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2010年5月 1日 (土)

人生とは旅であり?旅とは人生である??

旅する哲学  アラン・ド・ボトン  集英社

 サブタイトルが大人のための旅行術でして、どーゆー本かゆーと、小論文なのか?エッセイなのか?いえ、エッセイ色の方が強いと思われるんですが、軽ぅーいソレと考えるとちと面食らうノリかなぁ?本書の構成的には著者が小旅行に出かける、旅先の出来事とそれに想起されるお話がメインなんですけど、この想起されるそれぞれがただものではありません…その辺りが表題に偽りなしの旅話…となるのでございましょー(笑)項目別には計画の愉しみ、日常脱出の愉しみ、自然と向き合う愉しみ、眼の愉しみ、に各二章づつ、そして最後に帰宅後の愉しみに一章か設けられています。でもって、バルバドス諸島へ旅立つ訳で、そして引き合いに出されるのかユイスマンスなんですよ、奥さん(誰?)

 個人的には、この一章を読破するのに苦労しました。何がいけなかったのか未だに分からないんですけど、この一章を読み進む時間と残り八章分読んだ時間は多分同じ位だったと思われ…バルバドスがいけなかったのか?ユイスマンスが肌に合わなかったのか?謎だ(笑)とはいえ、本書は平易な文章で世界旅行が楽しめる寸法~二章は高速道路のサービスステーションからボードレールとホッパーを、三章はアムステルダムでフロベールを、四章はマドリッドでフンボルトを、五章はイギリスは湖沼地帯でワーズワスを、六章はシナイ沙漠でヨブ記でもってバークを、七章はプロヴァンスでゴッホを、八章は今までを振り返ってラスキンを、で最終章の九章はロンドンでド・メーストルとなる訳です…全部分かった人は著者とお友達になれるかもしれない(笑)つー訳で分かる人も分からない人も明晰の典型のような文章と絶賛される本書をドゾ…で分かったらこっそり教えてくらはい(笑)

 アリス的には旅は重要アイテムだよねぇ(笑)何せ旅先で必ず事件に合うし(笑)後、温泉好きみたいだから、これまた旅はアリスの中では正義かな(笑)まぁアリスの妄想力をもってすれば旅も妄想の元かもしれないけど、ユイスマンス的に言えば「想像力は、実際の経験の野蛮な現実をはるかに超える、代理体験をもたらすことができる」なんだろか?

 本書的な主旨は「どこへ旅行すればいいかというアドヴァイスは氾濫しているのに、なぜ、どのようにして、旅行するのかについて聞かされることはほとんどない」に尽きるのかも…しみじみと旅について考えさせられますが、アリス的な好奇心から行ったら本書的には四章のフンボルト的かもなぁ?小さな問いと好奇心とか納得されられまする~自然と絵画の関係性もパスカルにすれば「絵画とは何と空しいものか。事物に似せたものを興奮して讃えながら、われらはオリジナルを讃えようとしないのだから」とゆー一言が重い…これがエスプリか(笑)絵と現地との関係性もまた…

 でもって逆説的な極みはラスキンの「なぜなら人間の栄光は、移動することなどにまったくなくて、存在することにこそあるのだから」って旅本なのに、行くまでもないってか(笑)

 目次参照  目次-社科

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