« 努力している限り人は迷うものだ… | トップページ | あ、かるい? »

2011年12月 6日 (火)

酒を飲まず、自己統制し、思慮深い…

スウェーデンを知るための60章  村井誠人・編著  明石書店

 スウェーデンとは何ぞや?という問いを立てた時、どこまで答えられるかはいずこの人も皆それぞれにの世界だろーけど、一言でこーなんです言いきれる程、国は甘くないとか(笑)そんなこんなで一つの国に切り口がひとまず60はあるよ、とゆーノリかなぁ?これにしたって多分、スウェーデン通にしてみたら、まだまだなのかもしれないし(笑)

 とゆー訳で困った時は恒例の目次を見てみよーなんですが、60個もある目次を全部あげるのも何なので、目次も幾つかの項目別になっているので、それをあげると一、スウェーデンの諸地域、二、スウェーデン語とは、三、スウェーデンの歴史から、四、外から見たスウェーデン、五、スウェーデンの政治、六、スウェーデンの社会、七、スウェーデンの文学、八、スウェーデンの芸術、九、スウェーデンの暮らしのラインナップ…取り合えず、この一冊で大まかなスウェーデンとゆー国が分かるかも?

 本書は各所にこだわりがあるのですが、トーシロ的に一番ホェーと思ったのは、固有名詞の記述かなぁ?どーもoをオと発音するのではなくて、エと発音する方が近いらしいとか、現地発音に限りなく近づけると、今まで流通していた言葉が通用しなくなる、ひいては読者に混乱をきたすとゆー話に発展すると…でも本書は正しい(新しい?)発音で行くもんねっとゆー態度が全文を貫いていて、まぁヨーテボリがユーテボリになっていたり、かの分類学者のリンネが実はリネーだったり、ノーベルがノベルだったり、言葉ってむつかし…この辺も世界各国、その国の実情に合わせて替えていくべきなんだろぉなぁ?キヨトじゃありません、キョートですとか(笑)

 アリス的にスウェーデンというと、言わずと知れたスウェーデン館からなんですが、ヴェロニカさんの祖国はこれまた凄い…一口でとやかく言える国家じゃないよねぇと(笑)でもって、何か北欧ってフィヨルドのイメージのせーか凄い山が連なっている気がしてきたんですけど、スウェーデン最高峰がケプネカイセ山(2104m)なんだとか、首都ストックフルムの起源も1252年というから(記述としての最古、実際はその前からあったにしても)日本でいうと鎌倉幕府より新しいとゆー…ユーテボリは雨が多いせいか小さなロンドンと呼ばれているとか、ちなみこちらにボルボやハッセルブラードの本社があるそーだが、昔はスウェーデン東インド会社があったそーな…東インド会社ってオランダやイギリスだけじゃなかったんですねぇ…と今更気付かされたりして(笑)移民についても主にアメリカに全人口の1/5も移民したそーで、これもその国の人口の1/5以上が移民した国って他にアイルランドとノルウェーしかないそーだから、これまたハードな国(歴史)だったのか…

 さて、北欧諸国の言葉はフィンランドを除いてだいたいゲルマン語、北ゲルマン語に入るらしいのだけど、スウェーデン語とデンマーク語はその中の東ノルド語になるそーな…まぁ皆、親戚関係みたいな言葉だから通じているらしいけど、意外とデンマーク語通用し辛いみたいなとこが面白いよな…言葉の属と相互理解はまた違うのか?また、スウェーデン語は同じ発音でもアクセントをどこに置くかで、意味が全然違ってしまう事もあるそーで、言葉はどこも奥が深いよな…外来語としてのスウェーテン語というと、オリエンテーリングとか、フィラメントなんかで使われるタングステンとか、温度計の摂氏の℃のCもアンデシュ・セルシウスからとか、お花のダリアもアンドレーアス・ダールからとか、最近というとオンブツマンとかとか…

 アリス的にいくとやはり、芸術とか文学とか行かね?って事でスウェーデンといえば、まずこの人を上げないといけないだろーストリンドバリだけど、アリス的ならニルスの不思議な冒険のセルマ・ラーゲルルーヴになるのかなぁ…ミステリ的ならマイ・シューヴァル&パール・シューヴァルのマルティン・ベックシリーズとか、ヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダーシリーズが有名どことか?ちなみにシャンティン・エークマンはミステリでデビューしたけど今は純文学に転向した作家だそな…後はルーンのとこでルーン石碑が25列以上残っているとか…

 スウェーデン的だなぁとゆーのはやはり日常の風習のとこで、スウェーデンでは毎週木曜日は同じ食事だそな…でその内容はとゆーと、豆のスープにパンケーキに温めたプンシュ酒だとか…ヴェロニカさん家もそーだったのかなぁ?と(笑)後、国民的スポーツは男女共サッカーらしい…1870年代にイングランドから入って1904年にはスウェーデン・サッカー連盟が創設され、その年の国際サッカー連盟創設にも参加していたとゆーから、伝統あるんですよね、スウェーデンサッカーってば…

 日本とのかかわりというと、実はリッラ・ヤーパン(小さな日本)という名前の集落があるそーで、どーも新興住宅地に名づけたらしいのだが、このネーミング感覚って大阪の新世界に通じるものがあるよーな(笑)後はスウェーデンでの日本のイメージはというと、女性は例の芸者に通じていわゆるエロ系ですか…で男性はビジネスマンやツーリストの態度が子供っぽく理解しがたいとこから哄笑の的って…黒髪、黒ぶちの眼鏡、出っ歯なイメージでそのままパロったテレビ番組もあるそーな…どんだけ凄いかとゆーと「これが黒人やユダヤ人のステレオタイプだったら、許されただろうか?人種差別として非難されるはずだ。しかし黄色人種は徹底的に笑いものにしても許されるのがスウェーデンでの現状のようだ」(@トビーアス・ヒュビネット)なんだって…スウェーデン、お前もか…

 後は、カール・ラーションのとこが凄すぎるとゆーノリかなぁ?今ではスウェーデンの国民的画家として有名な方ですが、以前に国立美術館から頼まれて製作したにも関わらず「冬至の生贄」は「美術館は異教性から受け入れを拒否」されたとか…で、すっかり忘れ去られた絵画(作家?)だったそれが、オークションで日本人が落札したと…ところが、これまた時間がたって国民的画家としてラーションが再評価されると「スウェーデン国内では、スウェーデンを代表する代表作が極東の日本に流出したのは国辱ものだと、日本を批判。苦慮のすえ、日本のコレクターはかつてその作品の受け取りを拒否したスウェーデン国立美術館に寄贈を申し出、受け入れられる」に至ったとか…なる程文句って言ってみるもんですねぇ(笑)

 他にもスウェーデン、リスペクタブルな労働者とか凄い概念の国なんですけど、最後に日本人としては聞き捨てならないとゆーか、人事ではない、ゴットランド島のとこでしょかねぇ…「18世紀にはロシアが北側に侵入する事態も発生している」とな…新渡戸稲造も関わったオーランド諸島問題といい、他国の島に侵犯するのが昔からロシア(ソ連)の慣習なのか…ロシアと国境接している国で領土問題発生していないとこってあるんだろぉか?胸に手をあてて考えてしまう今日この頃って…お後が宜しくなって欲しいぞぉ~

 目次参照  目次 国外

|

« 努力している限り人は迷うものだ… | トップページ | あ、かるい? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 酒を飲まず、自己統制し、思慮深い…:

« 努力している限り人は迷うものだ… | トップページ | あ、かるい? »