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2011年3月

2011年3月31日 (木)

あくがるる心、空になる心、うかれ出づる心…

白洲正子と楽しむ旅  白洲正子 光野桃 青柳恵介 山崎省三  新潮社

 これは何とゆーか一つのファンブックなのかなぁ?過去の著作から所縁の地を巡る旅みたいなノリのよな…なので、知っている人は多分二度楽しい旅(ガイド?)本かもしれないし、巡礼本なのかもしれないなぁ?日本的なあまりにも日本的な情景が次ぎから次へと出てきて、東京の高層ビル群の対極にある日本が出てきます、うん、今ふたたびの日本です(笑)

 時間が止まっている古さではなくて、ある種の普遍さでしょーか?国やぶれて山河あり、城はるにして草木深しを地で言っている雰囲気満載…相当腹くくって踏み入れないと、迷子にもならないディープさのよな…

 さて、メインのというときっと白洲女史は否定しそーだが、女史の取材に対するコメントが凄い「毎月のように取材に出るが、肝心の目的よりわき道へそれる方がおもしろくて、いつも編集者さんに迷惑をかける。が、お能に橋掛り、歌舞伎にも花道があるように、とかく人生は結果より、そこへ行きつくまでの道中の方に魅力があるようだ」とあって、まことに含蓄深いお話のよななな(笑)回り道も王道かもしませんって、どーよ(笑)

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2011年3月29日 (火)

なきたくなるほどうつくしい?

月と日本建築  宮元健次  光文社

 サブタイトルが桂離宮から月を観るなんですが、桂離宮がメインかとゆーとどーもそーではないよーな?えーと、本書は多分建物に関した本なんだと思うのですけど、月にこだわった建築という事で桂離宮と指月城(と言うより伏見辺りの建築群か?)と銀閣寺がメインでしょーか?ついでに月という事で敗者の美学みたいなノリに終始しているよーな?なので月の説明というか、時代というか、空気を一番に表現しているのか和歌(俳句?)などの詩歌が煩雑に出てくる訳ですね…月を読むという訳です(笑)

 で、桂離宮から始まって時代が戻っていく感じ?桂離宮は八条宮家だし、伏見の城は豊臣秀吉だし、銀閣寺は足利義政…どちらも国破れて山河ありではないけど、本人が亡くなった後にも城は残ったとゆー事か?秀吉のは後に江戸幕府により解体されているけれど…

 歴史的な話ありーの、建築した人の思惑ありーのなどなど深読みが幾らでもできそーな話なので詳細は本書を見よかなぁ?取り合えず、月待ちは日本独特の風習だそーですので、月見る為に建物があってもいーじゃない、と(笑)

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2011年3月28日 (月)

知る人ぞなし?

地図を作った人びと  ジョン・ノーブル・ウィルフォード  河出書房新社

 サブタイトルが古代から観測衛星最前線にいたる地図製作の歴史なんてすが、もータイトル通り地図の本というか測量史の本ですね…多分、世界史というより地球史と言った方が正しいと思われるんですけど、最後の章までいくと月を通り越して火星の地図にまで言及しているので、もー惑星あるところ地図ありの世界か(笑)人は測らずにいられない生き物みたいです(笑)で、紀元前の話から火星までですから壮大なスケールで本の厚さも半端ねぇ…ハードカバーで600頁以上というのは…地図だけでここまで書けるのかとゆー勢いか(笑)

 そんな訳で世界規模の話なはずですが、著者が米人なのでやはり欧米中心で気がつけばアメリカの話になっているよーな(笑)月の地図にしても多分ロシア(ソ連)のソレもあるはずなんですけど、天体観測編は特に現代編はアメリカぁーっな世界です…まぁ地図作製は規模が大きくなれば個人事業というより国家事業の様相を呈していくのは世のならいなんでしょーけど、それに伴い「官僚機構の内部抗争、予算上の束縛、軍事機密の保持、遅滞、延期」が絡んでくるし、そもそも「地図というものはすべて、何らかの搾取の前触れなのである」(@スティーヴン・ホール)に帰結すると…何かもー身も蓋もないよーな(笑)

