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2007年8月 7日 (火)

神楽坂と言えば?

神楽坂ホン書き旅館  黒川鍾信  NHK出版

 神楽坂にある旅館和可奈とその女将和田敏子の半生の物語というかドキュメンタリーというか、本書に対しての山田洋次のコメントが、さすがに学者ですね、おくさんの話したことをよく調べて書いているのに驚きました。とあるが、その通りのノリで多分日本の昭和というか戦後というかのサブカルに興味のある方には必読書となるのではないか?と思われる位出てくるメンバーは錚々たる顔ぶれが並んでおりまする。

 またこの旅館は別名出世旅館の異名を持ち、実績は宿泊した時に書いたものが認められたから、あそこで書けばツキが回るという噂というか伝説と、もう一つはここで缶詰を経験できれば物書きとして一流と認められたになるらしい。一説によると感激のあまり玄関で泣き出した作家というか脚本家もいたとか?

 場所も今となっては江戸情緒と謳われる神楽坂だし、神楽坂に行った事のない人でも神楽坂特集で必ずといっていい程被写体になっているあの黒い塀のお家(旅館)と言えば一発で分かっていただけると思う(笑)この絵(写真)は見た事ある人多いと思いまする~とにかく凄いお宿でエピソードには事欠かないんですけど、そして凄い本だと思うのですけど、何とゆーか身内の書いた文だなぁ…で申し訳ないけど文体が体質に合わないので好みかと言われると辛いとこなんですが、でも内容は邦画のお好きな方には特にお奨めですっ掛け値なしに読んで損のない本ですよん~

 さて今回の萌えポイントとしては野坂昭如の女性編集者の対応に関してのエピソード。男性編集者とは缶詰になっても脱走して遁走と追跡を繰り返していたのに、女性編集者だと早々に原稿を上げ、ついでに駅まで送り、更に蜜豆の手土産すら持たせる気の使い様(笑)更に宿の従業員に料理を差し入れたり海外土産を持ってきたり、女性に対しては気配りの男だったらしい…何つーか赤星?ってこんなだったかも?とつい思ってしまったり…

 そしてもう一つ。後に山田洋次と浅間義隆が旅館に世話になる事になったとプロデューサーの島津清が挨拶にきた時の手土産が何とカステラ…これを見て女将は一言、このカステラだってちゃんと縁起をかついでいるわ。おめでたいときにつかう文明堂のご贈答用よ。…つー事は鍵のカステラも、縁起かついでいたのだろーか?助教授?

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