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2011年2月16日 (水)

無用な法律は、必要な法律をダメにする…

なんだこりゃフランス人  テッド・スタンガー  新宿書房

 サブタイトルが在仏アメリカ人が見た、不思議の国フ・ラ・ン・スなんですが、著者は元ニューズウィークのパリ支局長…在仏10年を越すキャリアの持ち主…まさにパリのアメリカ人なんですけど(笑)そのアメリカ人の書いたフランス評を日本人が読む…21世紀の読書はこーじゃなくちゃ(笑)ちなみに本書はフランスでベストセラーになったそーですが、内容はフランス人万歳というよりかなりスパイシーな出来のよな?パリのエスプリですか?いえ、書いているのは米人ですけど(笑)

 ちなみに米人と仏人の関係は「愛し合うがゆえに傷つけ合う仲」だとか…で、「仏米関係は、創造的誤解の上に、意見の親愛なる対立の上に成り立っている」(@ロバート・ダーントン教授/プリンストン大)そーな…ちなみにフランスはヨーロッパの中では一番アメリカ的生き方を嫌う国なんだそー…まぁ仏人の米人感も厳しい(笑)米人的視点からすると共産党の支持が落ちると株価も暴落するってどゆ事とゆー話になるけど(笑)でもって年中二国は対立していると、してその理由は「両国とも傲慢すぎるからだ」って身も蓋もないよーな(笑)

 フランスのアンチ・アメリカ主義は歴史的に根深いものだそな…で今は「運命の皮肉か、フランスにおいてアメリカ人はしばしば、イスラム教徒と同じ立場に置かされる」と仏人もアレだけど、米人も「一般的なアメリカ人は、イラク戦争などといった有事の際に同盟国フランスが果たすべき役割は、ひとつしかないものと思っている。すなわち我々アメリカを支持するか、さもなくば黙っているかだ」…何かもーどっちもどっちか(笑)

 アリス的にフランス…アメリカ…アメリカの方はニューヨークで鮫山警部補がステーキ食べたって言ってたよな?食べ物に対するコメントに容赦ないとこがやはり鮫やんも大阪人とゆー事なのか(笑)さて、本書もフランス料理についての章があるけど米人からすると仏料理は確かにおいしいけど家庭でやるには手間暇かかりすぎるみたいです(笑)料理に時間かけるなら他の事に時間かけたい、もしくは自分でではなくて買った方が早いじゃない?と(笑)なのにかのマックの仏における営業は「ドイツ人やイギリス人、イタリア人以上に、ドナルドの儲けに貢献しているのだ」そー(笑)でもって米人からすると今食べているものについて食卓で話す事はタブー的な感じらしい…食は文化の仏人からしたら米人って…分かり合うってむつかし(笑)

 さて、本書的に日本がチラリと出てくるのは主に二箇所、一つは仏からの対米感に対してのとこで「ドイツや日本の犯した罪を許せるのなら、いつまでもフランスに感謝の念を表せさせ続けるのもやめようではないか」のとこと、も一つはグローバリゼーションのとこで仏人の望むグローバリゼーションは一方通行でしかないとして例として車産業が出てくるとこですか「外国ではフランスの巨大企業はためらいもなく、いわゆるアメリカ流のやり方を採用する」と、一方「フランス政府はリストラによる解雇を極力避けるように企業に求めているが、それはフランス人に限った話なのである」ととと、何故ならば「自動車会社のルノーは、カルロス・ゴーンという猛犬を日本へ送り込み、わずか二ヶ月足らずのうちに、この国営企業が傘下に収めた日産の2万1000人にのぼる有能で忠実な社員の首を切らせている」とゆー事は「グローバル化の実行者たるフランス人のおかげで、日本モデルの美点であった終身雇用制度は破られてしまったのだ。それもこれも、フランス政府が干渉することができるパリでなされた決定のせいなのである」とな、ははははは…ちなみに同じ頃、パリではマークス・アンド・スペンサー(英のデパート)のパリ支店が閉店になり仏人従業員が1500人解雇されたそーでこの大騒動の余波は一年以上続いたそーな(ちなみに「経営者はギロチンに送られそうな勢いだった」とか)

 とゆー訳で、人員削減に関しては国内には厳しく、特にそれが外国企業によるフランス人の解雇となれば「フランスの名誉を傷つけた侮辱と取られる。ヴァランシエンヌにあるトヨタの工場がちょっとでもリストラをしなければならなくなったとしたら、家族を祖国に帰してからにした方が良いであろう」とゆー素晴らしい忠告付き(笑)まぁどこの世界もダブルスタンダードとゆー事でしょか?

 その他、素晴らしいフランス評がいぱーい出てきます…ついでに米人発言も炸裂です…例えば「ここでは、ブスでもどこか魅力的なんだな」(シカゴ在住の米人弁護士の来仏でのお言葉)とか、「真の男は、キッシュなど食わん」が米人男性の合言葉とか…ここはもー笑うしかないのか、はははははは…

 目次参照  目次

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