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2011年6月30日 (木)

伊勢に七たび、熊野に三たび、お多賀様には月参り~

元気をもらう神社旅行  辰宮太一・文 中野晴生・Kankan・写真  JTB

 版元がかの旅行会社となれば、それは勿論旅の本なのは当たり前なんでしょーけど、旅は旅でもこちらの旅の目的は心の旅というか、癒しの旅というか、開運の旅というか、まぁそんな訳で、そーだ神社に行こーなお話(笑)目的がはっきりしている分、距離感を気にしなくていい構成がオステキです~例えば八幡を巡る旅となれば、宇佐神宮と岩清水八幡宮と鶴岡八幡宮がセットになっている訳でして、大分、京都、鎌倉とそして私は旅に出る訳ですね(笑)京都、大阪、神戸の移動もアレな人間にはとても元気を貰う前にパワーが足りない気が(笑)

 さて、こちらとても写真が多めです。殆どがカラーなので奇麗な本ですねぇ~ありがちな尖がったデザインでもないし、こースタンダードなつくりなんですけど、写真のデキかなぁ?その写真も普通にプロの奇をてらっていない写真なんですが、全体的におされな感じにまとまっているのはデザイナーの力なのか?カメラマンの力なのか?もう少し表紙というか、裏表紙なんとかならなかったのかと思うけど、今まで出会ったJTB発行本の中では一番の凄いよーな気がするのは気のせい(笑)

 さてさて、本書はその解説がその神社の由来だけでなく、トータルとしての話が進んでいくところが一つのポイントかなぁ?例えば伊勢で「古典に曰く、最高の施政者、つまり王とは、人民にその存在を感じさせない王であると。王の格が下がるほど、人民はその存在を意識します。王様のおかげと感謝される王は、たいしたことないのです。まして、圧政に苦しむ人民を抱える王など、王と呼ぶに値しません」とか、「人が争う原因のほとんどは、利害や善悪をめぐってのことです。現実的な利害関係はわかりやすいものですが、精神的な利害はなかなかわかりません。個人個人によって価値とすることが違うからです」とかとか…

 アリス的には、京都という事で岩清水八幡宮(八幡市)かなぁ?京都と言えば他にもたくさんの神社があるはずなのに、こちらしか掲載されていないところが何だかなぁ(笑)ちなみにこちらにお参りすると戦略智と胆力を授かるとか…さすが武家というか源氏が祀っただけの事はあると、戦の神なんですねぇ…まぁ、今だとスポーツ系で大会前にお参りするといーかもしんないとか思ってみたり(笑)自身をへなちょこと言い切るアリスも参拝しているんでしょーかねぇ?でもあの准教授の隣にいるだけでも十分胆力あると思うの(笑)

 本書的に一番鬼気迫るのは、富士山本宮浅間大社(富士宮市)のとこのコノハナサクヤヒメの逸話のとこでしょーかねぇ…かの有名な出産のシーンなんですが、普通に出産でも十分大変だと思うのに、産屋に自ら火を放つとはとは…「すごい覚悟です。そして、信じ切ることのできる強い心。現代人がとうに忘れ去ってしまった覚悟の美を見せ付けられる気がします。本物の覚悟とは、美なのです。美とは完成です。完成とは究極であり不変です。ひとつの道を貫く力、まさに不二なのです」説得力が違うってか(笑)

 とゆー、すざまじい説得力で迫ってくる本書に出てくるお社は、伊勢の神宮(伊勢市)、出雲大社(出雲市)、日御碕神社(出雲市)、宇佐神宮(宇佐市)、岩清水八幡宮(八幡市)、鶴岡八幡宮(鎌倉市)、宗像大社(宗像市)、江島神社(藤沢市)、伊弉諾神宮(淡路市)、多賀大社(犬上郡)、白山比咩神社(白山市)、大神神社(桜井市)、石上神宮(天理市)、春日大社(奈良市)、富士山本宮浅間大社(富士宮市)、北口本宮富士浅間神社(富士吉田市)、箱根神社(足柄下郡)、三嶋大社(三島市)、伊豆山神社(熱海市)だけなんですが、本書の解説も上記したよーに皆スゲェなんですが、本書的に純粋におろろいたのは本当に神社の話しかないとこ(笑)いえ、たいてい旅行会社の本って参道沿いのあの茶店とか旅館とか行楽施設みたいなのが掲載されているのに…とゆー訳で邪念を払って真面目にお参りしなさいとゆー事なのかも…

 目次参照  目次 文化・芸術

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