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2011年9月 2日 (金)

個人の尊重・生命・自由・幸福追求の権利の尊重?

ロハスの思考  福岡伸一  木楽舎

 うーん、何の本かというと、全体的に自然な生き方の本かなぁ?昨今、このロハスという言葉はそれこそ至るところで聞いていて、ちょっと食傷気味のよな?で、こちらの単語、DINKSやヤッピーといったマーケティング用語だそーで、個人的にはファッション用語かと思ってました(笑)最近やたらと芸能関係の方とかカタカナ職業の方が自宅菜園してないか?と…何かマリーアントワネットのプチトリアノンみたいなイメージが勝手にしていたんですねぇ(笑)

 後書きによると、ロハスなこととは、1.動的平衡を乱さないこと、2.エントロピーをいたずらにふやさないこと、3.エネルギーの収支を考えること、4.元素の循環を阻害しないこと、5.光と緑を大切にすることだそーで、ロハスなものとは、1.形だけでなくプロセスが見えるもの、2.適正手続きが確保されたもの、3.価格の理由が説明できるもの、4.安全・安心が価値に含まれるもの、5.組成・素材が分かるもの、になり、ロハスな人とは、1.時の流れに逆らわないひと、2.急がない・急がせないひと、3.サプリメントなんていらないと思えるひと、4.牛肉は地球に負荷をかけていると思えるひと、5.一番大切なのは納得だと思えるひと、なんだそな(笑)

 全体的に言いたいことは、人間よ自然に帰れなんだろか?それってルソー?うーん、ノーベル平和賞のマータイ女史による、モッタイナイとか…電気を大切にね、ではなくて物全般を大切にね、の世界か?消費マインドをガンガン煽っている人たちから見たら、どーなんだろ(笑)ちなみに、もったいないは英訳しにくい言葉だそーな(相当する単語がないと、無理に訳すと経済的…)、言葉からだけでも今のアメリカの在り方が分かるよな(笑)

 アリス的にロハス…うううーん、ある種婆ちゃんの生き方がロハス的なんだろか?出てくる人達の中では一番地に足がついている気がしないでもないんですが?本書は巻末1/4位が対談集になっているんですが、そこに出てくる人達がクリエーターが多い気がするのは気のせいか(笑)「結局、クリエイティビティは、才能の問題や情報量の問題だというよりは、やはり、タイミングの問題。どのようにして、その時、その力が発揮されるか」(@ヨーヨーマ)とおっさっていたり…

 狂牛病問題で日本政府が政治的圧力によって自国の安全基準を下げてまで輸入再開に走るのに対して「ひどい話です。まったく政治的な問題です。食品産業全体がポリティックスそのものなんです。食の安全性、検査、認可、流通、すべてがそうです。(中略)ただ、なりふりかまわないように見える米国にもまともな人間はいるのです」と言い、化学薬品も成長ホルモンも人工飼料も使用していない牧場主がいて、米国がBSE検査をしないと知って自発的に自分でしかも自己負担で検査をしようとしたら「それを、政府は禁止したのです」と「こんな話があっていいものでしょうか。米国は本当に偉大な国です」(@モーガン・スパーロック)と答えていたり…

 ちなみに「マクドナルド・ハンバーガーはスローフード問題の最たる敵であるが、米国マドナルドは最も徹底したBSE対策を敷いている」そな…アメリカで一番普通に安全な牛肉がマクドナルド…さすがアメリカと言っていいのか(笑)

 身の回りの危機ってさりげなく日常に紛れているんだなぁと思わされたのは携帯電話…「英国の保健省の管轄下にある独立研究機関、放射線防護局(NRPB)は最近、8歳未満の子供に携帯電話を使わせないようにとの勧告を発した」とか…理由は電磁波による人体(脳)への影響…これ、日本のニュースで聞いた覚えがないよーな気がするのもこれまた気のせい?

 むつかしー話はその道のプロに聞かねばとお伺いをたてれば「専門家がもし素人に対して、なんらかの優位性があるとすれば、それはそのテクノロジーの"危うさ"に気がついている」ことだそーで、更に「専門家は遺伝子組み換え作物がそれほどコストダウンにもつながらず、ましてや食糧危機を救えるものでもないことを知っている」「専門家はクローン動物が極めて不安定な試行錯誤の上に稀に生じる見かけ上のものであることを知っている」「専門家はサプリメントがほとんど効果がないことを知っている」「専門家は臓器移植が唯一の延命法でないことを知っている」「専門家は信襲的な処置を何もしないほうがガン患者にとって幸福であることを知っている」だそーな…そして「それを言わないのが職業上の倫理観だ。言えば、自分たちのナイーブすぎる意図やポリティカルな志向がたちまち露呈する」とな…おりゃーもー何を信じたらいいだぁーぁぁぁぁぁ(笑)だって「専門家のいう"科学的な"言質ほど、私たちが自分にぴったりした生き方を見つける上で阻害的な働くものもない」と…それは何故かいったらば「単純なことである。完全に中立な専門家などいないからだ」…もー笑ってもいいでしょーか…あはははははぁ…

 その他、地球温暖化現象と寒冷化現象のお話などお話は尽きる事がございません(笑)興味のある方は本書をドゾ…ロハス道が待ってますってか(笑)

 目次参照  目次 生物

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