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2011年2月10日 (木)

おれのあとにみちはできる?

新幹線 安全神話はこうしてつくられた  斎藤雅男  日刊工業新聞社

 何の本かというと東海道新幹線の開業当時から3,4年にかけてのバグつぶしの道かなぁ?当たり前ですが、前例がないという事は現場試行錯誤な訳でして、何か問題が起きる度にそりゃーもー大騒ぎさの世界(笑)ハード的にもソフト的にも大混乱…カオスでんなの世界か(笑)いえ、笑い事ではないんですけど、何とゆーか狂騒曲のノリかなぁ?実際、現場は徹夜徹夜徹夜みたいだったらしいし、ハードはどこまでの耐久性かは実際使ってみてナンボなとこあるし、ソフト的には職員なんかも当時は国鉄ですから縦割り行政真っ只中で何か事故が起きても誰の縄張りかがまず問題になるし、情報が横に流れないとゆー…全てが手探りってゆー事なので何か本書鬼気迫るものがあります…

 安全神話とありますが、一般人になくとも作業員の方には亡くなっていらっしゃる方もいらっしゃって、もー何か起きたら覚えるなの世界なのが凄い…人間の記憶力をあてにしていないとか、緊急状態で普通に覚えているとか、全く信用していないので、とにかくいざとなったら緊急チェックリストを順に行ってペケつけていけみたいなノリ…何も問題ない時は全部機械任せで動くけど、ひとたび人力になったらそれを動かし続けるって物凄い事になる模様…今となっては日本の標語みたいですが、改善改善改善の嵐でございます~

 技術的なとこも出てくるし、事故の羅列みたいなとこもあるんですが、とにかく迫力が違うので新幹線にちょっとでも興味のある人がいたら必読の書ではなかろーか?いやもーね、命がけってこーゆーのを言うんだよの世界っすよ、おぞーさん(誰?)

 アリス的に新幹線…海奈良か?うーむ…ただ、本書はもー某プロジェクトXなんて一回とは言わない、1クールどころか1年続けてもまだ続けられそーな位ネタの宝庫です(笑)一件一件の記述は本書では手短にまとまっているんですが、これ一つだけでもオレの話を聞けと赤提灯でくだを巻いて終電逃して朝まで語っていられそーな位…まぁ現場では一日一件とかゆー軽い話ではなくて、同時多発テロではないけど問題は日々続いていたり複合していたり錯綜していたりで単発ではないだろーから、パニックになり易い人にはこの手の職場って厳しいだろーなぁ…著者も当時8kg体重落としてドクターストップ並の中突っ走っている訳ですから…

 こーゆードラマ(現場?)ってアリスが好きそーだけど、トップが准教授みたいな人だったら凄い事になりそーでアレだなぁ…むしろ、朝井さんみたいな豪快な方が向いているかもしれない(笑)さて、本書は最後の方に世界に講演しに行っている話がチラッと出てくるのですが、まぁフランス、ドイツ、イタリアはともかく、チェコソロバキア(当時)の話は何だかなぁ…チェコって工業国だったんですねぇ…それが東側(当時)に組み込まれて西側の技術革新に物凄く渇望している雰囲気が何とも…技術的な事もさる事ながら、純国産、純日本人で切り開いた新幹線、ひいては日本って…文化というか日本とはとゆー普通の話もでていたみたいですが、改めて日本の常識は世界の非常識ってこの頃からあったんだなぁと(笑)

 最後に本書のラストページが東海道新幹線のプレートの写真で終わっているのですが、そのプレートには、この鉄道は日本国民の叡智と努力によって完成されたと明記されているんですよ…ある意味日本人にとっての世界遺産かもなぁ(笑)

 目次参照  目次-鉄道

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