいうそーな…

Ginzaneko1のんき

 何かピントが合っていない気がするけど、慌てて撮ったのでそれでなくても写真技術がないのにボケボケで済みません…最近の銀座は妙に混んでいる気がするが、特ににこれ撮影した日は自分至上最高の人出にあって…年末の築地か?真夏の湘南か?と思ってしまった程?人ごみの中で立ち止まるのは無理っぽだったんですと泣き言から始まるぅぅぅ…

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2012年5月25日 (金)

焼きそば天国?

焼きそばうえだ  さくらももこ  小学館

 何の本かと言ったら、日常エッセイ本かなぁ?タイトルがあれなんで、焼きそばの本かと思うかもしれないけど、ある意味それは確かにそーだが、実際は居酒屋でのネタがリアルになったらバージョンでしょーか?こんな仕事辞めて、焼きそば屋でもやってみっか?おーっとゆーノリ(笑)

 著者の他に四人の多分自称おにーさんのおっさん達がバリ島で焼きそば屋を開店するまでのお話である。この場合、開店する事に意義があるのであって、継続する事はあまり念頭にないところがミソ…よーするにごっこ遊びに近いよな…リアルおままごとかもしらん…取りあえずやってみよー…傍目から見なくてはもバカバカしいが、本人達も気付いているので、気にしないーと(笑)

 で、そんな大人の道楽に、大真面目になって、そして時々我に返って突き進んでいくお話です。どこまでも笑って付き合える人には楽しい本かも(笑)何で焼きそば屋なのか?とか、どーしてうえだなのか?とかの詳細は本書をドゾ…世の中こーゆー大人もいらっさるって事ですよね…うん、深く考えたらいけないんだ、きっと(笑)

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2012年5月24日 (木)

呪術か?参謀か?

戦国軍師の知略  中江克己  青春出版社

 サブタイトルが将を動かし勝機を掴むでして、更にコピーが直江兼続、竹中半兵衛、黒田官兵衛、蜂須賀正勝…天地の哩を知り、人心を操る!天下の趨勢を握った名軍師たちの手腕なんですが、煽りと知っていても凄い気にさせられるとゆーか、軍師、本来なら黒子のはずなのに、こんなにガンガン前に出てて良いものか?何にせよ、戦国の世は個性的な方が多かったんだろか?と思わざるを得ないよな(笑)

 本書は新書版の本なので本当にに駆け足なところが何とも、本気で書けば一人一人で本一冊位は軽く書けそーだしなぁ(笑)でもって、取り上げられている軍師の数も結構あって、主君あるなしにかかわらず取り上げている感じかなぁ?
 直江兼続、片倉小十郎、朝倉宋滴、白井入道浄三、太原雪斎、太田道灌、山本勘助、高坂昌信、真田幸隆、板垣信方、駒井高白斎、武田典厩、黒田官兵衛、竹中半兵衛、蜂須賀正勝、千利休、豊臣秀長、内藤如安、石田三成、大谷吉継、島左近、真田信繁、小早川隆景、安国寺恵瓊、山中鹿介、鍋島直茂、角隈石宋、川田義朗、南光坊天海、酒井忠次、本多正信、石川数正、金地院崇伝、藤堂高虎

 日本にも頭のいい人はこれだけいたという事でしょーか?まぁ策に溺れた人もいるかもしれないけど(笑)

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2012年5月23日 (水)

白ヤギさんと黒ヤギさん?

