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2010年12月 8日 (水)

つつがなきや?

昭和の三傑  堤尭  集英社

 サブタイトルが憲法九条は「救国のトリック」だったでして、何の本かというと憲法の本というよりは、戦後日本の政治かなぁ?だから、法学というより政治学に近いと思うんだけど、それよりもっと人間臭い、その時何があった?に近いかなぁ?いや、もー、これはマキャベリズム?負ける事の難しさを如実に映している感じかもしれません…戦後処理…亡国の危機…BGMは地上の星か(笑)

 そんな訳で本書のメインは、鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂…この三人をある意味よいしょしている本かな(笑)殿方が書かれたこんな男もいたぁーっとゆーノリは何とゆーか、傍から見るとちょっと臭くて、でもってむず痒いんですが、で更に著者本人の語りのとこはちょっとマザコン気味かとゆー気がしないでもないんですが、ままま、それらを横目に通して斜め読みをすると、こーゆー見方もあったのか?とゆー目から鱗がかな(笑)

 いずれの人も皆それぞれにを地でいっている感じで、賛否両論ありましょーが、これもアリ、あれもアリ、多分アリ、きっとアリ(笑)読み方は一つじゃないよと(笑)ニュートラルに眺めてみるのも一興かもかも?

 アリス的にとゆーとアリスが法学部なところかなぁ?法学出身なら必ず憲法必修なはずで、なかんずく九条はやらない訳ない訳で…ついでに言うと法とは解釈の嵐…どー読むか、どー取るか?どー扱うか?は海千山千、万里を越えてのノリだからなぁ(笑)

 激動の昭和史の中でも開戦前夜から敗戦、復興といやはや情報が錯綜してよく分かりませんも出来るはずだけど、話をあっちこっちに飛ばしながらその場にいた人々が描写されているのが、何とも…著者の好みとか贔屓も幾らか反映されているんだろーけど、ちゃんと山椒が仕掛けてあったり(笑)例えば、「戦後欧米見聞録」でへぇーと思われている近衛文麿についての井上成美(海軍大将)の言は「近衛という人は、軍人なら大佐どまりほどの頭もない男で、よく総理がつとまるもんだと思った。ちょっとやってみて、いけなくなれば、すぐすねて引っ込んでしまう。相手と相手を噛み合わせておいて、自分は責任を回避する。三国同盟の問題でも、対米開戦の問題でも、海軍にひと言ノーといわせれば、自分は楽で、責めはすべて海軍に押しつけられると考えていた。開戦の責任問題で、人が常に東條の名を挙げるのはそれに違いはないが、順を追って見ていけば、そこにいたるタネを蒔いたのは、みな近衛だ」(阿川宏之「山本五十六」)とか、ソ連との国交を回復した鳩山と吉田の抗争とか…ちなみに北方領土については「ロシア共和国の憲法には、わが共和国の領土は一寸たりとも他国に譲るべからず、そう書いてあります」(@コワレンコ)とか…

 まぁでも日本人的には国内に目を向けてみれば、本書的にはここが一番気になるところかも「つくづく、考えるに日本には二種類の人間しかいない。官と民である。国民所得の71%を官が掠め取る。民の可処分所得は残る29%だ。国家・地方公務員を合わせて436万人。各種特殊法人への天下りを加えれは、およそ600万人か。これが残る1億2000万人を収奪している」とゆー訳で詳細は本書をドゾ、フィクションかノンフィクションかはともかく、これも一つのミステリーってか?

 目次参照  目次-社科

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