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2011年9月15日 (木)

愉快と痛快?

社長のためのマキアヴェリ入門  鹿島茂  中央公論新社

 タイトルで一発でビジネス書だと分かる内容なんですが、マキアヴェリというと君主論で有名ですけど、実際これを読んだ事がある人は日本にどれだけいるのか?とゆー話かなぁ?著者的には読んでみたら、これは現代のトップにも繋がる話だったと…それを分かり易く解説している感じかなななと(笑)

 で、君主論はむかぁーしぃに斜め読みというより、飛ばし読みというより、殆ど頭の中をスルー状態だったので、本書を拝読して君主論、さすが名著というべきか…時間を超えての普遍性ですねぇと、温故知新というか、当たり前っちゃー当たり前の事をマキアヴェリは書いているだけ、そして人はこれだけの時間が経過してもそれをこなす事が出来ないとゆー情けなさなんでしょかねぇ…行政であろーが財政であろーが上に立つのであれば、これは必読の書かもしれないなぁ…それで果断をこなせるかどーかはこれまたアレですけど(笑)

 マキアヴェリは国の施政者を想定していたけど、こちらでは日本に合わせて社長に捧ぐですが、まず最初に出てくるのが「君主とは、戦いに勝ち、ひたすら国を維持して欲しい」とあるんですね、転じて著者は「会社を存続させ、社員の生活を保証し、株主にはたとえわずかなりとも配当を続けること、これこそが社長の絶対的な義務なのである」と言い切っていらっさいます…まず会社(国)ありきなんですねぇ…この目的の為なら手段を選ぶなのノリなんですが「一つの悪徳を行使しなくては、政権の存亡にかかわる容易ならざるばあいには、悪徳の評判など、かまわず受けるがよい」って、そこまで腹がくくれるトップって、どこにいるんだぁー(笑)「どのような辱しめを受けようと、あるいは栄光をその身に浴びようと、どのような手だてを使ってでも、祖国ば護持されなければならない」…マキアヴェリさん鬼気迫る迫力なんですが…当時のイタリアってそんなに戦々恐々としてらっさったのか…

 アリス的にマキアヴェリ…あんまり関係ないよーな気もするが(笑)でもまぁアリスも営業職だった事もある訳だから、関係あったのか(笑)アリスの雑学データベースなら頭に入っていそーだけど(笑)本書の施政者の終始一貫した態度は准教授なら出来るかもなぁとも思ったけど、淡々とやられたら傍目に見たらこあいよな…国家に友達はいないと言ったのは確かキッシンジャーだったはずだけど、マキアヴェリ的トップはこれまた孤独に生きる道になりそーだよなぁ…そのプレッシャーとストレスに耐えられる人だけがトップとして立てるとゆー事なんでしょかねぇ?

 国的に新たな領土を支配下に入れた場合どーするか?とゆーと「もっとも効果的な対策の一つは、征服者が現地におもむいて移り住むことであろう。この方策をとれば、領土の保持がより確かなものとなり、より永続しよう」とな…中央でふんぞり返っても反乱を招くだけってか(笑)これまた今時のトップにもめごとの先陣を務める覚悟なんてあるのかぁ(笑)何かあったらまず、入院って気がしないでもないけど(笑)

 ちなみにマキアヴェリによる新君主は四つのケースに分かれていて「①みずからの力量によって君主となったケース、②他人の武力や運によって君主となったケース、③悪辣な行為によって君主となったケース、④一市民が仲間の後押しで君主となったケース」だとか…たいてい世の中②か③が多いよな?でも本人的には①だと勘違いしている人いぱーいってか(笑)即ち「彼らは幸運に恵まれると、得意がり、有頂天になる。幸運はすべて、ありもしない自分の実力のおかげだと言いはる」とな(笑)

 また人間観察的にもシビアなマキアヴェリ先生は「人ははっきり裏切るつもりで裏切るよりも、弱さから裏切ることが多い」「弱さこそ、ただ一つ、どうしても直しようがない欠点である」「人間は、父親の死をじきに忘れてしまっても、自分の財産の喪失は忘れがたいものだから、特に他人の持物に手を出してはいけない」「歴史の示すところによれば、すべての陰謀は上流階級や君主と昵懇の人びとによって計画されている」「人間は自分のこととなると、じつに身びいきなものであって、この点をつかれると、人にだまされやすいから、このペスト禍から身を守るのはむずかしい」「生まれ持った性格はどうしても逆らえない」とか、舌鋒走る走る走るるるるぅ(笑)

 極めつけは「弱体な国家がもついちばん悪い傾向は、決断力に乏しいことだ」って、それはどっかの政府そのもの…ちなみに君主においては「側近が有能でなければ、どうあってもその君主によい評価を与えるわけにはいかない。彼がこの人選で、最初の間違いをしたからである」とな…人を陥れる才能はあるけれど、国家を運営していく能力はないとりまきってどーよ(笑)して君主本人は「いつでもきまった手しか打てない人は、時局の動きにつれて脱皮することができない。時勢が変わって、それまでの方法が通用しなくなると、必然的に破滅するよりほかは仕方ない」…国家の命運より君主の命運が超短い事を切に望むけど、マキアヴェリ先生はもっと過激(まとも?)だった…「気質は変えがたい以上、社長のほうを替えてしまえというのである」(著者)…政権交代ってか(笑)

 うーん、何とゆーかマキアヴェリは本当にまともすぎて怖い…下手なホラーより身につまされるとゆーか…君主(社長)のあるべき姿ってこーも割り切らないといけないのかと、他にも至言の嵐ですので詳細は本書をどぞ~

 最後に一つ(?)「群をぬいて重要きわまりないものが一つある。それは君主が人民の憎悪の的になることだ。なぜなら、一般民衆の憎しみをかきたてるような君主には、それまでことさらこの君主にいじめぬかれていたために、復讐の心を固める人物が出てくることは当然だからである」とな…枕の高さはどの位ってか(笑)結局「結論として述べておきたいのは、ただ一つ、君主は民衆を味方につけなければならない」…おあとがよろしいよーで(笑)

 目次参照  目次 文系

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