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2011年4月 9日 (土)

じゃぱねすく?じゃぱねすく(笑)

生の科学、死の哲学 養老孟司対談集  養老孟司  清流出版社

 程よくばらけた対談集になるんでしょーか?著者については今更なんですが、その対談相手のジャンルが見事にバラバラで話ている内容も全方位外交のノリか(笑)夢枕氏とは釣りの話となり「この魚が、こういうふうにチチっと揺れて釣れるのがいいんだ」ってそれはどーゆーの(笑)釣りは量ではなくて質みたいです、ただ釣るならカーボン性の竿の方がいいのに竹竿使うみたいな(笑)佐原氏とはもののけ姫の話が出てきて氏曰く「出てくるものが、これは奈良、今度は室町、次は弥生、これはだれの絵を元にして描いたとか」と作品鑑賞の前に職業意識から離れられないみたいです(笑)考古学者って…中村氏とは農薬散布の話が出てきて、日本で農薬の消費量が減ってきたから在庫の農薬をODA援助として発展途上国に送ったとかで「かつて、アメリカがDDTでやったことですね。在庫を使い切るまでは売るという会社の方針のもとに」って因果は巡るって事てしょか…東海林氏とは都市社会では自然が排斥されるから女性が蔑視されるとされて、更に身体に関した職業者は賤民になるそーで、今でもイギリスでは外科医はミスターで、内科医はドクターだとか…とするとワトソン博士もミスターなのか?安野氏とは知について、わかりやすいとわかったは似て非なるものであり、「いまの若い人は少し頭のいい子になると、説明してもらえばわかると思い込んでいる。説明されてわかるのはほんの一部です」…

 今にありがちなヒトの話では香山氏の「いま芸術系大学の学生と接していて感じるのは、例えば卒業制作にどんなことをするのかと聞くと、「ビデオのモニターを積み上げて、こうこう…」とか言う。私の世代から見ると「悪いけど、それ、ナム・ジュン・パイクがすでにやったと思うのだけど」なのですが、「そんなの知りませんよ。俺が考えたのです」と怒り出したのです」で、更に「精神病理学の学会に行っても、15年前にあったのと同じような症例報告があったり、過去の文献を検索すればすぐにわかるようなことなのに、あたかも自分が発見したかのような発表をしている。偉い先生がそれを指摘すると「それがどうした」みたいな態度で、どう評価したらよいのか、こちらがわからなくなる」コピーじゃないんですよ、リメイクですってか(笑)

 アリス的には、うーん、どだろ?言葉についてのとこで「言葉達者というのは実は運転がうまいのであって、つくり出す力は非常に弱くなっている」とか、本当の文学は「個を書くことで普遍性を主張する。でも、いまは普遍を先に決めてしまうから個がない。そして、もめたら法律化すればよいと。官僚と同じで、あとは手続きの問題となる」とか…でもってクリエイターとゆー事で「日本がよく創造性に欠けると言われるのは、目の文化と関係が深いのではないか。非常に目が進んでいます」見てるだけぇーとか(笑)

 海外での出版のとこでは池田氏の著書について「この本の出版企画の版元がフランスに持っていったのですよ。そしたら「日本辺りから、そんなオリジナルなものが出るはずがない」って拒絶反応が来たって」何か前にも似たよーな話聞いた覚えが(笑)

 それにしても団塊の世代とよく耳にするけれど、その世代が一番自殺率も高く、殺人率も高いとは知りませんでした…「普通は、どこの国でも20代が高くなるのです。年代別の殺人率をとると、日本も1950年代までは20代が高く世界的傾向と同じだったのですが、1960年代以降はすっかり変わってしまい、団塊の世代にピークがある。ということは、1960年代からずっと団塊の世代だけが殺人を重ねて、そのまま年をとっているということです」うわぁー…准教授に確認させてくらはいとか…

 准教授が出てきたとこで教育のとこも、研究について「短い期間にきれいな結果が出ないといやなのですね。早く論文を書けないと就職口が見つからないから」とか、知について「ヒントをつかむのは、テーマを持っているからこそで、テーマが何かは教えられない。だから学問は一代限りなのです。芸術と同じように」とか、左右となると「学問が社会的、外的な理由を持ち込むときには、必ず嘘があります。根本的には学問をやっているのではない。政治ですね。科学でなければいけないと、中の人が言うとしたら、それは話半分で聞いておいたほうがよい」どっちどっちどっち(笑)教師となると「小林信彦さんの「一少年が観た聖戦」に戦争で負けたあと、学校の先生が、それまで言っていたこと逆のことを言い出した。しかも、謝った人がいなかったと、ありました」…本書的に一番重いのかもしれないなぁと思ったのは「東大の医学部はやはり特別です。教わっている連中が「俺は特別だ」と思っています。それがオウム信者になるということは日本全体が危うい。そうすると、ごく普通の学生のほうが大事だなという気がしてきました」うーん…

 さて、重いばかりではアレなので逆に本書で一番、おおっと思ったとこも「イギリスでは、一定の面積から一定時間に、どれだけ多くミミズを集められるかという競技があるそうです」…ダンスしたり、足元に振動を与えた人が優勝するのだそーな…ダンスしてミミズを集める…さすが大英帝国、競技ごとに歪みありません(笑)ウルフ先生の国だもの?

 対談者は、夢枕獏、佐原眞、中村方子、東海林さだお、妹尾河童、舟越桂、甲野善紀、吉村作治、安部譲二、安野光雅、船曳建夫、香山リカ、佐藤雅彦、いとうせいこう、池田清彦、池田晶子、夏目房之介、関川夏央、橋口譲二

 目次参照  目次

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