 まぁ下手な地理史よりドラマっす…とゆー事で中高の教科書読むより身の為になりそーだけど、この量が歴史の厚みか(笑)えーと、豆知識も満載で地球は完全な球ではなく、どっちかとゆーと洋ナシ型なんだそー…北極が出っ張っているそな?後、画像データを多スペクトル感応性スキャナーを通して写しコンピュータに取り込んで地図処理すると、地面に何が生えているか分かるとな(米とか麦とか)でもってその穀物に伝染病の兆候があるかまで分かると…何故って「あらゆる種類の植物は決まった組み合わせの光の波長を反射するから、それぞれ見分けがつくのである」うわぁー…

 ルネサンス前までは地図なんて地中海の船乗りしか利用する人のない代物だったそーだけど、今じゃグーグルアースの世界だしなぁ?天体的に行くならハヤブサの世界か(笑)今後も未知の世界をマッピングしていくんでしょねぇ、人類は(笑)

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2011年3月25日 (金)

夢を見ることはアマチュアのすることであり、プロは現実を見る…

なぜ、オシム語は人を惹きつけるのか?  中島孝志  廣済堂出版

 何の本かというと、ビジネス書かなぁ?それも中高年向きといおーか?サッカーより野球なタイプのおじさんが、最近(?)流行りの(よく耳にする?)オシム(オシム語?)って何だみたいなノリかなぁ?松下幸之助が金科玉条タイプの世代用というか(笑)

 前半はオシムの発言がちりばめられている感じですが、後半になるにつけオシムより松下幸之助にいっている気が(笑)結局、その一言が仕事にどれだけ使えるかとゆーノリに近いよな?まぁそこまで露骨にアレではないですけど、言葉一つで自分も世界も変わるから頑張ろうみたいなノリ?

 でオシム語ってなんだというと、元サッカー日本代表監督のインタビューを中心にした金言集でしょーかねぇ?本書的には「さすがに名うてのインタビュアー泣かせらしく、取材した記者がほんとうに泣かされたというほど、理屈っぽく、時に皮肉屋で、時に難解で、人を煙に巻いてしまうことも少なくない。私に言わせれば、良薬口に苦し。わからなげれば毒になるし、わかる人間には薬になる。オシム語は、聞く人を選ぶのだ」に尽きるよな?わっかるかな?わかんねぇーだろぉーなぁ?ってか(笑)

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2011年3月23日 (水)

現代のアポリア?

身体のダイアローグ 佐藤学対談集  佐藤学  太郎次郎社

 何の本かというと対談本なんですが、著者が教育学者なだけあって、お話は教育とか子供とか親とか地域社会とかに比重がぐっといってる感じかなぁ?うーん…今ほど教育の行き詰っている時(所/?)はないとゆー話みたいですが、とするとこの国で教育の行き詰っていなかった頃って何時だ?とふと思ってしまったり(笑)何かいつでも行き詰っている気が勝手にしていたので(笑)

 まずは絶対的他者がいなくなった話から始まって、リンカーンのゲティスバークの演説までに及んでいたりして、ちなみにリンカーンは「民主主義は死者の遺志だ」とおっしゃてるそーな…南北戦争で60万人が死亡している訳で抽象ではなくて実在なんですねぇ…でもって9.11のテロを見てのメキシコの知識人の当時の反応は「アメリカはまた負けるね」だったとか…WW2以降アメリカは一度も勝っていないとゆー認識があると…うーん、テロはよくないという前提にあって、それしか方法がなくなっている事態の方が深刻だと中沢氏は言ってたり…

 言葉にたいしては「自分のいうことをちゃんと受けとめて聞いてくれる人がいたらすごくしあわせなことだけど、なかなかそうはならない」でメールや携帯での会話でその心の渇望が癒されるとは思えないけど、その程度の言葉の交換すらないから喋り続けないと不安になると。で「ケータイがなかったら死んじゃう」にいきつく深刻さとか…うーん口調は軽いんですけど根深い話が並んでおりまする…

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2011年3月22日 (火)

たらいらっはののーののー(笑)

