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2010年3月27日 (土)

正確な遅延(笑)

鉄道ひとつはなし2  原武史  講談社

 鉄道本をいろいろ拝読してきましたけど、今回の本は一番なんとゆーか腑に落ちたなぁと言うのが本書の正直な感想です。いわゆるひとつの鉄道エッセイ本で、国内はもとより、海外の話も出てくるんですが、著者の実体験が如実に反映しているところがマルかなぁ?また、鉄道おたくの還元主義の極みみたいなノリではなくなるべくパンピー目線に立脚しよーとしているところもマルかもしれない(笑)てもでも一番納得したのは、鉄道関係のプロが書いた話しでないところかも?とゆーのも鉄道関係でメシ食っていたら鉄道関係に具合の悪い話を赤裸々に表出する事は難しいと思われ、下手すると今後の取材に影響が出るかもで、その点アマチュアというか、ここまでくるとセミプロだと思うけど、関係諸氏の顔色伺う必要なしみたいで(それでも品の良い文章だけど/笑)建前みたいな話ではないところが◎というか、ハナマルかなぁ(笑)

 とゆー訳でちょっとでも鉄道に興味のある方がいらっさったらお薦めします~だよねぇの嵐かもしれません(笑)たとえ反対だったとしても一つの意見としてはスジが通っているよな?例えば格差社会、交通だってあるんです、グリーン以前に(笑)「言うまでもなく、日本の交通網は東京を中心にできている。したがって全国に新幹線がつくられ、地方に空港の数が増えていけば、それだけ地方から東京に出やすくなるように思いがちである。だが実際には、新幹線や地方空港が増えれば増えるほど、採算が合わない線は廃止されてゆく。かろうじて残った線でも、ダイヤが改悪され、改悪前より早く出ない限り、その日のうちに東京にはたどり着けなくなる。東京に出づらい地方はかえって増え、出やすい地方との格差も拡大するのである」いやはやなんだかごもっとも…儲からない線路は廃止して儲かる副業に力を入れるそれが日本の資本主義ってか(笑)

 アリス的にはアリスが鉄オタだからとこのフレーズはどこまで使えるのか(笑)作家的に鉄オタってヤバイのか?本書からすると阿川弘之は「時刻表に興味があるなんて小説家のカスと思われはしないかとコンプレックスを持っていた」だそーだし、吉行淳之介には女にもてないからだとからかわれていたらしい…男社会でも鉄オタって隠れキリシタンばりの世界だったのか?とか、ちなみに三島由紀夫は汽車への郷愁というエッセイで鉄道がドンドン効率化最速化するのに対して「いつか人々も、ただ早かれ、ただ便利あれ、といふやうな迷夢から、さめる日が来るにちがひない」と書いているそーな…作家と鉄道って(笑)

 アリス的には駅の蕎麦屋さんが出ていたよーな記憶があるんだけど、後駅弁とか(笑)この二つもドンドンドンドングローバル化とゆーか一元化しているらしい…ちなみに三十年前は山手線の駅のホームに蕎麦屋さんは五軒しかなかったんですねぇ…それが現在、駅蕎麦屋さんがない駅が五個になったと…うわぁ増えている万々歳かとゆーとそー事は簡単ではなくて、こちら殆どがチェーン店(どこ系列かはっ/笑)古くから孤高を保っているのは品川駅の常盤軒だけになってしまったそな…駅弁もまたしかりで巨大資本さんいらっさい、昔ながらの地元駅弁屋さんさよーならーの世界らしい…味も一元化か…なので、せっかく地方駅でかっくっらっても実は東京マネージメントだったりするんですねぇ(笑)ノストラーノは絶滅危惧種か(笑)とゆー訳でアリスの好きな駅弁もまだあるのだろーか?と悩みつつ…

 目次参照  目次-鉄道

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