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2011年4月27日 (水)

人はせいぜい地球の一部(笑)

対談集 妖怪大談義  京極夏彦  角川書店

 何の本かはタイトル通り、作家の対談を集めたものなんですが、お題にあるよーにモノ(コト?)は妖怪に終始します…なんとなく、妖怪というと民俗学かなぁの世界ですが、人によって範疇が違う(笑)その人のスタンスによって、妖怪…あるんだか、ないんだか、あるんだか…日本は明治以降近代化が進んで妖怪が絶滅したかに見えて、その実日本人は妖怪に無自覚なだけで当たり前すぎて意識していないんだとか…日常と妖怪…あるんだか、ないんだか、あるんだか(笑)

 江戸の黄表紙ものも200年も経った今でも面白いというか笑えるとゆーのは、元が物凄いとゆー事だと…「江戸時代というのは、長いし、差別も貧困も災害もあったし、厳然たる身分制度もあったわけで、理想とは程遠い、必ずしも幸福な時期ではなかったわけですが、それでもどたばた無意味に人が殺されたり、政権が次々変わったり、信じているものがバタバタ崩れていったりするようなことはなかった。それが300年も続いたわけで、その安心感が妖怪を生んだんだろうと思う」とあって、お約束が通用したし、遊ぶ余裕も出てきたと…ゆとりって言葉を使うと今だと別の意味になってしまいそーですけど、ゆとりと遊び心って表裏一体なのかもなぁ?で、それを楽しめたと…いと、をかし(笑)

 でもって、妖怪全般世界各国ありまっせの世界なのに、日本ほどキャラクター化が進んでいる国はないそーな…

 アリス的に妖怪…どこに接点が…えーと台湾なんかで妖怪関係の問題が起きたら呪術師の領分になって、憑き物が落ちない時は、マレーシアに行くよーにと言われるとか…マレー半島でダメならボルネオへだそーですが…マレー凄いとこだったんですね、大龍(笑)後は言葉的なとこで標準語というのは出来て100年足らずだから、小説書くのは大変だろなとか…だからアリスは関西弁なのか?日本語は世界に冠たる視覚言語だとか…現代小説はストーリーとテーマ性の比重があまりに重いとか…

 ミステリ的なとこで「推理小説とかミステリーなんかは、やがて行き詰るよ」とか、折口信夫はミステリーマニアだったとか、宮田昇もミステリ好きだったとか、探偵っていうのは実際には犯人よりたちが悪いとか、ミステリーのルーツを日本文学の場合は認めてもいいのでは?とかとか…結構出てきてるよな?ドイルもちょこっと出てきたり…

 准教授的なとことゆーと民俗学ではフィールドワーク減ってきているみたいです…研究(学界?)と現場の距離感ってどんなもんだろ?柳田の話なんかも出てきますが、ご本人は行ってるよーで行ってないみたいで(笑)典型的官僚タイプだったみたいなので、これはこれで民俗学も日本的なのかも…後は殺人とタブーの件が重なるかなぁ?「人を殺すことに対して過剰に幻想が膨らんでしまっているんじゃないか」…准教授ならどー答えるんでしょおとちょっと思ってしまったりりりり…

 対談者は、水木しげる、養老孟司、中沢新一、夢枕獏、アダム・カバット、宮部みゆき、山田野理夫、大塚英志、手塚眞、高田衛、保阪正康、唐沢なをき、小松和彦、西山克、荒俣宏

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