モテたい脳、モテない脳  澤口俊之 阿川佐和子  KKベストセラーズ

 何の本とゆーと対談本ですね。脳科学者との脳についてのお話でしょーか?で、まぁタイトル通りというか、男女差について言及しているシーンが多いかなぁ?トーシロにもとっつき易くなんでしょーけど、初っ端の前書きからして「やっぱりオトコにとってオンナは若けりゃ若いほどいいんですよ。女性のフェロモンのピークは20代前半ですから」と始まるところ、生物学的には正しくても、これ日常で口にしたらセクハラ発言になるのではないかの嵐(笑)現実ってむごいのか、身も蓋もないのか、まっ何があっても本当のことでしょと笑って流せる方に本書をお薦めします(笑)

 まぁ脳の大きさ辺りからそろりと足を踏み入れると、単純に大きいならマッコウクジラになるそーだけど、体重比からするとやはりヒトになるそーな…でもってモンゴロイドの比重が一番大きいみたいです。で、背が高い程脳が大きいとな、男女差でいくと男性の方の脳が大きいけど、体重比で比較すると女性の脳の方が大きいとなるそな…大きさ(重さ)で見るか、比で見るかそれが問題だってか(笑)

 ボケの初期症状は物覚えの悪さと、顔と名前が一致しないことだとか、女性の方がボケにくいとか、日本人は98%が心配遺伝子持っているとか、でもセロトニンニンの受容体のとこでSS型が多いからうつ病にはなりにくいとか、魚を食べているとうつ病少ないとか(カナダとかNZはうつ病多いそな…)何とゆーか、豆知識満載~

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2011年3月20日 (日)

旅は宿から(笑)

こころを癒す自然の宿  シンラ編集部編  新潮社

 旅ときたら宿で、宿ときたら温泉なイメージを勝手に持っているんですが、こちらのお宿は何とゆーか、街中の宿泊所の対極にある感じかなぁ?北は北海道から南は沖縄まで約40軒程掲載されています。大きいというよりは広いとゆーか、小さいというよりはかわいいとゆーか、まぁ家族経営のところがチラホラ…だから規模はむしろ小さめなのかなぁとゆー、だけどリピーター多しみたいなノリみたいです。

 どの宿も美しかぁーと、写真が奇麗なのもあるんでしょーけど、自然とタイトルで謳っているよーに回りの景色と一体となっているところが素晴らしかぁー!海あり山あり谷あり川ありなんですけど、個人的に山間の、または高原の鄙びた温泉宿に惹かれてしまう傾向ありで…こー緑の多いとこに自然と目がいってしまう…辰巳屋山荘里の湯(福島県土湯温泉)なんかは林の中にあるのぉーとゆーノリだし、大丸あすなろ荘(福島県二岐温泉)は山の中の岩風呂って感じだし、草木染めの宿茄子の花(静岡県伊豆高原温泉)は大室山の裾野にあるし、茶屋宿花吹雪(静岡県伊豆高原温泉)は森の中みたいだし、萱の家(群馬県武尊温泉)はその名の通り萱葺きのお宿ぉ、はず木(愛知県湯谷温泉)は山並みの緑が飛び込んでくるし、オーベルジュ土佐山(高知県土佐)はもー山の中そのものなのに建物が超モダン(でも木製なので違和感ない/笑)とか、オーベルジュ櫟屋(大分県湯布院町)は湯布院温泉の更に奥という事でこれまた林の隣ぃ、山荘天水(大分県天瀬町)は山あり川あり森あり林ありの世界(笑)、翡翠之庄(大分県長湯温泉)は地理的には山の中なんだろぉけど景色は高原の木立の中みたいだし、いこい旅館(熊本県黒川温泉)は山の中なんだろぉけど普通に温泉宿っぽいよなぁとか、妙見石原荘(鹿児島県妙見温泉)は川べりの温泉がもー野趣そのものに見えるぅ…こーして見ると日本のお宿、ついでに温泉、あるよねぇ~の世界か(笑)詳細は本書で(笑)

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2011年3月17日 (木)

げるまんだましい?

