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2010年11月19日 (金)

わたしとあなたではなくてあなたとわたし。

対談 わかることはかわること  佐治晴夫 養老孟司  河出書房新社

 表題に対談と入っているのでこれはもー対談本なんですでおしまいと言う訳にはいかないか(笑)どちらも理系の先生なのでお話は理系視点の今日というか、日本でしょーか?硬い話なんでしょーけどあまりそー感じさせないところが本書の凄いとこかなぁ?片や物理、片や医学とどちらもひぇーとなるむつかしさなんですけど、何か日常的なんですよね(笑)学問が勝手に乖離しているとみるのは理系文系の壁みたいに強固に根ざしているとこなのかも?でもって本書の一番の特色は多分あとがきで養老氏も指摘しているところですが、佐治氏の人柄というかニュアンスが非常に柔らかいところかもなぁ?何とゆーか品がいい。まぁ営業スマイルかもしれないけど、それにしても出来る出来ないはありまして、こー全体に破綻なく通すそのパワーに思わずひれ伏さないといけないかも(笑)人に優しいとゆーのを終始一貫として出来る人ってマザーテレサ級なんではないか?マグネチュードじゃないけどマザテレチュードでいったら相当な指数が出るのでは(笑)

 話は多岐に渡るのですけどやはりお二人とも教育者という事で、考えるについても考えぬ葦につぎ込む教育費ってそれはパスカルですか?川柳ですか(笑)まぁ「教育の世界というものが人間関係だけになったということが、よーく理解できた。これはまともな世界じゃないと思いましたよ」と言い切っているし…環境教育についてもヘドロとか汚いものを見せるんではなくて奇麗なものを見せろと、そしたら汚いものもつくらなくなるんじゃねとか…つまるところ「僕はカトリックの教育を受けたのですが、向こうの人のほうが逆に、人間が変わるということを信じていました。だから本気で学生を相手にしていましたよ。いいほうに持っていこうと。いま、おそらく日本の学校の先生には、それがないでしょう」とかとか…「やさしてくわかりやすい授業というのは、考えてみると、実は一番無責任な授業だったりしてね」に「そりゃそうですよ。生徒が知っていることしか言わないということだから」とかとか…学校は指導要領だけでやってるとかとか…いやー辛口です(笑)

 アリス的には文とリズムの関係のところかなぁ?リズムが合う文章は読みやすいのだそーです~文章は字面ではないとか…でもってリズムの悪い文とは、官僚の作文…みなさんの意見を聞いてとかいってまとめていくうちに物凄く読みにくい文を生産していると(笑)

 同じく文というか、言葉について世界的に日本語はとろいとゆー評価を頂いているそーなんですが(笑)表現力はどーなのとゆー話になって「1日にアイ・ラブ・ユーって10回言わないと離婚になるという話もあるくらいですからね」に「そんなこと言う必要もないくらいにいろいろ表現があるんだよ、と教えると全然違うでしょ」と(笑)単純なボキャブラリーだけじゃないとこがアレだよなぁ(笑)

 後は法隆寺のとこか?何と法隆寺の美学は全て√2で出来ているそーですっ…例えば夢殿の枠の形の縦と横の比は1対ルート2だそーで…山門も屋根の上の長さと下の長さの比も1対ルート2…うわぁの世界でございまする…

 で個人的にうわぁと引っかかったのが授業中の私語禁止…「彼らは携帯電話のメールを使ってますよね。ケータイ私語なんていうんですが、彼らの論理から言うと、物理的な音は何も出していないわけだから怒られる理由はない、ということになる。そういうところでずいぶん変質してますよね、人と話しをしている最中でも、ケータイで別の人とメール交換している」単純に今時の若いもんはの話ではなくて「やっぱり常識が明らかに変だという気がする」と…で、これまた単純にツイッターなんか思い浮かべてしまったりして(笑)

 目次参照  目次

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