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2011年9月17日 (土)

私は何を探していたんだっけ?

イマココ  コリン・エラード  早川書房

 サブタイトルが、渡り鳥からグーグル・アースまで空間認知の科学なんですが、うーん、一口で説明するにはちょっちむつかしかな?近いところでは迷子の話みたいなとこもあるし、大きく見れば地球全体で考えろよの世界でもあるし、そして今、リアルだけでなくバーチャルも入るやんけの世界が…さて、どこまで把握できているのか?世界って広いなぁとか(笑)

 空間把握と一口に言っても、それは手を伸ばしてこん位のとこもあるし、例えばパイロットに向いている人はオプティック・フローがあるとゆー事らしい…そりゃ何だとゆーと「動いてる観察者の側から見た規則的な動きのパターンを利用して、飛行方向、高度、速度を把握し続けていることを突き止めた」(@ジェームズ・ギブソン)だそで、このパターンの事をオプティック・フローと言うそーな…

 結局、人類はその環境と適性を空間把握というと言葉が難いけど、無意識にもしくは意識的に実践しているんだなぁと(笑)例えばイヌイットの氷原でのナビ能力とか、ポリネシアの海洋術とか、アポリジニのソングラインとか、まさに君は生き延びる事が出来るのか?に直結する能力で傍から見たら超人伝説だよなぁ…当人達には当たり前でも…

 で、こーゆー能力は勿論人類だけでなく、地球上の生き物にも備わっている訳です。身近な例としては蟻とか蜂とか…ハムスターとか…ハトとかカラスとか…さて、そんな動物達からしたら迷子になりやすいヒトですが、それらと一線を画していているところがあると…とゆーのは今自分がいる地点(位置)からの視界だけでなく、頭の中で違うとこから見た景色を想定できるところだそな…これは一つの視覚のシミュレーション機能なんだろか?

 アリス的に空間把握…何かトリックに使えそーな気がしないでもないけど?本書的には三つの日付のナスカの地上絵でしょかねぇ…諸説色々ありますが、本書的な考察としては「こうした絵は地図ではないが、土地のようすを把握する技術がしだいに高まっていたことが示されている」そな…

 さて、本書は空間把握という事で居心地の良さとか迷子にならなさとかが上げられているんですけど、見た目的なとこでいくなら「人間は複雑性と対象性の高い空間をもっとも心地よいと感じ、開放的で対象性の高い空間をもっとも美しいと感じ、開放的で複雑な空間をもっともおもしろいと感じるのだ」とか…迷子にならない為には配置とか地味に設定できるけど、建築家にとっては予算や芸術性のの上に「目につきやすいランドマークや、観光客を呼べるような特徴的な建物をつくる設計士に仕事が集まるこの時代、迷いにくいという実利面はあまり配慮されないこともある」でして、人に優しいより目だってナンボだよね(笑)

 本書的にヘェーと思わされたのは都市設計におけるコンクリート建築の在り方かなぁ?本書的に言うと「ル・コルビュジエの悪しき遺産」になるそーだけど…いやぁー現代建築家の三大巨匠の一人ですが、どーもこの手の縦横系のあじけない建物(都市)よりも、人と人をつなぐ空間というか「人と人を引き寄せる」空間が人には必要らしいです…ちなみにパリ郊外の団地(ビル?)系の暴動を例にして「暴動に加わった人々が多く集まる地域の住環境である。建物、さらに近隣の環境には、人間の集団的あるいは個人的な行動を左右する力があるというとだ」と…ちなみにちなみに2005年の秋のこの暴動の時の内務大臣がかのニコラ・サルコジ…で「問題解決のためにはこうした危険な地域からすべての「外国人」を排除するべきだと発言したことが、火に油を注ぐ結果となった」そな…仏大統領バネェ…

 都市比較というのではロンドンと東京の比較が出ていて、実はこの二つの都市、ゆがんだ車輪の形をしているという点では驚く程よく似ているんですよっ…で、こう都市が大きくなっていくサマは「都市が大きくなっても中央と辺境地域の結びつきを保ち続けるのに一番いいというだけでなく、よりほかりやすく、道を探すのが簡単だ」そな…まだまだ東京も捨てたもんじゃないって事か(笑)

 都市化が自然の排除に走り、そんでもって人間よ自然に帰れとなり、取り合えずどーなってんだぁーとゆーと、「たいていの人が動物園に行く回数は、すべてのスポーツ観戦の回数を合わせた数より多いのだ」そーで、スポーツファンでもない限りそんなもんなんでしょかねぇ?アリスの場合は甲子園はオレの庭状態のよーな気がするけど、お膝元に天王寺動物園もあるからなぁ(笑)

 そして今、バーチャルな空間をどーすっか?とゆー問題に直面しているんですね…うーん、絶叫城っぽくなって参りました(笑)特に子供の脳というか、空間認識について、広い世界を見せんといかんばいっとゆーそーゆー環境いうか、学びの場が必要じゃまいかってか…

 本書的には日本の物として日本庭園が出てきます。「日本庭園は視線だけを引きつけるのではなく、他のすべての感覚も活用するように設計されている」んだそな…そーだったのかぁー?で、「迷路は人の動きと見晴らしを結びつけて、調和を体験できるようにつくられた日本庭園にどこか似ている」とか…外から見ると日本の庭園って迷路に見えるのか?とちょっとカルチャーショックが(笑)

 さて本書は「どのような提言が最終的になされるにしろ、私たちが将来も存在し、幸福でいられるかどうかのカギとなるのは次のことだ。すなわち、人間の空間との精神的なつながりが、場所の理解にどう影響するするか徹底的に理解すること。現代の生活の多くの側面は、人間の空間理解の方法と密接につながっている」とな…私達はここにいるけど、さて未来はどーかとゆーと…うーん…人と場の相関関係はどーなるのか?よりよい方向に進むといーなーとゆー事で詳細は本書をドゾ…ココにいる全てに人に著者はまさにココで叫んでいるよな(笑)

 目次参照  目次 理系

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