モノが語るドイツ精神  浜本隆志  新潮社

 うーん、タイトルが全てを語っているよーな?物づくり日本と言われて久しいですけど、元祖マイスターって言ったらやはりここはドイツっしょ(笑)本書は、ドイツのモノとゆーか、有形無形にあるものをメインにしてドイツとはと語っている感じかなぁ?例えばサッカーのドイツ的なチームワークだ的戦い方のルーツは騎乗槍試合にあるんじゃね?とゆーとこから本書は始まります。ユニフォームについてるワッペンだって元は紋章だし、指輪といえばニーベルングの指輪だろーし、マイセン磁器の制作やアウグスト強王のコレクション(日本宮殿)、ちなみに有田焼き(古伊万里)がヨーロッパにいったのって中国で明から清へと大政変で陶磁器ないやんけに日本にあったーとゆー東インド会社(蘭)の商売商売だったらしい(笑)まぁもっと凄い話はプロイセンのフリードリヒ一世のシャルロッテンブルク宮殿にあった中国陶磁器のコレクションが欲しかったアウグスト強王は、自国の竜騎兵600人と陶磁器127点と取り替えったと…、ちなみにこれでプロイセン軍事大国の道を進むそーな…

 さて、ルターの宗教改革は贖宥状への疑問から端を発しているけれど、では何ゆえに贖宥状(免罪符)といえば、カトリック(バチカン)側から見るとよーするにヨーロッパ銀行資本とバチカンの密月関係に行き着くよな…ローマ教皇レオ十世はメディチ家出身、贖宥状の販売元はマインツ大司教のアルブレヒトでこちらはフッガー家から多額の借金をしていた…そして贖宥状は売られると…精神的腐敗とか、聖書に戻れとかゆー前にこの金権体制なんとかしろよが根底にあったらしい…はぁ、金に絡む話は昔も今も変わりなしっすか(笑)「金銭は悪魔の言葉である。神が真の言葉により世界の万物を創造するように、悪魔はこの言葉により世界の万物を創造する」(ルター/「ルターのテーフルトーク」)と弾劾する訳で、この後ドイツはプロテスタントと資本主義とゆーヴェーバーが指摘した道を進んだ訳ですが、これが米に行くと利益追求の資本主義に行き着きピューリタン的には矛盾してね?になるそーな…まっそんな事ないよと開き直る為にプラグマティズムが生まれたとか…

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2011年3月16日 (水)

勝負の半分以上はグランドに立つまでに決まる…

ワールドカップの世界史  千田善  みすず書房

 サッカーの本なんです。で終わったら駄目なんだろーなぁ?本書は第一回ウルグアイ大会(1930)から第17回大会の日韓(2002)まであるんですけど、これは一つの20世紀史かなぁ?たかがサッカーの大会なんですけど、時代に翻弄されっぱなしとゆーか、むしろ時代の申し子とゆーか、権力と金なのか?それとも大衆を甘くみてはいかんぜよ?なのか(笑)当時はシリアスなお話だったのでしょーけど、こーしてエピソードを並べてみると悲喜劇そのもの、むしろ狂想曲かのノリ(笑)非常にフラットな文章なので、サッカーにあまり興味のない方でも簡単に読み下せそうな感じです~

 サッカーの起源というか母国はイギリスとゆーのが定番ですけど、FIFAによると世界最古のサッカーとしているのが春秋戦国時代(BC4-3世紀)の斉の蹴鞠だとか…これがローマ帝国に伝来してとゆー話だとゆー説もあるそーだけど…眉唾かもなぁとかとか(笑)日本最古は大化の改新での靴話でしょーか(笑)そんなサッカー豆知識からW杯へと進んだりして…ちなみに発案者はオランダ人(ヒルシュマン@オランダサッカー連盟会長)だとか…ジュール・リメじゃなかったのね(笑)

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2011年3月14日 (月)

高速鉄道という東と西?

図解TGVvs新幹線  佐藤芳彦  講談社

 図解とあるよーに図が多いよーな気がする~ある種工学系の本だと思うけど、ちゃんとパンピー向きです(笑)タイトルにVSとあるけど?戦いというよりは比較検討している感じかなぁ?同じ高速鉄道なんだから、ど?みたいな(笑)例えば座席数にしても、TGVが750席に対して新幹線は1500席だそーで、ニーズの違いとはいえ、新幹線(この場合東海道?)は輸送力をまず考慮して成り立っているのだなぁと(笑)かくして、国際規格として飛行機や自動車と違って成立しにくいとか…いずこの鉄道も皆それぞれにの世界らしい(笑)

