« きれいはきたない、きたないはきれい… | トップページ | サンドウィッチを食いなされ(笑) »

2011年12月21日 (水)

ユーモアやパロディが栄える国や時代というのは、文化が成熟している証拠(笑)

イギリス紳士のユーモア  小林章夫  講談社

 タイトルがタイトルなのでユーモア集かなぁと思ったら、前半は(イギリス)紳士とは何かで占められていて後半に入ってやっと紳士のユーモアになるんだけど、こちらもユーモアから入るので紳士のユーモアまでの道は遠い(笑)なので、どちらかというとイギリス紳士のユーモアというより、イギリス紳士とユーモアというタイトルの方があってる気がするのは気のせい?ついでに言うとユーモアとウィットの違いとは?とか、紳士のユーモア?紳士のウィット?と更に紳士のジョーク、紳士のブラックジョーク…道は果てしなく遠いみたいです(笑)違いが分かる男が紳士か(笑)

 さて、本書の初っ端に書いてあるのですが、紳士というのはイギリスの専売特許らしいと…何故ってフランス紳士とか、イタリア紳士、アメリカ紳士なんてまず言わないと、ましてや日本紳士…聞いた事ないよーな…こーゆーのはもー掛詞的なんでしょか?日本だったら日本男子と続くみたいな(笑)「ましてやロシア紳士なんていうのは、ドイツ人のコメディアンのように、この世に存在するなんてほとんど想像できないものなのである」とな(笑)ジェントルマンは普通名詞でも、イギリス紳士は固有名詞だそな…言いえて妙かも(笑)

 で、この紳士とは何ぞやとなると定義が難しいみたい…昔は貴族階級のそれこそ騎士道精神の成れの果てみたいなというと身も蓋もないけど、のノリだったとして、産業革命以後は中産階級というか成金世代というかの中からも育ちの良さ、りっぱな人とゆーのは出てくる訳で、そっするとどっからどこまでが紳士なのか?こーゆー社会に根ざしたニュアンス的なものはその社会にいる人じゃないと分からないというか?境界線はどこ?の世界になるよーな…血統と家柄、身分の良さは多少軽減されていたとしても、全く加味されない訳でもなさそーで…本当の紳士はどこにいるんだぁーと(笑)

 アリス的にイギリス紳士…ここは毎度おなじみのウルフ先生にご登場願うしかないのか?しかし、准教授の同僚というだけで紳士の看板はかなり怪しくなるとアリスには言われそう(笑)どっかでアリス、准教授の事を紳士でないと言いきってたよな?イギリス紳士となるとこれはもーイギリスの無形文化財のよーな気がしないでもないけどなぁ(笑)もしくは絶滅危惧種とか(笑)

 さて、紳士の定義は色々あるらしいのですが、その中の一つに「紳士はせぬことを、紳士らしくやる能力のある人物」って、どんだけぇー(笑)この辺りが紳士のユーモアか?ちなみに紳士予備軍が紳士になる為にはギリシャ・ラテンの古典語教育と紳士にふさわしいマナーだそーで…そーいや、チャーチルも学生時代にラテン語の変格で卓が、卓はとか続いて卓よってテーブルに呼びかけるか?馬鹿ぁーっと叫んでいたよーな?チャーチル、ラテン語苦手だったんだろか?ちなみにチャーチルは紳士に入らないという見方も多いそな…イギリス人って…

