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2011年10月 6日 (木)

世の中が悪くなったのは、オレ以外の誰かのせいだっ(笑)

反社会学講座  パオロ・マッツァリーノ  イースト・プレス

 どゆー本かとゆーと、社学の本らしいのだが、大学の講義をまとめたものであるあるらしいのだが、内容はというと、社学に対する痛烈なアンチテーゼかなぁ?あてこすりとも言う(笑)、毒舌の嵐でして、プロフィールによるとどーも著者は日本とイタリアのハーフみたいなんだけど、このブラックジョークの羅列はイギリス的かもなぁと思ってしまう…エスプリの三回転半捻りとか(笑)

 まずは同業者たる社会学会もしくは社会学者を痛烈に批判しているところから、本書はタイトルに偽りなしなのか?それとも社学の正当性って何?とふと思わざるえないかも?何せ第一章の章題からして、なぜ社会学はだめなのか、ですから…アンチの名に恥じません(笑)で、社会学者の一般的な研究方法がいくつか並べられているのでずが、「なお、データの一部分だけを抽出したり、意図的に資料を誤読したりするのは、社会学研究上での重要なテクニックですので、日々研鑽に励まなければなりません。統計学の手法を用い、重回帰分析などのテクニックを使用するのも有効です。学力低下のおかげで、算数の不得意な人が増えたので、たやすく煙に巻くことができます」とな…

 ちなみに「社会学は非科学的な学問なのです。他の学問では「こじつけ」と非難される論説も、社会学では「社会学的想像力に富んでいる」と称揚されます」だそな…イイガクモンダナー(笑)取りあえず社学の中では、「社会学者同士の結束は非常に固いので、他人の研究はとりあえず全部肯定してくのです」って、どんだけぇー…

 そんな訳で批判は外部からやってくるけど、それこそそんなの関係ねぇーですか(笑)「彼ら社会学者は、自分たちこそが社会正義であり、自分たちの処方箋だけが病んだ社会を救えるのだ、と信じて疑わないチョット危ない優等生だからです」って、それはどこのテロリスト…何とゆーか「社会に問題がないと、社会学は存在価値を失います。ですから、社会学者は自分で問題を捏造し、それを分析、処方箋まで書いてしまうのです」…偽善と独善について本気を出して考えたって、どーよ?

 アリス的に社学ゆーと、准教授のめしのたねとゆーか、研究そのものなんですけど?本書によると社学の世界は仲間内では批判されないよーなんですが、確か准教授は学会でたたかれている設定だったよな?お友達内閣もとい、お友達学会で孤立している准教授…いじめなのか(笑)どこでも一匹狼ってらしすぎるが(笑)

 さて、本書は世間で流布している説はホンマデッカァー?な話の羅列のよな?問題意識を持つ話というべきか?アリス的には少年犯罪の増加みたいなとこが、どーか?最近特に増えているよね?って警察白書からすると、そっかなぁーだけど、実はこれって過去10年分しか掲載してないそーで、じゃもっと前のはどないするねんとゆーと犯罪白書(@法務省)には戦後から載ってるそな…戦後一番、強盗件数が多かったのは昭和23年の3876件、強姦件数が昭和33年から数年間は一年に4500件位おきていたり…殺人事件も昭和25年辺りと昭和35年辺りがピークの模様…これ一応、少年犯罪だけですから、当時の大人もいれたらどんな数字になるんだろ?昔は犯罪大国日本だったのか?殺人・強盗・強姦・放火を合わせたデータだと昭和35年がピークでして…当時の青少年ってどんだけぇー?なのか?

 犯罪の低年齢化も叫ばれてはいるけれど、13才以下の殺人って50年代は年間48件だったのが、90年代には10件とグラフ見る分にはどんどん最近よく見る右肩下がりなんですけど?これ単純に人数だけでなく、人口比で見ても昭和35年頃の犯罪の方が多いそな…で、当時のティーンエージャーが大人になった年代が今の犯罪率のトップっぽいって…因果は巡るって事なんでしょか?いわゆる団塊の世代半端ねぇーって事ですか?犯罪統計って…

 かよーに世相ぶった切りでして、何とも人によってはアレかなぁ?色々ネタの宝庫ですが、アリス的にはパラサイト・シングルのとこでの関西の住宅事情かなぁ?賃貸しの場合関東圏では敷金礼金に1,2ヶ月が相場だそーですが、関西圏は3,4ヶ月分が相場だそーで、いざ一人暮らしとなったら家賃の10ヶ月分は用意しないといけないとか…しかも関西圏は敷金の返却率が低いそーで、さすが大阪って凄いとおろろいていたら、昔は20ヶ月分が相場だったとか…さて、アリスの夕陽丘のマンションは賃貸しなのか?持家なのか?気になるところだなぁ(笑)

 他にアリス的なとことゆーと、読書の章かと…まずは仏、アラン・コルバン曰く「推理小説、感傷的な小説、植民地での冒険的小説は…プロレタリアを腐敗させる最悪の毒」だとか…よーは娯楽が一般大衆に流れていくと、それは即悪徳の始まり、これは日本でも例外なく、本→映画→テレビ→マンガ→ゲームとゆー流れでしょーか?サブカル悪役の変遷でした(笑)ちなみに米のスティーブ・クラッシェンによると「マンガを長期にわたって読んでいる子のほうが、全然読まない子よりも読書量が多い」とか…更に森楙によると「テレビゲームでよく遊ぶ子は読書量も多く、ゲームをしない子に比べてとくに成績が悪いわけでもない」そな…誰かを悪者にしないとやっていけない世の中だものってか(笑)

 何かもー、本当に身も蓋もない話のオンパレードで、例えば米のアメリカン・ドリーム的な夢見がちなお話も一刀両断、容赦ないです。まずは米人の誇り自立の歴史ですが「インディアンの助けがなければ入植者は生きていけなかった」「西部開拓時代は、土地開拓者は政府からなにかにつけて多大な援助を受けていました」(@ステファニー・クーンツ「家族という神話」)とかで、米西部史研究家によると大草原の小さな家は嘘ばかりだそな…また、WWⅡの復員兵向けの低金利住宅ローン(何かどっかで聞いた事があるよーなネーミングだけど/笑)の予算は貧困層の福祉の予算を削って回したそな…「戦後アメリカの中流家庭の豊かさは、貧困層の犠牲に依存することで成り立っていたのです」とな…

 かよーにいっちゃっている本なので、読む人を激しく選びそーだよなぁ…それは著者もわかっていらっさるとみえて「本書を読んで笑う人は、正常な頭脳と自由な精神の持ち主です。反対に、怒り出す人は、学力低下および判断力停止の末期症状であるおそれがあります」とな…いやもー学問はケンカ売ってナンボってか(笑)

 目次参照  目次 文系

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