 初っ端は実際に乗車する動線を描いてみたんだと思うけど、駅に行って乗ってみるみたいな話で、TGVと新幹線では大分違う事が物凄くよく分かる(笑)ちなみに欧州では、号車番号がそのままとゆーのではないらしい…ええ、例えば11号車なら11番目にあるとは限らないとゆー…そんなのアリですか?と日本人なら思うけど?直前までどのホームに入線するかも分からないも都市伝説ではなかったのか(笑)

 エピソード的にヘェーと思わされたのは日本人留学生がスパイと疑われて、和解したのが40年後とか…EU規格化とか、フランスが鉄道に関して主導権を取ろうとしている気まんまんな気がするのは気のせい(笑)世界市場的には「ドイツのICEはスペインと中国に輸出されたが、そのほかの実績はない」で、「TGVそのものが輸出されたのはスペインと韓国のみであり、米国は米国基準に合わせてポンバル社と共同でボギー車を開発しているので、TGVではない」でで、「中国は車体幅3.2mの電車を要求されたため、旧フィアット社が開発したペンドリーノをベースとした電車を納入している」だそー…確か中国には東日本が納入していたよーな記憶が?アレ?…車両については仏独の車両メーカーが共同開発する予定があったけどご破算になったそな…ユーロの道って…

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2011年3月11日 (金)

日本には温泉がある(笑)

温泉主義  横尾忠則  新潮社

 タイトルがタイトルなので温泉本かと思うんですが、温泉、この場合の温泉は普通の温泉本の温泉とは違うよな?何がとゆーと、著者が全国各地の温泉場を訪ねる(そして絵を描く)がメインな話なんですけど、本書には温泉ガイドに必ずある効能書き一切なし、正しい道順とか住所の併記もなし、旅館ホテル、名所などの表記もないに等しいよーな…ただ全くないとは言いません、こちら著者自身の旅行記というか、エッセイなのでところどころで思い出したよーに、新幹線で乗り換えたとか、肩こりに効くとか、どこに泊まったとか、どこそこを見たとかあるんですけど、細かい描写とか歴史とかは出てこないです(笑)むしろ、著者の温泉行脚はぜんざいとソフトクリームと郵便局とY字路が出張っているよーな(笑)

 取り合えず、企画編集担当の編集者M氏と奥さんとの一泊二日の温泉巡り、時々他の方も参加するけど(瀬戸内寂聴さんとか/笑)、基本温泉インスピレーションの旅かなぁ?ある意味日本の男性の旅の典型のよーな気がしないでもないし…旅に出て妻と話すより他人とずっと話していると…結局夫婦って会話がなくなっていくものなのかなぁ?何とゆーか趣味に走っているのではいない限り旅先の観光名所で楽しそうにしているおじさんって見た事ないよーな?これまた気のせい?

 さて、そんな事はともかく著者は約24ヶ所の温泉地を巡る訳ですが、これまた写真が少ない上に小さい、ついでにいかにもパンフ的な写真はないよな?で代わりと言っては何だけど、その温泉にインスパイアされた著者の作品(絵画)が掲載されています。とゆー訳で著者のファンの方には必見の温泉、絵、本かなぁ(笑)

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2011年3月10日 (木)

ごーいーすと?

世界最強の商社  浜渦哲雄  日本経済評論社

 枕詞が、イギリス東インド会社のコーポレートカバナンスでして、本書はイギリスの東インド会社の興亡史みたいなもんでしょかねぇ?一応、パンピー向けらしいのですが、300年近い歴史を一冊でまとめるとなるとまさに粗筋…資料としては大変貴重な本になると思いますが、トーシロとしては教科書か新聞を読んでいるよーな感覚になれるとゆー…取り合えず、本書を読む前にイギリス史とインド史位は最低でも熟知していないと、本書を読み下すのは厳しいかもしんないの世界ですか?

 時は大航海時代とはいえ、何とゆーか、ポルトガル、スペイン、オランダ、そして後半にフランスと回り中が海の覇権を賭けてまさにえらいこっちゃとゆーか、何でもありとゆーか、本国の皮算用と現地の皮算用は違うよとゆーか、まぁ、人の欲望ってすざまじいのこの一言に帰着しちゃうのか(笑)

 ちなみに本書によると日本ではオランダの東インド会社の研究はそれなりにあるらしーんだけど、イギリスの東インド会社のは殆どないそーな…そーゆー意味で詰め込むだけ詰め込んだ感がないとも言えないんだけど、データ的にはありなんだろなぁ(笑)まぁ本当に興味のある人向きですけど…

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2011年3月 9日 (水)

欧州の島国?

