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2011年3月31日 (木)

あくがるる心、空になる心、うかれ出づる心…

白洲正子と楽しむ旅  白洲正子 光野桃 青柳恵介 山崎省三  新潮社

 これは何とゆーか一つのファンブックなのかなぁ?過去の著作から所縁の地を巡る旅みたいなノリのよな…なので、知っている人は多分二度楽しい旅(ガイド?)本かもしれないし、巡礼本なのかもしれないなぁ?日本的なあまりにも日本的な情景が次ぎから次へと出てきて、東京の高層ビル群の対極にある日本が出てきます、うん、今ふたたびの日本です(笑)

 時間が止まっている古さではなくて、ある種の普遍さでしょーか?国やぶれて山河あり、城はるにして草木深しを地で言っている雰囲気満載…相当腹くくって踏み入れないと、迷子にもならないディープさのよな…

 さて、メインのというときっと白洲女史は否定しそーだが、女史の取材に対するコメントが凄い「毎月のように取材に出るが、肝心の目的よりわき道へそれる方がおもしろくて、いつも編集者さんに迷惑をかける。が、お能に橋掛り、歌舞伎にも花道があるように、とかく人生は結果より、そこへ行きつくまでの道中の方に魅力があるようだ」とあって、まことに含蓄深いお話のよななな(笑)回り道も王道かもしませんって、どーよ(笑)

 アリス的にどこが被るのかとゆーと、本書の巡る旅路の先が何故か関西方面が多いんですよ…まずは高尾から栂尾へとあるんですが、高尾というと中央線の先にある高尾ではなくて京都の高尾…清滝川の流れの先みたいなんだが、写真を見るには山の彼方のそのまた向こうみたいな?明恵上人所縁の地らしいが、これを歩くとなると凄い事では?更に紀州の旅、こちらも明恵上人の生誕地を中心に山と海が凄いんですけど…何ゆーか昔の人は健脚だったんだなぁ…

 そして、隠れ里所縁の近江へと向かい、ピラミッドみたいな三上山を拝むと…隠れ里の取材地の中で、
 京都・桜の寺(常照皇寺/北桑田郡)、山国の火祭(峰定寺他/左京区)、西岩倉の金蔵寺(西京区)、田原の古道(禅定寺他/綴喜郡)
 大阪・滝の畑(河内長野市滝畑他)
 うーん、アリスなら行った事はあるんだろか?

 さて、本書的に一番おおっと思ったのは近江石巡りの項のとこ(笑)妙光寺山の巨石(野洲町)、稲荷山古墳の石櫃(高島町)、廃少菩提寺の石塔(甲西町)、関寺の牛塔(長安寺境内)、石塔寺の三重塔(桜川駅)、藤尾磨崖仏(寂光寺本堂)、狛坂廃寺の磨崖仏(栗東市)、富川の石仏(石山駅)、太郎坊宮の夫婦岩(太郎坊宮前駅)…ただの石なんですけど、味があるんですよ(笑)現地で現物拝んだらまた違うんだろなぁ…取り合えず、詳細は本書をドゾ~渋い写真が迫力です(笑)

 目次参照  目次-各地

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