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2009年6月24日 (水)

ガス灯の灯るところ…

英国レディになる方法  岩田託子 川端有子  河出書房新社

 よくあるハウツー本とか指南書の類なのかなぁと思ってたんですけど、どちらかとゆーと19世紀のイギリスの生活史がメインのよな?それも女性と子供の生活に密着した話…大まかに少女時代、奥様稼業、子供時代と三つに分かれているけれど取り上げている項目は現代につながるもの多しとゆーとこでしょーか?コスメとかガーデニングとか乳母車とか(笑)で、その項目についての説明にその時代の小説の一説を持ってきているところかなぁ?だから、結構アリスの話も出てきます(笑)

 まぁ習慣なんてのも出てきて、今もそーなのか国柄なのか不明なんですけど驚いたのは訪問の項かなぁ?何かと言えば、誘われてもいないのに目下の者から目上の者を訪問するなど無礼千万だったらしいのだ…この場合門前払いや居留守を使われても仕方ないそーで…逆に目上の方が予期せずに来たら光栄のいったり~すぐに返礼の訪問をしないといけなくなるとか…マナーっていつの時代も大変だったんだなぁと(笑)

 アリス的にはやはり不思議の国と鏡の国のアリスがたくさん引用されているところでしょーか?例えば、指貫の項では不思議の国のアリスのポケットに入っていたものの一つとして出てくるし、ティータイムの項では鏡の国のバター付きパン蝶が、ガーデニングの項では不思議の国の噴水のある薔薇の庭とか、鏡の国で最初に行くのが庭だとか、グラスシェイドの項では鏡の国ので家の暖炉の上に二つ飾ってあったとか、子供時代の項でアリスは都会の中・上流階級の子供であったとか、ヴィクトリア期の児童文学に親の姿が極めて希薄であるとか(ちなみにアリスも親についての言及は一切ない)とか、ガラガラの項で鏡の国のトゥィートルディーとトゥィードルダムはガラガラを求めて決闘しよーとしていたとか、ケイト・グリーナウェイ・ドレスの項ではアリスのエプロンドレスが出てきたりとか、ペットの項で不思議の国のヤマネ(帽子屋がティーポットに押し込めようとするシーンがあるが実際に小動物をティーポットで飼っていたって…)とか、石盤・石筆の項では不思議の国ので陪審員が持っていたとか、ガイ・フォークス・ディの項では鏡の国の日付がこの前の日(11月4日)と分かるとか、クリスマス・シーズンの項では鏡の国のスナップ・ドラゴンフライとか(元ネタはスナップ・ドラゴンというクリスマスのゲーム)、アリスってしみじみ19世紀していたんですねぇ…

 後出てくるので19世紀世紀末ロンドンと言えばホームズとゆー事で、阿片・阿片チンキの項で唇のねじれた男が出てきたり、クリスマス・シーズンの項で青いガーネットが出ています~その他関係ありそーなのとゆーと、テディ・ベアでしょーかねぇ(笑)46番目でのアリスのお手玉シーンとか(笑)それにしてもまさに雑学なのでこーゆーのってアリスが好きそーだと思うんだけど、どーだろぉ?

 目次参照  目次-博物  目次

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