スイス探訪  國松孝次  角川書店

 サブタイトルがしたたかなスイス人のしなやかな生き方とあって、著者は元スイス大使、更に元警察庁長官だった方なんですが、3年程大使を務めて帰国した後、こーしてスイスについてのエッセイを執筆したとゆー事らしい…取り合えず、今というか21世紀のスイスってこんな感じとゆーのが分かるかな?のノリかなぁ?良くも悪くも日本人はスイスというとハイジのイメージに毒されているよーで、初っ端はフィクションでいくならウィリアム・テルもあるよとゆー話から始まっています、ちなみに今時の若人は殆ど知らないとゆー嘆き節みたいですけど(笑)ちなみにこのテル物語がスイスの歴史と密着していて、シラーとかロッシーニとかリンゴじゃけんの前にスイス史としての対ハプスブルク家との長き戦いに思いを馳せないといけないらしいです…

 国に歴史ありでスイスもこれまた歴史がシビアとゆーか…スイスの傭兵は非常に有名ですし、今でもバチカンにいるし…街道的にイタリアとドイツを結ぶ中継点(ザンクト・ゴットハルト峠)だったりするし、政治的には直接民主制の国だったりするし、州民全員広場で立ったまま二時間半の州総会に出席で議題に参加すると、発言権はもちろんあるし採決はその場の挙手で決まると…まさに全員参加、議員なんてナンボのもんじゃいの世界なんてすねぇ、おすてきすぎます、スイスの皆様…

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2011年3月 8日 (火)

めもりある?

渋沢龍彦の古寺巡礼  渋沢龍彦・渋沢龍子 写真・矢野建彦  平凡社

 これは一種の回想録というか思い出語りなのかなぁ?写真がたくさんありますので、写真集としてみる事も可能な気がするし、渋沢龍彦の当時の作品からの引用もたくさんあるし、そーゆー意味ではファンブックみたいなノリもあるよーな?例えば古典は暗誦できないとなとゆー件でイギリス人ならシェイクスピアをドイツ人ならゲーテをとあったりする。でもって続けて「テレビのコマーシャルしか暗誦できないひとには、テレビのコマーシャルが古典なのである。演歌やフォークソングが古典だというひともいるかもしれない」とか…渋沢節炸裂です(笑)

 出てくるところは関西圏が多いよーな気がする…やはりなんのかんのといっても腐っても奈良、京都で日本の寺社文化はここを外してありえる訳がないんですよね…写真も奇麗で、中には古い写真もあるんだろーけど、ホント奇麗に再現されてます。この彩色の鮮やかさは編集の妙なんだろか?取り合えず渋沢作品を読んで、本書を携えて所縁の地を巡る、それもアリだと思いまする…

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2011年3月 7日 (月)

ふっとぼーるというせかい…

日本式サッカー革命  セバスチャン・モフェット  集英社

 ちょっと古い本になるのですが、イギリス人ジャーナリストによる日本のサッカー史かな?主にJリーグ前夜から日韓W杯までなんですけど…うーん、何とゆーかやはりここは全体的に英人らしいのかなぁ?イギリスでは代表のサポはマスコミ関係者を忌み嫌い憎んでいるそーで…初っ端の序文の(挨拶の)でだしがそー始まっている辺りから、はぁの世界ですが、何とゆーか、まぁ外から見た日本とはこーゆーものなのかとゆー一助にはなると思います。ご本人的には柏レイソルのサポなのか思いいれがあるみたいだけど…後はJリーグ黎明期がメインなので、本書は川淵三郎キャプテンファンの人に薦めるなぁ(笑)はーへーほーの嵐ですねぇ…

 英人だからか、Jリーグに縁のあった外国人関係者にも取材していると見えて、例えばリネカーとグランパスの件とか、サンフレッチェに所属していたドナルド・グッドマンとか、サンフレッチェの監督を務めたスチュワート・バクスターとか、エスパルスのヘッドコーチをしていたスティーヴ・ペリマンとかのコメントが出ていたりするんですよね…まぁどれもカルチャーショック的なある意味笑い話的なものなんだろーけど、日本人的目線で見ると共通しているのは郷に入りては郷に従えってホント日本的なあまりにも日本的な話だったんだなぁと気付かされるとゆーか(笑)それにしても、くそったれという意味でファッ○ングって単語は常用語だったのだろーか?契約交渉という公の場でも使われる単語だったとは知らなんだよ、ペリマン(笑)

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2011年3月 6日 (日)

虚心坦懐?

