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2009年2月 3日 (火)

終わるまではすべてが起こりうる…

日本人よ!  イビチャ・オシム  新潮社

 何の本かというと前日本代表監督であったオシムによる日本とサッカーに対する所信表明とゆーか、中間報告とゆーか、文体も内容も平易でありながらこれは凄すぎる…一応、執筆当時はアジアカップ直前みたいな感じだが、今読んでも遜色がない内容です。ハードカバーにしてはP.200位の薄めの厚さなんですが、いやーもー参りましたとしか言い様がないよーな?全体的にスポーツの、サッカーの話しかしていないのに、人生指南書の域に行っているとみて間違いないよーな(笑)

 例えば、オシム語録に日本人化とゆー言葉が煩雑に出てきましたけど、そして日本人でもないのに日本人化とはこれいかにと揶揄するムードが一部あったよーな記憶もあるのですが、ここで言う日本人化とゆーのは己を知れとゆー事なのね…でもって更にリスペクトとゆー言葉も多用されていたけど、これも敵を知れとゆー事で要約すると敵を知り己を知れば百戦危うからずのノリで、これはもー孫子の兵法…それに加えて客観的になれと付け加える訳で、敗戦したとしてもそれを受け入れろ、もしくは想定内にあれというのはある意味厳しいけど、これ現実なのよね(笑)冷静に考えれば人生ずっと俺の勝ちで行く訳がない訳で、まさに勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし…振り返り足下を見て前を向けなのか?(ついでに走れとか/笑)

 アリス的にスポーツというと野球…それもタイガース限定のノリなんだけど、海奈良でちょっこと出ていたアントラーズのTシャツで…とゆー薄っすらつながりに縋るだけでなく、アリスがオシムを見る視線があるとしたら、この言い回しの根底にある単語に雑学データベースの心が騒ぐのではないか、と(笑)考えて走れもオシム語録ですが、本書は考えて読めの世界です。でも具体例が物凄く多いので(現役選手名とかがビシバシ出てます…)表面をスルーする事も可能ですが、当たり前の事しか書いてないのに新しいとゆーか、どっか引っかかったら蟻地獄とゆーか、一粒で二度おいしいとゆーか、おそるべしオシム…

 読むべきところは全て(笑)なんですが個人的に一番引っかかったのが、P174のくだり「観客に関して言えば、以前と同じくらいか、多いときすらある。例えば、2006年に関して言うなら、私が就任してからの方が平均観客数が多い。だが、ジャーナリストはそれを書こうとしない。これはいったい何を意味するのか」とかあって、下がった下がったとどこかの株価のよーな話は実は底が割れていたりして(笑)ああメディアって…

 それにしても日本サッカー界の名コーチ、クラマーがやってきたのが1960年、オシムが就任したのが2006年、次の名監督は2052年頃には来てくれるんでしょーか?教えてサッカーの神様(笑)

 目次参照  目次-その他

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