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2011年11月27日 (日)

はぁどぼいるどだぜ?

スパイの歴史  テリー・クラウディ  東洋書林

 タイトルがタイトルなので、何とゆーか壮大にして華麗なスパイ史かなぁと期待すると、ちょっと違うよな?所詮007はフィクションなんですよ、奥さん(誰?)のノリかなぁ?最古のスパイとなるとカデシュの戦い(前1274年頃)の話からになる位でその頃の間諜の仕事は情報収集が主な仕事だったそな…まぁその頃から延々延々続いてきたとゆー事は、スパイ史も長いお話になると(笑)さて、本書はそんな紀元前から話が始まるのですが、メインはやはり近代でして、ここ4-500年のもっと言うならここ1-200年の話が殆どかなぁ?更にこードラマチックな展開ではなくて、ここまで一冊で網羅しようとしたら当たり前なんだろーけど、かなり飛ばし気味でして文体を含めて非常に教科書的かなぁ?まぁこれら一つ一つのエピソードを丹念に扱ったら何十冊どころか何百冊になりそーだし(笑)また、スパイ史というよりも近代史の方がニュアンス近いよーな気がする…

 結局、歴史的に黒子的存在なので後から分かった事をつなぎ合わせてみたら、そーだった…みたいな話でして、今の定説が明日の暴露でどーなるかは神のみぞ知るかなぁ?何を信じるのか?誰を信じるのか?それが問題だってか?本書でも「情報を得るためには、悪魔と手を結ばざるをえない。あるいは、少なくとも悪魔を雇わざるをえない。彼らと取り引きしなければならないのだ」(@トミー・フラランクス米軍大将/イラク戦争)となるらしい…まぁ国によって、また時代によってスパイのイメージって変わっているし、例えば、古代インドでは間諜とは国政にかかせないものと割り切っていらっさったのに、古代ローマでは間諜とはローマ市民としての高貴な理想への侮辱だったそな…中世のイギリスでは間諜とは旅回りの行商人とか役者、司祭、薬師、吟遊詩人、修道士、巡礼者といった面々だったらしいし、アメリカのノールトン・レンジャーズとか、これら先達が現代まで続く道なんだけど、表に出てくる確率は低いそな…ある戦いに勝利したとしても、その将軍が(またはその国のトップが)スパイによる諜報戦で勝利したとはまず認めないと…「彼の栄光を損なうし、あるいは不名誉な行いだと取られかねないからだ」…下にー下にってか?

 アリス的にスパイ…スパイ小説も広義にはミステリに入るだろーし、そーなるとアリスは目を通していそーだけど?どだろ?まぁ、アメリカのピンカートンなんかは探偵として有名だけど、実はスパイ的な仕事も請け負っていたらしい(ただし、探偵業のよーにはいかなかったみたいだけど…)

 これも一つの情報戦なので、クリミア戦争では「密偵の必要などない。タイムズがある」(@ロシア皇帝)となったり…この辺りは湾岸戦争に繋がるのか(笑)まぁあのウェリントン将軍が嘆く位だから、情報統制はかなり難しかったのかも?

 日本についても幾つか出てきますが、初っ端の9.11と真珠湾辺りの想起でまぁアレですが、頭山満とか、吉備真備とか…そして何故か欧米人が異常に執着する孫子の「兵法」とか…この孫子は全体によく出てくるよな?東洋の神秘かどーかは知らないけど、欧米の方は本当に好きなんだなぁ…

 で、「人々はマルクスの教義よりもジーンズやローリング・ストーンズを求めていたのだった」とあるよーに、何とゆーか全体的にアメリカ的かなぁ?著者は英国人のよーだけど、読者ターゲットはイギリスではなくてアメリカだったんだろか?まっカサノヴァとか、マタハリとか、シュヴァリエ・デオン辺りがスパイ的ロマンなんだろかなぁ(笑)

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