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2011年8月31日 (水)

ビバでブラボでハラショな民営化?

対テロ戦争株式会社  ソロモン・ヒューズ  河出書房新社

 サブタイトルが「不安の政治」から営利をむさぼる企業でして、タイトルと表紙の素っ気なさに反して中身は淡々と進んでいくのに、熱いです…これが100%真実のみを語りますなのか?それとも著者の100%妄言なのか?それは読み手のリテラシーにゆだねられているのかなぁ?いえ、もー実在の人物と企業名がの嵐でして、これ嘘だったら即刻アメリカ辺りだったら裁判になっていそーな雰囲気満載…そー思うと緊張感が半端ねぇー告発書かなぁ…ある種事実の羅列なのか…

 一言ではとてもまとめられそーにないので、興味のある方は是非本書をドゾ…メインは何にあるのか?と言うと、英米の警察機構と軍事機構を民営化してみたお話かな(笑)結果、どーしてこーなったっ?ですけど、何か?とか(笑)事の起こりは1984年らしいが、ソマリアの米軍の兵士の死体を引きずった映像がインパクト大かなぁ?これは日本でも当時話題になったので覚えている人もいるかもしれない…

 世論の反発を受けてクリントン政権は撤退する事になったんだけど、海外派兵において自国の兵士を犠牲にしない為には民間企業に委託すればいいじゃない?自己責任で宜しくとな?とゆー、政治家的に国民からの不支持を避ける為と、万が一、君もしくは君のメンバーが殺されても当局は一切関係ないとゆー、一企業の事だもの…的な責任逃れがポイント1(笑)

 ポイント2は、民営化によるコストダウンと訴えて、その実大判小判がザックザック的なお話…政府が予算組んで外注に出すよーにロビー活動で一口、その担当者(委員?大臣?)がその対テロ会社の役員に収まっているで二口でしょか?国と企業が組んだ先というのはどっかの国の第三セクターを見るまでもなく、官僚と賄賂の受け皿ってか…でもって、コストは増えこそすれ減ってはいないとゆー…

 アリス的にテロとゆーと、地下室の処刑になるんだろか?森下すわん?警察機構の外注も入っているから、府警や県警の皆様一同になるのかなぁ(笑)民営化というと、何だかとってもいーことみたいなイメージ先行がありますけど、本書を見る限りでは、ヤバいのでは?それもかなり…国内治安と軍事行動は厳しいものがあるよーな…規律に行きつく話になる訳で、あのイラクの刑務所の話も氷山の一角となれば、うーん…イラン・コントラもさもありなんですけど、あの大量破壊兵器の情報の出所もこれら軍事の民間企業からの情報だったとか…それをいったら、かのナイーラの証言から突っ走った話も素敵な広告代理店ってか(笑)

 でまぁ、兵器だけでなく、兵站から、更に人員まで進む外注化に、「スポンサー付の予備兵力」って名づけたのはまさに売春じゃありません、援助交際ですって言っているのと同じよな…しかも、軍(上層部)を招いて会議とゆー名のぱーちーとな…世の中接待接待ですよね(笑)で、結局中身が「「やればできる」という姿勢は、「やってもできない」という現実を覆い隠すものだった」って…また、占領地での仕事をこれらの民間会社に任せる事によって、現地の人々を失業においやり、彼らがテロ予備軍となって、泥沼の展開へと…復興支援って何ですかぁー(笑)

 軍事行動に限っただけでも、傭兵化に違いなしで…「傭兵長は、有能な人間であるか、そうでないかのどちらかだ。もし有能であれば、信用することはできない。つねに自らが偉大になることを望むために、主人であるこちらを圧迫することもあれば、こちらの意図にそむくこともある。だが傭兵長が腕利きでなければ、こちらは通常の形で破滅させられる」(@マキアヴェリ)…「傭兵がよき支配の脅威である」とマキアヴェリ先生の弁…イタリアが荒廃したのは全て傭兵のせーってほんまでっかぁー…そして、今その波がドバーンとやってきたと(笑)

 さて、これは日本とは関係のない事でもなく、本書はそんな民間企業への投資家の一つとして野村証券が出てきます…英軍基地内の居住施設への受注なんですが、それに伴って野村とは何か?で、総会屋への利益給与事件(1997年)や英国野村証券のトレーダーによる株価操作事件(1998年)、元野村証券トレーダー(イザベラ・テリロン)によるセクハラ(パワハラ)訴訟「顧客との会議の最中に「服を脱いで客をマッサージする」よう指示されたのだった」とか出てきます…まさにそれ野村に聞いてみよぉーって、どーよ(笑)

 さてさて、本書で一番日本的にホットな話題なのは、英国国防省の核廃棄物の件…「「とりわけ候補地になりそうな場所は、きわめて強い反感が存在する。廃棄物を保管するのに最もふさわしい場所はロンドンで、それも国会議事堂の近くだと彼らは感じている」ことがあきらかになった。これは「冗談ではなく、説得力のある推論だった」-その根底には「もしその廃棄物が安全なら、人口の多い市街やその近くにでも保管できるだろう。もし安全でないなら、どの候補地も受け入れようとはしない」という見方がある」…さすがイギリス人というべきか…でも「国防省のプレスリリースではこの報告書の存在は明かにされなかった」とな…隠し事は何ですかぁーってか(笑)さしずめ日本なら、新橋、霞が関、永田町になるのかなぁ?ほほほほほ…

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