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2011年9月23日 (金)

闇なのか?裏なのか?

日本魔界案内  小松和彦  光文社

 サブタイトルが、とびきりの聖地・異界を巡るとあるんですけど、ある種これは鬼巡りだろか?何がというと修験道の方が集まるところ?巡りというか?歴史的に表舞台というより、裏舞台的な人々というか?まぁ、弁慶ネットワークといえば日本人的には何となく分かるかも?義経が追い詰められても逃げ延びれたのは、この裏組織の連携によるところが大きいみたいです…正規軍ではないそれとかでいうと村上水軍とか…うーん…そんな訳で本書は聖地巡りというより、こーまじないがかった土地の気配が濃厚のよな?執念というか、怨念というか…聖地と言っても迂闊に近付いちゃ駄目だぁーのよな(笑)

 とゆー事で、こーゆー本と粗筋語るのも難しかなぁ…端折りよーがないとゆーか…縮めたら意味が変わりそーとゆーか…それでも豆知識はいっぱいあって、例えば金峰山寺・本堂の山下蔵王堂(奈良)、建物が東大寺の大仏殿に次ぐ大きさだとか…そんな山の中にあるんですねぇ…最寄のバス停から徒歩四時間って、どんだけぇー(笑)とか、熊野三山信仰って、神仏習合思想に基づいて「本宮を阿弥陀の浄土(西方極楽浄土・未来の救済)、新宮を薬師の浄土(東方浄瑠璃浄土・過去の罪悪の除去)、那智を観音の浄土(南方補陀落浄土・現世の福徳の授与)に比定して三山システムを作り上げたものである」だそな…八咫烏神社(@速玉神社)、ヤタガラスの三本の足って智・仁・勇、天・地・人を表すものだそな…サッカーの未来も明るいって事なのか(笑)

 でもって、黒田節の「日の本一のこの槍を」の件での日の本って日本ではなかったとな…坂上田村麻呂ではないけれど「津軽は長く日本ではなかった。中世になっても日本ではなかった。今日さえ日本ではないと信じ込もうとしている人がいるのではないだろうか」な土地だったんですねぇ…ざぱんの国もまだまだミステリアスでございます(笑)

 アリス的に乱鴉で烏となると、上記の八咫烏ではないですけど、他にとゆーと那智大社扇祭りでしょか?神事に参加している人は烏帽を被っているそな…和歌山は烏と縁が深いんだろか?ヤタガラスは確かにアマテラスが使わした鳥だけど…

 でもやはりここは京都を忘れてはいけないと…靫明神と五条天神とは一種のスケープゴートであり「天皇の治世の失敗を身代わりとして一身に引き受けて流罪になるという役目をする神社として祀られていたわけなのだ」とな…昔から失政の受け皿が用意されていたところが凄いというか、すざまじいなぁと思っていたら「今日でも、企業集団や選挙事務所に詰める人たちのなかになどに、こうした役割を負わされる人たちが用意されているように思われる」とな…そーいや春にそんな人達いたなぁ、そりゃ今もか(乾笑)

 鞍馬のとこでは天狗の件が出ていて「天狗を魔王尊として祀ったのが奥の院の魔王殿」だとか、でもって「魔王殿にはなんと六百五十万年前という気の遠くなるような昔に金星からやってきた宇宙人サナト・クラマが祀られていて、その子孫が魔王(天狗)なのだという」…人類史の遥か上にいってらっさったんですねぇ…

 さて、我らが准教授のお住いにある北白川の天神社、祭神は道真ではなくてスクナヒコナだとか…天神信仰に基づく神社で、昔は天使社と呼ばれていたとか…

 清水寺は縁結びだけでなく、縁切りも昭和30年代まであったとな…「現在でも奥の院の隅に、ひっそりと縁切夜叉が祀られているという」とか…清水寺も半端なかったんですねぇ…

 掲載されている京都の聖地…は、
鞍馬寺、由岐神社、貴船神社、北野天満宮、八坂神社、五条天神、北白川天神社、清明神社、六道珍皇寺、三年坂、鵺大明神社、清水寺

 目次参照  目次 国内

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