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2011年6月22日 (水)

年に一度の狂乱は許されるべし?

パンのようにおいしいイタリア人  アレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ  新潮社

 イタリア人によるイタリアについてのエッセイ本かなぁ?まぁイタリア人はイタリア人でも国外在住のイタリア人によるイタリア話…何かイタリアイタリアでこんがらがってしまいそーだけど、よーは母国礼賛なよーな気がする(笑)故郷は遠きにありて思うものだとしても、そこはイタリア人なので、本書を見る限りでは年中実家に帰郷している模様…どんなに異国にいてもこの母国との絆の強さがイタリア人だよなぁとちょっと感心してしまう…とゆー訳で、イタリアン、どこから見てもイタリアンな本でございます(笑)

 著者は本書を発行当時はNY在住で、その前には日本在住で、韓国にも半年程(?)在住していた経験の持ち主。北イタリアのクレモナ出身の独身男性で、吉本ばななの本などを翻訳した方なんだそー…とゆープロフィールで何かもー全てが分かった気にさせられるとゆーか(笑)そーゆー国際派イタリア人から見たイタリアは郷愁の香が一番高いよーな気がするのは気のせい?

 イタリアは相変わらず男性社会でありながら、マンマの国だなぁと納得します。世界最強伝説は大阪のおばちゃんとイタリアのマンマで決まりな気が(笑)なので本書のエッセイは家族の話が一番多いかな?クリスマスやらカーニバルやら洗礼式やら家族で集まるエピソード多し(笑)

 アリス的にイタリアン…というとパスタか?イタリア関係の話は出てきてなかったよーな?でもアリスは法学部出身、となるとローマ法なんかも関係してそーなんだけど?どだろ?

 日本人的にはやはり食は文化なりで、イタリアンでいくとタイトル通りにパン一つでも文化が違うと…ちなみに日本のパン屋さんはイタリア人から見るとお菓子屋さんの範疇に入るみたい、食事パンとしての(日本人的に言うなら白いご飯)パンが売ってないそーで…だから、イタリア人は毎日パン屋にパンを買いに行くそな(日曜日や祭日前はお店が休みだから倍買う…)とか、日本でのイタリアンレストランについては本国でもなかなか手に入らない食材まで入っていて万歳だけど価格だけは何とかならんのかとか(笑)、ところでイタ飯マナーではスープ、リゾット、パスタ類の時にパンは食べないそーで田舎者と思われたくなかったらしてはいけないになるみたいとか…温かい飲み物には砂糖を入れるべしが信条っ甘くなかったら飲み物ではないとか(ちなみにジュースとかコーラなどの甘い飲み物はピッツァを食べる時だけ許されるそな)…ソウルにはちゃんとしたイタリア料理店がないので在韓イタリア人でイタリア料理クラブを結成して週一で手作りご飯会が催されているとか…母国の食文化を大切にしているが故にかよそからの外食産業(この場合は某ファーストフード店とか…)には厳しめとか…外食でワインはそんなに飲まないとか(アルコール類の控えめらしい…)酔っ払いにも厳しめなんですと…マンマの手作りトマトソース(コンセルヴァ)をスーツケースにどれだけ詰められるか悩んだり(笑)…クリスマスのお祝いは24日の夕食に始まり、25日の昼食に続き、26日の聖ステーファノの祝日の昼食で終わるとか…イタリア人って(笑)

 日常生活についてもイタリア人半端ないですが、結婚(離婚?)のとこはこれも一つのダブルスタンダードなのか?法的には離婚は認められていても、カトリック的にはアレなので再婚する際は教会で式が挙げられないとか…21世紀なのにそーゆーもんなのか…後は日韓W杯のとこでさすがイタリア人、疑いなくアズーリが来ると準決勝のチケット購入したまではよかったが、結果はドイツ対韓国に…でちょっと長いけど本文から引用すると「母国のチームがフィールドを去った後、準決勝戦の前日まで、韓国を応援しようかな、それともドイツを応援しようかなと僕はかなり迷っていた。ところがふとテレビをつけてみると、韓国の番組で、審判の判定の妥当性を主張するため、偏っているとしか思えない解説をつけながら、問題のシーンを徹底分析していた。言うまでもないが、結論は、韓国チームの勝利はすべて実力によるもので、審判から有利な判定がなされたわけではないという内容だった。不思議なことに、どのチャンネルでも似たような番組ばかりが放送されていた」とな…で、「韓国の報道は、自分たちの代表チームが審判によって多少有利にされたことまでは認めなくても、沈黙を守るべき大切なチャンスを失ったな。そう思った僕は、次の日の試合では思い切ってドイツを応援することにした」なる程なる程W杯でございます…

 えーと最後にイタリア人らしい笑える(?)エピソードを。イタリア人はイタリア人を信用していないのか(笑)ロンドンへ家族旅行に行ったらば、バスのチケット売りがどーもイタリア人(もしくはイタリア系イギリス人)そこで著者の兄はすぐにはチケット買いませんでした、いわく「だって、あやしいじゃないの。どう考えてもあいつはイタリア人でしょ」…イタリア人って(笑)

 目次参照  目次 国外

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