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2011年2月 7日 (月)

よぉろっぱって何だ?part2

ヨーロッパ 下  フローラ・ルイス  河出書房新社

 上下本だとたいてい一項目にしているか、追記にしても同じ頁にくっつけてるんだけど、こちらの本は一つにまとめると凄い事になりそーで、分離しました…うん、タイトルに負けない位直球勝負な本でして…前巻に引き続き、サブタイトルは統合への道なんですが、うーん、何とゆーか下巻にきてぐっとこのタイトルは重みをますかなぁ?取り合えず、下巻はオーストリア、ドイツ、ロシア、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ユーゴスラヴィア(スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、マケドニア)とゆーラインナップ…もー国名だけでくらくらしそー…

 まずはオーストリアで、何とゆーか大国が小国になっていく過程とゆーノリが哀愁誘ってます…まぁでもオーストリア人はゲミュートリッヒカイトな気持ちで進んでいるそーですが、まぁ街全体とゆーか、国全体とゆーか、古き良き時代のままの雰囲気らしい…名前こそはオストで東だけどヨーロッパ的には中なのか?でも中部ヨーロッパと中央ヨーロッパでは若干ニュアンスが違うらしく、その範囲は曖昧模糊って…また、ヨーロッパの19世紀の騒乱(動乱?)に全面的な分解修理をしていれば事はもー少し違っていたかもしれないってか?続く戦争回避も出来たかなぁ?本書によると「もっともっときめ細かな頭脳をもった外交家と戦略家が必要だった」そな(笑)そして、「いま残っているウィーンはきれいで、親切で、堂々としていて、あるいは絵のように美しいが、そこには人の心を高揚させるものはほとんどない」って…さすが著者はアメリカン…でもオーストリア人は「私たちはいつの時代でも、うまく環境に適応していきたのですよ」なのだそな…うーん(笑)

 アリス的にヨーロッパはウルフ先生とヴェロニカさんと後はスイス時計とロシア紅茶か(笑)本書的にロシアも出てきますが、その前にドイツの項があってこれもまぁゲルマン民族大移動からではないですけど、神聖ローマ帝国は省けないし、今となっては東ドイツとの統合も忘れてはいけない史実だよなぁ…と。ボンが政治と官僚機構、デュッセルドルフは工業、フランクフルトが金融、ハンブルグは貿易、ミュンヘンは映画と芸術とドイツの都市はそれぞれに役割分担かはっきりしているのか(笑)WW2の後の奇跡の経済復興も、結局は人に行き着いたみたいで、「開発問題の専門家たちが、なぜ第三世界の国々に巨額の資本を投入しても、ドイツが灰の中から立ち上がったように変わっていかないのかと一生懸命考えたあげく、やっと人の要素の重要性に気がついたのだった」とな(笑)で東がやってくると…ある意味東西ようやく一つになれたのに、ここでまたEUへの道が続くと…ドイツ的には前へ前へと進むのじゃの世界なのかなぁ?まさにゲルマン魂ってか(笑)

 さて、ここまでもまぁ戦争の暗い影がどっぷりあったのですが、この後ロシアと東欧諸国…どっぷりと言うよりどん底の暗さです…うーん、ここから先は戦車が街にやってくるが副題になりそーだよなぁ…旧共産圏は皆、もっと光をもっと自由をの度にロシアの戦車のローラー引きの影が…本書は本当に平易に淡々と書かれていますので、できれば本書を目を背けずに読んで下さいとしか言えないよな…簡略化とか纏めとかはちょっと軽く出来る重さじゃないよな…特にユーゴ辺りの項は現在進行形だろぉーし(そー言ったらどこもなんですけど、さすが世界の火薬庫バルカン半島、並じゃないっす…)

 本書的には「民族自決という概念について、自決ということばの内容が何であるのか、あるいは独立の資格がある民族として認められるためにはその共同体の規模はどれほどでなければならないか、このようなことに関しては、まだ一人としてはっきり定義したものはいない。国としてほとんど生きていけないポケット・サイズの国家にまで政治的な地理を細分化するわけにはいかないとするならば、一国の中にどうしても少数民族が存在することになる。では、完全な主権を要求しないこうした少数民族は、国家の中での特別の権利を、あるいは個々の人権を、どの程度まで認めてやれば満足するのだろうか」に尽きるのかなぁ?教えてえらいひと(笑)

 ヨーロッパと一口に言っても一枚岩ではないし、人によってはヨーロッパの概念も範囲も違うんだろーなぁとゆー現実でしょか?それでもEUはある訳で(笑)個人的には本書を中学生の世界史の副読本辺りに薦めるなぁ~下手な教科書よりよっぽど分かり易いと思いまする。まぁアメリカ視点ではあるけれど(笑)アリスの意見も気になるとこだけど、これまた個人的にはウルフ先生の感想を聞いてみたいなぁ?イギリス的な目線ではどー映るのだろぉ?

 目次参照  目次

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