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2010年7月17日 (土)

むしこんとむしくだり?

三人寄れば虫の知恵  養老孟司 奥本大三郎 池田清彦  洋泉社

 サブタイトルが三賢人昆虫問答という事で、最初から最後まで虫に始まって虫に終わる感じかなぁ?何とゆーかいい年した大人が虫の話を延々と喋っているんだけど、実に楽しそう…内容はまぁおたっきーなとこがないと言えば嘘になるとゆーか、虫の話を虫を知らない人にしてもまずどれだけの予備、基礎知識があるかでアレなんですけど、鼎談なので会話、口語体とゆー事で平易な文章です。でもって、もーある種達観の域ですよね…虫なんか採って楽しいんですか?とか何になるんですか?とか…で答えは一つ楽しいんだっ馬鹿ぁーっ(きっとエコー付き/笑)

 マイノリティーの悲哀というかヤケというかにしみじみしてしまうんですが(笑)ミクロの世界のよーで虫の世界はマクロかな?でして(笑)結局今流行りのエコロジーも一番(?)先に気付いたのってもしかして虫屋の面子かもしれないでして…子供の頃は近所で採れた昆虫ももう近所に一匹もいない…これが日本の生物相の実体だったりする訳です…進化とか文化とか経済とかを優先させた先には虫一つ生きられない世界となり、今更保護に乗り出してもやってることが見当違いじゃねの世界…サイズの問題ですよね…誰が犯人か?って虫屋の昆虫網か(笑)それともアスファルトの道なのか…

 アリス的には虫屋さんとゆーとブラジル蝶とか、マレーの時になるのかなぁ?本書的にはマレーはウォリスの標本の話とかパスコの本とかが出てます~ちなみに南米の虫ってカラフルでリオのカーニバル風なんだとか?天井の蝶々もピカピカだぁーの世界だったんでしょーかねぇ?後はマレーのセミの鳴き声が凄いのがいるとか(笑)そーいえばブラジル蝶で標本が凄い値打ちもんだったかもの話があったよな?でも実際の標本はひたすら値下がりの道なんだとか(笑)

 准教授的には教授会の話が被るかなぁ?「ところが、立ち上がって議論している人々は、こうして喋っていること、人に自分の意見を聞かせること、あるいは人を拘束することが、実は楽しくてしかたがないし、ひとりになると何をしていいか分からない連中であるから、いっかな止める気配がない」とかあって、ああ准教授もキャメルに燻煙されているんだろおなぁ(笑)とか、後は京都の祇園祭の件で「僕の年齢の人間が一人もいないこと。中高年ゼロ。二十歳前後の男と女がウワーッと歩いていて、しかも一人で歩いているやつもまずいない。九割九分は二人連れ、三人連れ、あるいはダンゴで歩いている。孤独に行動している人間がいないんですよね」とあって、もしかしていつも多分一人でいるであろー准教授ってやっぱかなり珍しい人種なのか(笑)

 個人的にあちゃーと思ったのは標本の流出のとこかなぁ?故人の結構凄いガのコレクションを大英博物館に寄贈したそな…「文部省はそれを国家的損失だとは思わないんだ」…マイノリティって…同じよーな箱を造るなら一つ位虫関係でもよくねって…まずないんですねぇ(笑)

 目次参照  目次

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