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2011年12月27日 (火)

君よ知るや食の国?

フード・コンシャス  石月昭二  交通新聞社

 サブタイトルが、観光よもやま話でして、著者は日本観光協会会長…で、本書はその日本観光協会の機関誌月刊観光に連載されていた紀行文を一つにまとめたものだそー…著者自身の若き日のロンドン駐在経験やら、自身の旅行先についてのお話はその土地の観光地についてもありますが、中心は食かなぁ(笑)イギリス、フランス、イタリア、スペイン、タイ、インドと後はクルーズでの旅について掲載されています。さすがにプロだよなぁとゆーのから、日本の戦後の対海外への旅(赴任?)の生き証人的な見解もありーの、根っから好きなんだろーなぁの食への探求を含めて日本のおじさんかくありきな文が並んでいます。平易で分かり易いので読みやすいんですが、目線がトップダウン傾向なのでそれが気にならなければ興味のある方には読んでみたらかなぁ?

 まぁ旅行といったら、楽しみの一つはご飯でしょー(笑)世界は広い、料理の種類もこれまた広い(笑)著者によると、「食べ物が美味い国には幾つかの共通点があります。まず第一に、国土が広大で地味が肥え、豊かで多様な山海の食材が採れること。第二に、人々が食べることに情熱を持っていること。第三には、その国を舞台に幾多の民族が出入りした興亡の歴史があり、各民族の多様な食文化が存在すること。第四に、食事に贅を凝らす強力な専制君主や、王朝が存在したことなどあります」だそな…ちなみにフランス、イタリー、スペインなどのラテンの国々や中国、タイ、ベトナム位しか著者的には美味しい国はなく、イギリス、ドイツ、北欧、東欧諸国、インド、アフリカ、中東のアラブ諸国はメシマズ国となるそーな…さもありなんと言っていいのか…更にスゲェーと思ったのは美味しいご飯には文化だけでなくて「民族の持って生まれた味覚が大いに関係あるように思えます。イギリス人やドイツ人には、色盲と同じように、味がわからない味盲の人があるという説もあります」とかあって、これまたさもありなんと言っていいのか…

 何とゆーか、欧米の食事というかメインというと肉ぅーっというイメージが強くて、だからステーキだよねに繋がってしまう辺り、己は昭和一桁かと自ら突っ込みをいれたくなるんですけど、かのイギリスでもビーフステイク、オクステイル(牛の尾の煮込み)、アイリッシュ・ステュウ(羊の煮込み)、ローストビーフと肉なら何とかなるさぁな雰囲気満載(笑)ちなみにイギリスだとアンガス牛がブランド牛になる模様…著者的には今までで一番おいしかったステーキは、イタリアで食べたビスティッカ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)でこれまたイタリアのブランド牛キアーナ牛だとか…でも、現地の人は牛より羊らしーんだけど(笑)

 アリス的に旅、食、どちらにしてもアリスの大好物のよーに思われ(笑)イギリスとタイには行った事があるみたいな話が出ていた気がするけれど、他はどーなのかなぁ?この手の紀行文はアリスが執筆したら、他にもミステリ的とか、ホテル的とか、幾らでもネタ膨らませそーだけどなぁ(笑)

 絶叫城でもイタリアンでパスタ食べてたけど、結構あちこちでパスタ系食べているよのねのパスタとはデュラム(硬質小麦粉)を粗挽きしたセモリナ粉100%じゃないとパスタは認めんと法律で決まっているそーな、さすが食の国イタリアっ(笑)イタリア続きで朱色で出てきたリゾットなんかもイカ墨、魚介、サフランと色々種類ありまっせの世界(笑)更にアリスの好物のハムなんかもパルマ産やサン・ダニエーレ産とかどーか?コッパ(ロンバルディア地方の生ハム)もお薦めだよと~後はいつものカレーという事でインドのマトン・コールマーやキーマ・マターやチキン・マドラスとか出てますが、日本的に行くならニュー・グランド・ホテル(横浜)のカレーが英国風のカレーだとか?

 豆知識的なのもあってイギリスのキャベツは煮込み用らしくて固いとか、山芋はフォション(パリ)で手に入ったとか、ギリシャ人地区の八百屋に行くとヤツガシラ(里芋/キプロス産)が売ってるとか、バイエルン(ドイツ)の八百屋には大根があるとか、ロンドンにはインドとスリランカ政府直営のティー・センターがあるとか…まぁ他にも車の運転とか、チップとか、通訳とか、ぼられたり騙されたり旅に重なるトラブル系も出てくるんですけど、本書的に一番インパクトあったのはタイの警察かなぁ?売春についても「悪名高いタイ警察は、取り締まるどころか、これらセックス産業から所場代を取っているとの話を耳にします」とか、「タイはヤクザはいないが警察がいる!あなたは男だからそんな呑気なことをいっているが、女は夜道の一人歩きができない」(@現地の女性談)とか、微笑みの国のはずなのになかなか凄いとこだったんだなぁ…

 目次参照  目次 国外  目次 食物

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