戦国のコミュニケーション  山田邦明  吉川弘文館

 サブタイトルが、情報と通信でして、主に戦国時代のお手紙交換の話かなぁ?今と違って、電話もメールも郵便局もない時代ですから、手紙書いても自前で相手方まで届けないといけない訳だったりして、しかも時は戦国、自国内ならまだしも他所に行けば下手すれば戦時中で戦闘状態の中突っ切っていかなきゃ、だったり…また国と国の間には関所があったり、で通り抜けられるかもあったかもだけど、一番のソレはそこの通過料ですよね…昔の交通費で一番に考えなきゃいけないのが関所料って…関税問題ってこの頃からあった訳か?FTAとか、TPPとかどーすんべぇってか(笑)

 で、戦国というとどーも、信長、秀吉、家康辺りを思い浮かべるけど、これらはほぼ末期に近い訳で、1500年代全般から見ると手紙のやりとりの移り変わりが半端ねぇです(笑)とゆーのも16世紀初頭はまだ室町幕府殆ど機能していたのか?してなかったのか?でも将軍生きてたぁーっで、その権威の中枢を巡ってつばぜり合いがあった状態なんですねぇ…戦国大名も大義名分に幕府や将軍の名を使っていたと…これが段々効力が無くなると自分ちで個別対応していくしかなくなってくるけど、どーも…烏合、離散の繰り返しかで、まさに敵の敵は味方とか、昨日の友は今日の敵という状態に突入ってか?

 で、手紙のやり取りで仲間になってくれという同盟関係促進もさる事ながら、取りあえず自分は正しいというプロパカンダもどきとか、何より情報交換に余念がなかったみたいで、でも勿論、嘘というか、デマも多いやんけとなり…結局、いち早く情報は欲しいが、ガセは困るというジレンマが…風のごとくとか、そー簡単にはいかないよな(笑)

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2012年5月22日 (火)

上兵は謀を討つ…

図説 戦国兵法のすべて  武田鏡村  PHP

 サブタイトルが、孫子を超えた最強の策略「山鹿流兵法」…取りあえず、山鹿流兵法のお話らしー…で、タイトルに図説とあるけど、図はそんなにあるよーに見えないんだが?ついでに言うと図というより、箇条書きに近い気がするんだが、一応アレも図なのか?うーん?

 さて、山鹿流というと忠臣蔵の陣太鼓ですか?真っ先に浮かぶのがソレなんですけど、アレ完全にフィクションらしーので、でも何故忠臣蔵に取り入れられたか?というと、山鹿流兵法の祖、山鹿素行は江戸初期の人らしーんですが、幕府と意見を異にしてしまい江戸所払い、9年程追い出されたと…で、それはどこかというと播州赤穂…お預かりとなった訳で…浅野内匠頭の祖父とか、大石内蔵助の祖父とかに兵法教えて、手厚く保護されていたらしー…そーゆーつながりからあの場面が出てくると…日本のお芝居も並じゃなかったとな(笑)

 ではそんな山鹿流兵法とは何ぞや?というと、孫子から続く中国の兵法から、日本で行われた合戦やら、総合分析してまとめあげたものみたいです。で、そんな山鹿流兵法を一つ一つ実例上げて説明しているのが本書かな?勝つべくして勝った合戦の説明も、不思議の負けはないという説明も、読んでいる分には真っ当な話なんですが、当事者としてその時できたかできなかったかとなれば、厳しいよな…これがその時歴史が動いたか(笑)

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2012年5月21日 (月)

この世は夢幻の間…

戦国武将の死生観  篠田達明  新潮社

 タイトルが物凄く大上段なので、これはもしや難解系の哲学書か?と想像していたら、どっちかというと死生観というより、死因という方があっているよな(笑)著者が医師免許をお持ちなだけに、戦国武将達のカルテに近いよな?死因が切腹の場合は外傷でお亡くなりになっていると…全くご尤も…

 武士の死に際とは何ぞや?ですが本書によると「武将たちがおのれの死にぎわを大事にしたのは、一族郎党と子孫のためだった。城を預かる武将が籠城戦で命が惜しいからと、こっそり城を捨てて退却しようものなら、「なんたる臆病者!」とそしられ、あざ笑われる。それどころか一族郎党は末代まで汚名を着せられ、ときには露頭に迷って浪々の身の上になりかねない」そな…武士にとっては、臆病者や卑怯者のレッテルが何よりも恥辱だったそーで、まさに武士道とは死ぬ事とみつけたりってか…

