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2011年2月 6日 (日)

よぉろっぱって何だ(笑)

ヨーロッパ 上  フローラ・ルイス  河出書房新社

 サブタイトルが統合への道でして、本書はヨーロッパの今というか、現代史に近いのかなぁ?本的にハードカバー二段組みで450頁以上ある大作なんですが、上巻にイギリス、アイルランド、フランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイスの項がある訳で、各国駆け足にならざるをえません…まぁでも軽くヨーロッパを概観したいならこちらの本はお薦めかもしれない…下手な教科書より分かり易いし、何より平易で今の話に直結してるとこが宜しかなぁ?ローマの昔から延々歴史を学んでいくと途中で息切れしそーになるけど、本書は本当に今どーなってんの?みたいな実践向きなんですよ(笑)まぁ難があるとしたら著者が米人なので、視点がアメリカ的なとこかなぁ?例えば「もうヨーロッパは、世界の主人ではなくなった。だが、魅力的で想像力に富み、まばゆく、そして心を和ませてくれる、なくてはならない愛人である」とかね、どーよっていうどや顔視点なんですよ…

 取り合えず、ヨーロッパとは何か?の取っ掛かりの一つにはなるかと(笑)ちなみにヨーロッパ大陸とは全世界の大陸の中では小さい方から数えて二番目なんだそー…国家という概念を示してみせたのもヨーロッパという事になるらしい、それは社会をまとめるのに役立ったけど反面戦争もおきやすくなったと…また富を蓄積するために植民地主義に走ったし…でもでも進歩とか人とは何かとか義務とか尊厳といった観念を発展させたとか、技術革新も進めたとか、まぁどの面を見るかによってヨーロッパもいろいろあるなぁと…

 アリス的にヨーロッパ、うーん、国名シリーズでいくならスウェーデンにイギリスにスイスか?ロシアも入るのかなぁ?ロシアに関しては物というか人によってヨーロッパだったり、アジアだったりするんで…まぁそれを言うとイギリスとヨーロッパの関係にも繋がるのかもしれないけど?フランスはイギリスのヨーロッパクラブ入りに反対していたそーで、その理由がイギリスがアメリカのトロイの木馬であると思っていたかもだとか…ド・ゴール、本気でイギリス嫌いだったのか?亡命していたのに…まぁロンドンの考え方は少しではあれ他国に比べればアメリカに影響力を持っていたそーで、しかも「お飾り的なものとはいえ核保有国の地位」にあると…ちなみに自国で核開発しないで核保有国になったのはイギリスだけだそーな…ちなみにちなみに「ド・ゴールはとくに、このことを根にもったのである」だそな…英仏の関係もまたパネェ…

 日本人的には英語のあり方がひっかかるかなぁ?バーナード・ショーによると「アクセントとこそ語彙こそ、上流階級が下の階級を低い状態にとどめておくために築き上げた最大の障壁だと指摘した」だそーでして、やたら発音の違いを指摘する人って、どーよ(笑)後はイギリス的にらし過ぎるのかとゆーのが奇人変人に寛容な国民性でしょーか?ええ、奇人変人がいるって事は例外であり、例外があるって事はルールの存在を証明しているそーで、つまりイギリスはルールに則ったまっとーな社会であるとゆー事らしい…イギリス人って…で、そんなイギリス人を傍から見ると「どんな外国人も、イギリス人の仕事ののんびりしたペースには驚きを禁じえない」そーな…取り合えず専門家がやってくるのをじっと待つんだそー…他の仕事にまで手を出す必要なしとゆー事か?イギリスって…でも英人ってお酒好きな見えるけどアルコール消費量はフランスの半分なんだとか、でもでも一人当たりのキャンディとチョコレートの消費量は世界一なんだとか…甘い物好きだったんですねぇ?

 さて、スウェーデンの方はどーかとゆーと、「スカンジナヴィア諸国は、国際政治のとげとげしい本題では脇役でしかないし、美術でも音楽でも、支配的影響をもつようなものはほとんど生み出さなかった」そな…また「スカンジナヴィア諸国の間には、互いに愛情と羨望の入り混じった感情がある」そーで…「スウェーデン人はノルウェー人をうどの大木だとおもっている」で「スウェーデンの女性はデンマーク人のことを、やや気粉れで、軽薄で、心から頼りにするには物足りないと思っている」で「彼ら(スウェーデン人)はフィンランド人をやや見下している。文明の程度が低く、アジア系の先祖の面影を残していて、頑強で、不平を言わない異人種だと思っているのだ」そな、で「(デンマーク人は)スウェーデンの社会の安定そのものが、また何事にもよらず生真面目でまったく気まぐれなところがないことが、どうしてもなじめないのだ」だとか…北欧って…でもって「憂鬱そうなデンマーク人と言ったのはシェイクスピアだが、いつも悲しそうな顔をしているのがスウェーデン人で、かの才気煥発な映画監督イングマール・ベルイマンの好んで描くところだ」辺りがヴェロニカさんと重なるところかなぁ?

 で、スイスなんですけどスイス人って同国人であっても「違う谷間の人間は外国人だ」そーな…パスポートにも父親の出身の村が身分証明のもとになっていて記載されているとか…ちなみにバイロンによると「世界で最もロマンティックな地域である。呪われた利己的で意地汚い国」だとか…ちなみに国際赤十字も「実際に苦しんでいるものを直接迎え入れるよりは現場で人道的奉仕を行うことによって、スイスの中立にも道徳的な側面のあることを強調しようとしたのだ」そな…で、「所詮スイスは、人がもめ事から逃れるために行く国であり、もめ事を見つけに行くところではないのだ」…スイスって…

 さて、ヨーロッパなのでヨーロッパの事がメインですけどその中にもチラっと日本も出てます。一つはスイスの時計産業のところ…クォーツ時計の市場はほぼ日本らしい…でもっても一つはオランダのところで長崎の話ではなくてベルンハルト殿下とロッキードの話…「捜査の結果、ロッキード社はイタリアの大統領と日本の首相にも賄賂を贈っていたことがわかり、アメリカでは海外のアメリカ企業の腐敗商慣行を規制する法律ができたのだった」あれって日本だけじゃなくて全世界的にやってたんですねぇ…さすがアメリカ…

 その他の国もはーへーほーな情報満載なんですが紙面(?)の都合でここまで(笑)詳細は本書を読めですね~

 目次参照  目次

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