男女の怪  養老孟司 阿川佐和子  大和書房

 タイトルはだんじょと読むのではなくてオスメスと読むみたいです。人間ではなくてヒト、男性ではなくてオス、女性ではなくてメスだと。著者二人は超有名人なので説明の必要もないと思われますが、その二人による対談本です。収録場所は養老氏の別荘がある箱根、先生は一刻も早く昆虫採集に行きたいんだよぉーとゆー心の叫びが通奏低音のよーです(笑)いえ、本人はおっしゃっていませんが(笑)

 対談のメインテーマはどーもオスメスの世界みたいなのですが、話の内容は縦横無尽に進みます(笑)結局環境に縛られているんだよなのかなぁ?それが都市化であったり、社会であったり、世間であったりする訳だったりして…まぁテーマがテーマなので男女の仲は幻想で成り立っているみたいな話とか…幼少期は知力体力とも女子の方が上とか、男の子はほっておくとおとなしい子になって女の子は活発な子になるとか…出生率が下がるのは都市化の典型とか、男性中心社会は都市化に付随しているとか、キャリア女性にとって出産育児がタブーになっているとか…

 厳しい言い方に聞こえるかもしれないけど「結婚はある程度大人じゃないとうまくいかない」とあって例としてアメリカが出てきたりして(笑)何回となく離婚を繰返しているという事は経験値が上がっていないそーで…それにしても先生、アメリカ人に何かあるのか?病める時もの結婚の誓いに対しても「あの言葉は教会がはじまって以来変わっていない。アメリカ人は今でもその言葉を誓って結婚しているはずです。しかし、十年経ったら半分は別れてる。いかにアメリカ人が契約を守らない人たちかわかるでしょう」って…笑うとこなんでしょーか…

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2011年3月 5日 (土)

コナンドラム?

生物と無生物のあいだ  福岡伸一  講談社

 はて、何の本かというと著者の渡米先での思い出のよーな気もするけど、実際は、20世紀生物学の潮流というか、流れが実感できる本かなぁ?下手な生物学の教科書よりこちらを読んだ方がよっぽどDNA分かるよというか、分子生物学って(笑)取り合えず、文が上手い…少なくとも現場の科学者が書いた本としては、秀逸ではなかろーか?読み物としてちゃんと成り立っているよんとゆー(笑)いえ、科学書って事実の羅列が多くて…それならいっそ箇条書きにした方が話しは早いのではないかと思ってしまう…書いたご本人はエッセイとか物語というか、すっごいパンピー向けの読みやすさ目指しましたのノリが多いけど、全然違うからとゆー本多しの中でこれは凄い…とにかく一つの謎が次ぎの謎に続いていってヘェーと思わされているうちに読了してしまうノリ(笑)騙されたと思って読んでみてとお薦めしとこー(笑)

 話は著者がNYのロックフェラー大学の研究室にポスドクとして働き始めたところから始まるんですけど、そこから過去への旅が始まります(笑)野口英世の事はともかく(日本的にはともかく、米的(世界的?)には評価はかなり低いらしい…)、オズワルド・エイブリーもこちらで研究していた件は圧巻…DNAに最初に肉薄した男かも?とにかく性格も謙虚な方で定年退職の日まで研究に没頭する毎日だったらしい…まぁノーベル賞ものの研究だった訳だけど(笑)時代が追いついてなかったのねの世界か(笑)

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2011年3月 4日 (金)

とんでとんでとんでとんで?