 病歴的に見ると信長は本能寺の変で死ななかったとしても近い内に脳卒中でお亡くなりになっていた可能性が高いそな…仕事中毒で、「短気でいつもなにかしなていなと気が済まない性格は高血圧を招きやすい」そーで、「脳卒中は怒ると顔を蒼くなるタイプにおこりやすい。せっかちで癇癪もち、決断力がある一方、他人の意見に耳をかさない、なにか批判的な意見をいわれると、瞬間湯沸かし器のようにすぐカッとなって怒鳴ったりする人がとくに危ない。このような性格の人は威圧感が強く、人を追い詰めるような物言いをするのも特徴である」うーん、信長、高血圧性脳出血まで後一歩ってとこですか?

 ちなみに秀吉の方は晩年、認知症ではなかったかとゆー…何か天下人としてはアレな診断が…死因として末期の胃癌か大腸癌などの消化器系の癌じゃね?と、結果がん悪液質症候群ではなかろーか?と…

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2012年5月20日 (日)

哲学などないっ(笑)

オシムの伝言  千田善  みすず書房

 何の本というより本書は誰の本のニュアンスの方が大きいかなぁ?今更説明もいらないかもですが、著者はオシムの通訳だった方でこちらの本は大まかに言うとオシム代表監督の通訳を引き受けてからオシムが日本を離れるまでかと…正確に言うとまた少し違うんですが、離日してからまた来日してそしてまたオーストリアに帰国(?)しているまでか…まぁ、前半というか2/3位が代表監督としてのオシム記なら、後半(1/3?)は倒れてからリハビリの日々についてになるかも?今的に言うなら1116以前と以後の話となるのか?

 まぁ何とゆーか、ある意味赤裸々な日常でもあるんだろぉなぁと…著者が人情に生きるタイプといおーか、情にもろい方といおーか、本当はこれは一つのビジネス記であるはずなんですが(もしくは戦記?)、壮大なマクロ視点というよりは箱庭の話のよー、戦略より戦術を、更にそれより個にいっちゃってる感じかなぁ?

 初っ端はオシム監督の緒戦となるトリニダード・トバゴ戦のオシムのコメントから始まる…通訳が後にも先にも一度だけ、意図的に誤訳したという件の話である。で、それは何かとゆーと「今日は私が予想していなかった、うれしい誤算があった。それはスタジアムが満員だったということだ。ファンやサポーターのみなさんは、日本代表を許してくれたのだろうか」…当時の事を記憶していらっさる方がいれば、この言葉の重みは重いなんてもんじゃなく、まさに茨の十字架並みの重量感を持って襲ってくる感じといおーか?あの独W杯の直後(二ヵ月後)楽勝まではいかなくても何となく勝てるんじゃないのはずが蓋を開けてみれば華々しい(?)敗戦が待っていた独W杯だったと(笑)まさに日本代表がどん底まで沈み込んでいた時期、こんな荒地の監督引き受ける人なんているんかいな?の世界…そーゆー意味ではオシムってMとは言わないが天邪鬼だったんだろぉーか?まぁ勝負事にはリスクを冒さなきゃあかーんって日頃言っているだけはあるって事か?有言実行タイプだったんですねぇ、監督は(笑)

 話は戻って、ここで通訳は「日本代表を許してくれたのだろうか」とは直訳せず「日本の皆さんが本当にサッカーが好きなんだと言うことを実感した」と意訳したんですねぇ…通訳の直感や協会の思惑を超えて、オシムの科白は率直過ぎるきらいがあるよーに思うのはこれまた日本人的感覚か(笑)続けてオシムは言うんですねぇ「責任の重さは感じていたが、満員のスタジアムを見て、この人たちをガッカリさせることがあってはならないと、あらためて感じた」…責任の所在とか、覚悟とか、どっかの国のトップ達に聞かせてやりたい気が(笑)

