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2011年11月13日 (日)

そこは北の国なのね(笑)

白夜の風に漂う  残間昭彦  日本文学館

 サブタイトルが北欧見聞録ビジネスマンが歩いたスウェーデンなんですが、著者は脱サラしてスウェーデンの家屋の輸入販売の会社を起業した人物らしい…なので、趣味(旅)と実益(仕事)を兼ねてスウェーデン滞在記になるんだろーけど、サブタイトルのビジネスマンが歩いたというのは、ちょっとニュアンス違うよーな?とゆーのも本書の初っ端は東京駅での喧騒から始まり、その描写は非常に否定的です(笑)いわゆるざぱにーずびじねすまん…24時間戦っている人達(?)の事なんですが(笑)そんな生活より晴耕雨読的な田舎暮らしがええじゃないかと(水道ないし、風呂は近所の温泉、冬の暖房は薪ストーブ…)まぁそーゆー方の手記なんですけど、読後の感想は日本のおじさんの書いた文だなぁでして、まぁ良くも悪くも日本的なというか日本臭が漂っているよーな(笑)

 しみじみと思うに旅行記って何故か女性の書いたものの方が多い気がしているのは気のせいなのかなぁ?で、まぁ女性の場合、そんなにレベルにバラつきはないよーな気がするんですけど、殿方の書かれた旅行記は何とゆーか起伏の差が激しいよーな?散文というよりは論文ではないのかとゆー高度に哲学的なレベルのものもあれば、何を見て来たのか以前にどこに(どこの国に/笑)行ってきたのか分からないものまでそりゃ様々…いやもーマジかの連続もあると(笑)

 さて、本書はスウェーデンの無料配給所から始まりまして、当時スウェーデンの経済成長率は世界第五位だったそーですが、それでも街中に失業者が溢れているとゆーこの現実…光あれば影ありの世界がここにってか…さてさて、著者は本人いわく、スウェーデン語も英語も出来ない(カタコト?)レベルなのだが、にも拘わらず単身で入国、空港での両替やテレカの購入、切符の購入、荷物の送付とどーみてもトラブル続きなんですけど、まぁ初心者なんだからしょーがないのかなぁと先に進み、ユースに泊まる辺りも、寝具や食事やロッカーのとこも遊覧船の辺りもこれまたしょーがないのかなぁと思ったけど、何とゆーか事前調査何一つしていかなかったのかなぁとゆーノリの気が…

 例えばユース内は飲酒・喫煙が禁止されているのに同室者にビールを勧めたり、アルコールを販売している店内や外のベンチなどでの飲酒は基本的にタブーっぽい(警官に注意される事もあるとか…)郷に入りて郷に従えではないけど、法や慣習は一応軽く下見しておくのが大人のマナーではないかなぁと…タクシー事情とか、駅事情とかもこれもまぁ初心者なんだからしょーがないと思うんだけど、特急電車で降車する駅を乗り越すのは定時より早く通過したからとしても問題なのでは?しかもこれが私的な旅ならともかく仕事としての移動となれば、もう少し注意を払うのが普通じゃないかとふと思う…結果、戻るに戻れず、訪問先の社員に車で迎えにきてもらうのに間違った駅名を伝え、タクシーで移動したら白タクで三倍以上の料金をぶんどられる羽目になったと…ここまではある意味自業自得なんですけど、仕事の打ち合わせ時間に五時間の遅刻ってありえるか?

 アリス的にスウェーデンというとスウェーデン館のとこでしょーか?ヴェロニカさんの祖国は何とゆーか、結構のんびりな国みたいです(笑)で、ログハウスは国民的に特異なものではなくて普通にある建物なんですねぇ~ちなみにスウェーデンでは樹齢70年以下の木は切ってはいけないとゆー事になっているそな…エコロジーの国だものなんですねぇ~ちなみにログハウスの屋形船みたいなのもあるそーな…さすがと言う事でしょか(笑)

 さてさて、本書はようやくたどり着いた現場で工場見学とかして滞在していたある日、さすがに毎日極東からやってきたビジネス客の接待担当者も本来の仕事で一日抜けたりしたりして、でもこれまた言葉は通じなくても代理の人間をおいておく辺りスウェーデン人義理堅いなぁと読んでたら、著者の方のこの件のコメントは「彼らには遠い国から来た大切なお客様などという労わりは全くない」なんですね…かえって気楽でいいとは言っても上から目線に変わりなしでは(笑)

 レンタカー借りて移動するも運転技術の問題で、遭遇したスウェーデン人からレンタカー屋に何本も苦情の電話が入る位だから、これもなぁ…次回から日本人へのレンタカーの貸し出し保険料が上がっていたりして(笑)しかも車は停車したら一分以上のアイドリング禁止とか、路上駐車とか、結局巡回警察官にチェック入れられているし…その他も空港での撮影とか…重ね重ね事前に法律関係だけでも調べておくべきだったのではといらぬ心配をしてしまう…言葉で確認できるとか、旅の相方がいるとか、なら話は違うだろーけど、異国で言葉に不自由で一人旅でこの無防備さは幾ら旅の恥は掻き捨てとはいえ、ありえない気がするのは気のせい?

 トラブルばかりでなくスウェーデン情報も掲載されているんですが、本書的に充実しているのは英語の出来る女子大生に案内してもらった時と、現地で日本語講師をしているところ居候していた時かなぁ?何気に描写が細かいです(笑)でまぁ本書でスウェーデン的なとこだなぁと感心したのは「この国の人たちには年齢や地位の上下で、様や君を使い分けるような習慣が全くなく、名字で呼ぶことすらない。社長も大臣も先生も関係なく、国王でさえ、カールと呼び捨てにされるのだ」かなぁ?大らかです、スウェーデン(笑)ままま、詳細は本書を読めですが、私的にはアリスじゃないけど理解理解の最北かなぁ(笑)

 目次参照  目次 国外

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