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2011年1月26日 (水)

ばらんすおぶぱわー?

情念戦争  鹿島茂  集英社

 タイトルが何かおどろおどろしいですが、何の本かとゆーと、フランスの本…というか、ナポレオン時代の話かなぁ?日本的に言うならベルばら後、自由、平等、博愛で革命万歳の後はどーなったとゆーとこーでしたみたいな話か?でも、こちらは小説仕立てではなくて解説みたいなノリかなぁ?それも柔らかめなので歴史を知らなくても読みやすいです。

 でもって、こちらの主人公は勿論、ナポレオンが一番に上げられるのですけど、それ他にタレーラン(後の外相)とフーシェ(後の警察長官)がメインです。それぞれに私利私欲、もしくは理想と現実が時代と権力と絡み合って凄い事に(笑)いやーフランス史おとろしいです…それともヨーロッパ史と見るべきか…

 でもってでもって、何故にタイトルが情念戦争かとゆーと、フーリエによると情念とは第一段階は物質的情念(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)とゆーいわゆる食欲、性欲、物欲の世界。で第二段階が、精神的・感情的な情念の世界でしてこちらには親子、恋愛、友情、名誉、強調といった世界。で、更に第三段階があって、それは社会的集団における洗練的(機制的)情念の世界だそーで、これに陰謀、移り気、熱狂、調和があるそーな…ええ、本書の三人もこの第三段階の虜の人たち…その情念の赴くままに突っ走りフランスは天国と地獄の狂想曲へ(笑)シリアスな話なんですけどねぇ、どこか喜劇に見えてくるのは何故なんでしょー…

 アリス的にフランス…ナポレオン…うーむ、どこにもかすりもしないよな(笑)まぁアリスの雑学データベースならこの18世紀末から19世紀頭のフランス史も頭の中にあるんでしょーか?

 本書は何とゆーかフランス的なあまりにもフランス的なの世界かなぁ?これがヨーロッパの共通意識ですと言うのはありなのか?うーむ…例えば恋愛感なんかもさすが愛の国なのか?恋人の恋人は皆恋人だの世界観みたいな?ナポレオンの最初の妻だったジョゼフィーヌなんかの生活は…愛に生きたというか、自分に正直というか…まぁとにかく出てくる人が皆一癖も二癖もある人ばかり、しかも「昨今の後手後手の不況対策を見るにつけ、危機の時代に必要なのは、人格者ではあるが無能な人間ではなく、人格的には問題があっても有能な人間であると痛感する」とあって、登場人物は後者の代表選手ばかり(笑)ただ、確かに歴史は動くんだけどこれまたその後は「これはあまり知られていないことだが、共産主義を滅ぼしたのは共産主義の馬鹿息子たちである。彼らは親の特権と庇護をいいことに、いわゆる資本主義的悪徳、すなわち女道楽、贅沢な生活、極道仲間との付き合いなどの放蕩に耽り、民衆を共産主義から離反させるのにおおいに貢献した。党の上役たちは、親の報復を恐れ、彼らの放蕩無頼の生活を見て見ぬふりをして、悪徳を助長した」がやってくると(笑)なんつーか回転木馬ですか(笑)

 まぁちょっと厚めの本ですけど、読み出したら止まらないノリですので詳細は本書を読めですかねぇ?目から鱗が十個位落ちるよな(笑)さて、本書的に一番おおって思ったのは「どれほど実力があって、意志強固な男でも、自分の力ではどうしょうもないものが二つある。一つは組織における上司の問題。もう一つは私生活における女の問題である」とあって、まぁ准教授は女嫌いですから女性問題はいーとしても、上司の問題はあるのかもなぁと(笑)まぁ無能な上司と有能な部下、どっちもどっちで大変だとは思うけど(笑)さてさて、英都の運命は如何に(笑)

 目次参照  目次

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