 ちなみに16世紀位の紳士は、狩猟関係が出来る事が紳士の務めで勉強なんて「乞食や貧乏人のやること」だったみたいですけど、時代が日本的に言うならいざ鎌倉が過ぎると法律や政治に対応できる人を養成せねばならず、これがパフリックスクールの隆盛に繋がっていくみたいです…あれも一つの紳士養成所なんですねぇ…で、これがオックスブリッジへ続いていて、ここも「オックスフォード出身者は、まるで世界は自分のものだと言わんばかりの顔つきをしている。一方、ケンブリッジ出身者は、世界が誰のものでも構わぬといった顔つきをしている」(@クライトン主教)だそー…でまぁカントリージェントルマンになるとな?「紳士というのはあまりお金のことに口出ししない、会社に勤めたり商売に手を出したりすることは、はしたない行為と言われる」んだそーで、ある種有閑階級の皆様とゆー事か?で何やったとゆーと狩猟とな…後ダンスパーティと仮面舞踏会って…で社交シーズン(春-夏)にロンドンにちょっと行くと…

 現在、紳士階級が曖昧になってきたけれど、厳然と紳士たるものの牙城として聳え立つもの、はい、かのクラブでございます。まぁ昨今、女性も入会できたり、同伴も許されているとこが出てきたみたいだけど、結局のところ曜日が決まっていたり、立ち入り区画が制限されていたりでその全貌はまだまだ男の城のよーです…ちなみに一節によると何故クラブなのかと言えば、家に帰りたくないから…とゆー男の真実が(笑)あるとな…更にイギリスでは「イギリス女性は20歳までは天使、それを過ぎると魔女」(著者友人英人談)という至言があるとな…イギリスって…

 とまぁイギリス人とはイギリス紳士とはゆー話が2/3位続いているのですが、詳細は本書をドゾっ、でそんなイギリス紳士がユーモア(ウィット/ジョーク)を口にする時は何ぞやに至って、チャーチルの言葉が結構出てきているんだけど、これが今なら待ったが入りそーな発言のオンパレード…「「ウィンストン、あなたは飲んだくれです」とリヴァプール選出の社会党議員ベッシー・プラドックが叫んだ。「ベッシー、君のご面相はまずいね。明日の朝私がしらふになっても、やはり醜いことには変わりはないだろう」とチャーチルは反撃した」とか、「美人をやっつけることは、不可能と言わないまでも難しいね。いくらやっつけも美人は美人なので、強い言葉もついすくでしまうもんでね」って…チャーチルがセクハラ野郎だったのか?それとも当時のイギリス全体がセクハラなんて関係なかったのか?容姿について口にする事は紳士のする事なんだろか?そこが問題だってか(笑) ちなみにユーモアという言葉は、人間の体液を表すものだったそーで、いわゆるヒポクラテスの体液説(多血、粘液、胆汁に黒胆汁)…ちなみに黒胆汁の事をメランコリーというそーで、憂鬱な性格という事になると…で、健康にはこれら体液のバランスが必要だと、「変わり者というのは、体液の不均衡から生まれる特異体質だとみなされたのである」とな…ユーモアとか特異な気質の人の事を指したのが、やがて笑いと滑稽さに変化して、ゆとりと大らかさを内包するものになっていくとな?どちらにせよ、冷笑ではなくて寛容なのかなぁ?

 さて、本書はイギリスという国(人?)について、ヘェーの嵐(笑)例えば、イギリスの階級性について、喋り方や衣住だけでなく、飼っている犬までも階級によって違うとか、イギリス人は三食は粗食(朝食はイングリッシュ・ブレックファーストだけど/笑)なので、ハイティーで小腹を満たし、その他の時間に結構間食(スナックとか果物とか)しているみたいだとか、極めつけはアルコールでしょか?ちなみに上智大では、学食で昼からビールと日本酒が販売されているそな…だけど、同志社大ではなかったと…カトリック系は酒に寛容だが、プロテスタント系は酒に厳しいそーな…うーん、他の大学はどうなんだろ?要、チェックやってか(笑)

 目次参照  目次 国外

|

« きれいはきたない、きたないはきれい… | トップページ | サンドウィッチを食いなされ(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ユーモアやパロディが栄える国や時代というのは、文化が成熟している証拠(笑):

« きれいはきたない、きたないはきれい… | トップページ | サンドウィッチを食いなされ(笑) »