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2011年4月11日 (月)

そこに本があるからだ?

成功する読書日記  鹿島茂  文芸春秋

 何の本かというと、タイトル通りなのかなぁ?著者による読書日記ってそのままじゃん(笑)仏文の教授による読書って何読んでいるのかなぁとゆーか、どーゆー読み方をしているのかなぁとか、うーん、わりと乱読?で、その前に本書は読書日記のつけ方を伝授してくらさるのだ(笑)でで、結論、とにかく読め、書くのも日時と題名と著者名だけでもオッケー、無理はするなと…まぁ最初から評論というか、論文のよーな記録をつけていたら、それだけで一日が終わりそーだしねぇ…しかも著者は読書は量だとゆー自論を展開してらっしゃって、何事もある程度こなさないと見えないものがあるとゆー事でしょーか?だから、読めが先で、ある日振り返ったら、おおっとゆー事に、そのおおっとの証拠が読書日記になるんでしょかねぇ?

 本書は本当に色んなジャンルの本が出てきて驚きです。大学の先生だから難い本ばかりかと思っていたらマンガも出てくる(笑)ただ、有り勝ちといえば文系の先生なので理系の本が殆ど出てこないとこかなぁ?また、本書でこれまたおろろいたとこは、読書日記の日記的なとこで結構あちこちに旅に出ていらっさる事が分かるんですけど(だから車中の読書とか、ホテルでの読書もある/笑)この旅行が何とパックツアー多しで、しかも格安ツアーなんですよっ奥さん(誰?)この手の文化人の方って、旅は一人で、しかも全て自分で手配して、五つ星ホテルなんかに宿泊しているイメージがあったんですけど(笑)よく、ツアーで行くなんて本当の旅ではないみたいな紀行文が出ているじゃあーりませんか(笑)うーん、大学教授でも格安パック旅行に行くんだ、と目から鱗でございました…しかも結構馴染んでいらっさるのが凄い…

 アリス的に読書日記というと、アリスはちゃんとつけてそーかなぁ?特にミステリー関係は絶対学生時代から書いていそーだよねぇ(笑)対して、准教授は逆につけてなさそーとよゆーか、読んだ本は全部頭に入っていそーだよなぁ(笑)

 さて、アリス的というと乱鴉で出てきたよーな気がするんだけど山本夏彦「誰が「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答」とか(笑)それによると演劇について「再三言うが映画は原則として新作です。新作に次ぐ新作をもってしてレパートリー(十八番)がありません。役者も客も洗練されるヒマがありません。せりふも暗誦できません」…なる程舞台ってそーゆーもんだったのか…文化人的なとこでの比較では「篠沢教授にあって、他の仏文学者にない強みというのは、暁星やアテネ・フランセでフランス文学のアンソロジーをたくさん読まされたおかげで、フランス文学と文化についての偏見なしのオールラウンドの知識と感性がそなわっているところである。この点が小林秀雄訳のランボーにいかれて東大や早大の仏文に入った人とのちがいである」そな(笑)

 他にアリス的なとこというと、年末進行の件かなぁ?昔は12月25日が最終校了だったそーだけど、いつの間にか20日になり、今は15日だそーで、アリスもヒーハーの世界か(笑)その他銀座の文壇バーの事がちょこっと載ってたりするけど、アリスならUSJじゃあーりませんか(笑)一言でいうと「巨大な東映太秦映画村」だそーで、アリスの感想はどなんだろ?

 さて、本書全体に漂っているのは比較文化論的と言っていいのか?歴史的と言っていいのか?はたまた、単なる外人オタなのか?その手の話(本?)があちこちに掲載されています。世界って広いやって事なのか?はたまた日本人が井の中の蛙なのか?まずは台湾人の方のとこで「父や叔父が集まると国民党の悪口で盛り上がり、お互いを「陳さん」「謝さん」などと日本風の発音で呼び合っていたし、外省人の男とは結婚してはいけないと父からきつく言われていた」とか、ちなみに台湾人の方って「国民党教育で台湾の歴史を教えられてこなかった」そな…どこの国も歴史教育はアレじゃねぇと嘆息して、隣国に目をやると、篠原令「妻をめとらば韓国人!?」にいき「親しくなったら好意に甘めていいという発想が韓国人にはあるからだ。韓国人は親しくなればなるほど相手を騙す。家族だから、友達だから許されるという甘えの構造がある。たとえば不景気になると馴染みの店から電話がかかってくるが、それは馴染みの客だからサービスするというのではなく、馴染みの客だから高い料金を払ってくれということなのだ」故に日本的な親しき中にも礼儀ありなんてないそな…更に「韓国語には「思いやり」という言葉は存在しない。「日本のように『皆と仲良く』とか『他人に迷惑をかけるな』という教育は一切やりません。反対に、一貫して強調されるのは『一番になれ』『他人に勝て』という事です」」ヒーローになるんだってか(笑)なので「対抗心から、借金してでも見栄を張ろうとする。その結果がIMF管理体制となってしまったわけである」…

 異国と日本というならパリの日本人の真打?チェルピ菊枝「おてんばキクちゃん巴里に生きる」が凄いっ戦前戦後の日仏間の履歴も凄いのだが在日仏大使の言葉が全てを表しているよーな「彼女のような勇気のあるひとはフランス人にもいないであろう」大和撫子の真髄を見たっ(笑)その他、国的に考えされられるのが梅本弘「流血の夏」でしょか?「ドイツ軍を撃退したソ連軍が土煙をあげてフィンランド領内に進軍してきた1944年夏の絶望的な状況である。ソ連との分離講和を図ろうにも国内には強力なドイツ軍がいて、ヒトラーは残忍な脅しをかける。ソ連はソ連で過酷な講和条件を突きつけ、最後には無条件降伏以外の選択肢を与えない。そこで政府首脳は苦渋の決断を下す。ソ連に占領されたらフィンランドは消滅してしまう。徹底抗戦しかない。かくして圧倒的なソ連軍相手にフィンランド軍の死にもの狂いの戦いが始まり、多大な犠牲を払いながらついにソ連軍を撃退する。この反抗を講和条件を緩めるのに役立ち、フィンランドは連合国軍に寝返って終戦を迎えることができた」とな…それにしても、「だが、国家の独立にこれだけの犠牲が必要だったのか?その答えは戦わずにソ連に屈したバルト三国の運命にみることができると著者は指摘する「1940年のソ連の併合から、1945年の終戦に至るまでに、死亡、流刑、亡命などで三国から流出した人口は合計200万近くに達する」」…まぁ対ロ問題ではフィンランド、オーランド諸島問題でも散々だったからなぁ…ちなみにユダヤ人虐殺人数が確か600万人、フィンランドの人口が500万人から類推するとこの200万人…カ○ンの森やらシベ○ヤ流刑やら…最終的な人数は…

 ここまできたら忘れてはいけないも一つの隣国という事で、宮崎市定「現代語訳論語」でしょか?「「子、罕に利を言う。命を与にし、仁と与にす」→「孔子が利益を話題にすることは極めて稀であった。その時でも、必ず天命に関連し、または仁のに関連する場合に限られた」ようするに利益を求めようとしても、うまくいくか否かは天命によるし、仁の道に背いてまで利を追求するのは許されてないというわけだ。現代の中国人はぜひとも宮崎『論語』の中国語訳を読むべきであろう」だそな(笑)他にも時事的な話ではなく、いかにもパリ的な話も多しでこの辺りは、むしろ天農画伯に解説お願いしたいよなぁ~

 目次参照  目次-文学

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