雲の上から見た明治  横田順彌  学習書房

 サブタイトルがニッポン飛行機秘録でして、20世紀初頭の日本国内での飛行機家の話かなぁ?えーと、かのライト兄弟がキティホークで飛んだのが1903年の話なんですね…それから、一気にWWⅡではゼロ戦まで行く訳ですから、どれだけ凄い勢いで進んだかお分かりになると思われるんですが、まぁ本書は主に複葉機の世界かなぁ?取り合えず飛ぶというより浮くだけでもスゲェの世界(笑)飛行機開発者も出てきますが、軍部もまぁチラホラありますが、本書的には曲芸飛行の方々が多いかな?

 まずはライト兄弟が初飛行に成功して軍部に売り込んだ話は有名ですが(そして余り色よい返事ではなかったと…)日本でも二宮忠八が飛行機の設計図を長岡外史大佐(後の中将)に提出してけんもほろろに断られた辺り、軍も所詮お役所仕事とゆー事か(笑)

 えーと、豆知識的ですが、飛行機を飛行機と書くよーになったのは大正に入ってからみたいで、それまでは飛行機もあったけど飛行器もあったと…どーも飛ぶもの一まとめで飛行船なんかも飛行器と…気球も飛行器…うーん、言葉って(笑)ちなみに日本で始めてエンジン付きの飛行機が飛んだのが明治43年12月だそ~

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2011年3月 2日 (水)

春の弥生のこの佳き日~

雛まつり  福田東久  近代映画社

 何の本って雛まつりの本なんですが、著者が人形師だけあって雛人形がメインかなぁ?サブタイトルは親から子に伝える思いとあるのですけど、結局は子供の健やかな成長を祝うとゆーこどもの日(端午の節句)に通じるものが(笑)元はケガレを祓う為のものが年月と共にこーなっちゃいました、と(笑)

 それにしてもお雛様って飾る時に男雛と女雛の並べ方どっち?の世界なんだけど、一応向かって右が男雛、向かって左が女雛なんですね。この並びは陰陽道からきてるそーなんですが、でも現在の皇族は逆の並び(ヨーロッパ式?)になったそな…なので現在はどっちでもいーんだって(笑)

 雛まつりを桃の節句、上巳の節句というけど三月三日が桃の節句となったのは古事記や日本書紀の昔からとゆー事だとか…うん、イザナギが黄泉から逃げてきた時に投げたものも桃の実だし、桃の霊力は中国もあるし、で後に桃酒が白酒になったとな…

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2011年3月 1日 (火)

イタリアという国は誇らないが、イタリア人であることを誇る。

イタリア式極楽生活のすすめ  マンリオ・カデロ  廣済堂

 イタリアンプレスサービスの代表のイタリア案内本だと思うのですが、ちょっと古いのでお店情報なんかはもー使えないかもしれないけど、イタリアというエッセンスは変わらないよーな?全文、ああ、イタリア人の書いた(言い?)そーな話じゃけんの嵐でございます(笑)本書は、イタリア人から見た日本観と、イタリア社会と歴史、イタリア料理(ワインも)、イタリア観光が主な内容かなぁ?おまけ的に日本(東京)でのイタリアンレストランも紹介されています。

 まず何と言っても巻頭にある日本については今更な話ながら、日本人には耳に痛い話かも、今になってみるとそのツケが回っている事が良く分かる(笑)もー不況って何ですか?財政危機って何ですか?と言う位ずぅーっと続いている政治課題で感覚的に麻痺している日本人ですが、「今後の日本経済の方向性、生活について冷静に考えることは、別問題であるはずです」「また、事実、メディアのいうとおりなら、それを許している政権と役人に、すぐ辞めてもらうべきです」「騒ぎ立てて責任を取らないメディア」とかとか、ごもっともの嵐…特にメディアに対しては「行革が生ぬるいと、ご託宣されるのなら、その首相の足を引っ張り、方向性を誤らせている族議員は誰と誰で、どんなことをしているのかとか、どこの野党が本音では反対なのか、そしてどんなことをしたのかとか、首相の指示に抵抗し、主張を断念させた役人は誰で、どんな脅し、抵抗をしたのかぜひ知りたいと思いませんか」ときて、「日頃、こんなリポートがあれば、選挙のときも、もう少し投票に熱が入るはずです。肝心な報道をそっちのけにして、投票率が悪いとお説教されたのでは、たまりません。「偉そうなことをいって、何をしてるの?」と、いいたくもなります。違いますか?」…お説ご尤もでございます…

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