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2011年11月 3日 (木)

とっても日本的なしょーばいしょーばい?

絵とき百貨店文化誌  宮野力哉  日本経済新聞社

 何の本かというと表題通りの本に違いはないと思うけど、絵とき、はどーかなぁと思ったりして(笑)A5サイズのハードカバーで、まぁ本書的需要は専門家向きかもしれないかもなぁと…一応、駆け足っぽいけど平易な文章で著者的にはパンピー向けを意識してらっさるよーだけど、明治から戦後にかけてのデパートとは何ぞや?をソフトハードと共に時代が出ていて非常に興味深い内容です。日本のデパートは海外のデパートと違うのかとゆー、本書の最初の前書きにあるピーター・ヴァン・デル・メルゥー博士夫妻(@ナショナル・マリタイムミュージアム学芸部長)の来日の際の疑問から始まっているんですね…この辺りの書き出しは武士道に似ているかも(笑)なんで百貨店で美術展が開催されているの?つまるところ日本って変?に行き着くかと(笑)こんな事もあろーかととゆー訳ではないけど、そーゆー疑問が発端になって本書が成ったのですねぇ…それは日本の商業史にも繋がる壮大な(?)お話の始まり(笑)

 まぁお江戸の終わりから明治の維新、横浜の開港に文明開化と目まぐるしく変わって行く世情と呉服店の生き残りというか変化、そして鉄道各社の思惑などもあり、また商品開発や広告ビジネス、ショーにデザイン、建築など諸々が巻き込まれていく様も見事でござーるの世界かなぁ(笑)明治から戦後の文化的な位相に興味のある方にお薦めしとこー(笑)

 ただ、絵ときとあるわりに絵(図?)がないんですよ(笑)本書は字、字、字で埋め尽くされている感じ(笑)確かに絵もあるけど、一つの章に一頁の割り振りでしかも小さい絵を一つにまとめているから見やすいとはお世辞にも言えない構成…その上、白黒だし…本書に絵ときと入れたなら新書本と大差ないレイアウト構成は止めて、もう少し本文と対応するデザインでよかったのではないか?と。値付けも強気だし、私的にはこの半値が打倒だと思うけど…

 アリス的にデパート?ダリ繭のエピローグで行ってた展示会ってデパート系だったのかなぁと思いつつ?来日した博士夫妻には申し訳ないけど、日本人的にはデパートで展示会はそんなに不可思議な話でもないよーな…まぁ「百貨店は、国でやるべきことを代行して、今日のデザイン王国になった」そーだから(笑)

 本書的に大阪というと池田市は呉服の里だそーで、何故呉服が出てくるかとゆーと、百貨店の元祖って呉服店が多いんですよ…三越とか、松坂屋とか、皆元は呉服店と…後は大阪の呉服の太物を江戸に送るレースが行われていたそーで、そのスタート地点が天保山だったとか…大丸大阪店(1926/5)はヴォーリズが設計したとか、日本初のターミナル百貨店が阪急(1929)だそーでさすが小林一三というところか(笑)、内国勧業博覧会の第四回は京都岡崎で、第五回は天王寺公園から新世界一帯だったとか…

 アリス的ならヴォーリズの項もアレですが、ダリと百貨店のところも見物だと思われます(笑)ニューヨークのウィンドウディスプレイで裁判沙汰にまでなってしまうところ、これまたダリの面目躍如というところか(笑)

 さて、個人的にヘェーと思わされたのは飲食物見本の登場って、関東大震災後の白木屋が初めだったのね…ついでに言うとお子様ランチは三越本店が始まりだったとか…当時(1930)は御子様定食で旗も三越のマークだったみたいだけど(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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