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2012年5月19日 (土)

名将といえるのは一度大敗北を喫した者を言う…

戦国時代は裏から読むとおもしろい!  小和田哲男  青春出版社

 サブタイトルが「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史で、更にコピーが今川義元から見た桶狭間の戦い、戦国時代の歴史から抹殺された二つの幕府…歴史の読み方がガラリと変わる大人のための「戦国史」教室!でして、まぁこれだけで本書の基本コンセプトは分かるというノリかなぁ?もう少し補足すると序文で「歴史は、どうしても勝者が書く勝者の歴史になりがちである。政権を取った側が、自分たちの正当性を強調し、それを歴史として書き残すからである。そして、それが「正史」とされ、今日、私たちが歴史を学ぶ場合の基本史料となっており、当然のことながら、情報量も圧倒的に勝者の側に関するものの方が多い」とな…で「敗者の側に関する史料が勝者によって抹殺されていたりしているため、研究は遅れているのが実情である」となな(笑)でまぁ裏から見たら新しい視点に立てるかも?という話しかな?

 さて、戦国時代とは何か?と言えば著者的には、下剋上、弱肉強食、合従連衡の三つに絞られる模様…この辺りをグルグル回っていたのが戦国武将という事になるのかなぁ?武士道も戦国と江戸では違うみたいだし(笑)戦国時代はトップも部下を切り捨てたけど、部下もトップを見限っていたり流動性が激しい時代のよーです…リストラされるのは下っ端だけじゃないよってか(笑)で、当時戦国大名がどれたけいたか?というと100-300家、研究者によって件数異なる模様…だいたい150家位と見るのが無難か?それらがおしあいへしあいしていた戦国時代…傍から見る分にはヘェーで済みそーだけど、ご本人達にしてみれば究極の生き残りというか、デスゲームですからねぇ…空気感はさぞかしすざまじかっただろーと…

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2012年5月18日 (金)

しんばいないからね?

戦国武将人間関係学  大和勇三  PHP

 サブタイトルが、いまを生きぬく勇気と知恵でしてどーゆー本かというと信長、秀吉、家康から知る日本人の組織の生き方かなぁ?まぁ主に家康を中心にしての話ですけど…著者的には家康贔屓のよーな気がする…結局、この中で一番の勝ち組は家康だと…で、その例に倣ってという事らしい…かなり古い本なのですが日本人的にはシンパシーのある偉人達に、重ねているのは今のサラリーマンの生き方なので、殿方的には受けるのかなぁとも…これも一つのハウツー本なんだろか?うーん?

 著者によると日本で一番人材を輩出した時代が戦国時代となるそーな…まっとにかく個が生きた時代だからなぁと(笑)で、信長が天才とするならば、秀吉と家康は英才だったとゆー話になるそな…無から有を創り出した人は信長に一任すると、天才ですから…ただ、信長の最大の弱点はその人間性だったと…天才ゆえの孤高ですかねぇ一人でできるもんというより己一人でやった方が早いんじゃというとこでしょか?後は己の手足となって動く精巧な駒さえあればいいってか(笑)元祖上から目線乙な人だったと…

 でそれが結局上司不信の芽を生み、本能寺の変に続く訳で、実は明智光秀だけでなく浅井長政や荒木村重にも裏切れていた過去を持つ信長だったりして…部下であっても人であり、人の人格を踏みにじれば恨みを買うのは必定といったとこで、その点自分以下の才の人など眼中になかった信長の不幸だと…

 この点、秀吉は人間大好きタイプというか、上から目線というより同じ釜の飯タイプだったと見えて生涯、大きな謀反をうけていないそな…一番の恒例が竹中半兵衛のエピかと…初めは織田家に士官を薦められていたのに「信長の幕下につくのは肩がこる」と拒否して結局秀吉の下へつくと…天才軍略家は見えていたという事でしょか?

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