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2012年1月 3日 (火)

こいつは春から縁起がいぃーやっ~

雅楽 千三百年のクラシック  上野慶夫  富山新聞社

 日本のお正月、日本の音楽となれば雅楽でしょお~取り合えず、おめでたいと(笑)でも日常レベルで雅楽とのお付き合いって神社とかで拝んでもらって時に、巫女さんと宮司さんが踊ってるのしか生で見た事ないよな?後はこれまたお正月のテレビ番組で、宮中楽士(楽師?)の皆様が演奏と舞っているのをセットで見た位か?曲のテンポもゆっくりで、舞う方もゆっくりにトーシロには見えるけど、このラルゴ的とゆーかスローなところがむしろ逆に難しそー、間違えたら一発で分かりそーだし…で、お面つけた舞は何かやたら縦ノリで激しかった記憶もうっすらとあって、衣装やら何やらでこれも大変そーだけど?まぁ何にしても伝統芸能は日本人からしても保持するの大変だろなぁとマジで頭下がります。

 で、こちらの本はパンピーの友の会みたいなノリらしい…こーゆーのが市井の方に脈々と受けついでられるのが、これまた凄いよなぁ…ちゃんと演奏会も行っていらっさるし、しかもイギリス公演とかしてるらしい…文化は世界を超えるってか(笑)衣装代だけでも、もの凄い金額になりそーだけど?地域で支えているっぽいので、これまた民度の問題か…いやもー日本人って…

 さて、伝統芸能というと皆似たよーな気がしていたけど、実は雅楽は宮中と公家、能は武家、歌舞伎は町民と住み分けがはっきりしていたよな…まぁでも雅楽にも催馬楽という日本の民謡を元にした歌曲があるそーで、それなりに時代時代で上も下もミクスチャーされて続いていったよな(笑)その中に、桜人なんて曲もあるそーで字面だけでも美しそーとゆーか、日本的だよなぁと雰囲気が(笑)1300年も連綿と続いて、不易流行を地でいってるってこゆ事なのか?

 アリス的に雅楽…京都ですよねぇと思っていたら、勿論宮中があったから京都中心的なとこがずっと続いていたんだろーけど、現代は皇居も東京なのでまぁ公式的なのはそちらに移ったよーな感じになっている模様…だからと言って、京都にも京都の民間の友の会みたいなのはあるそーで、やはりそこは京都という事か…文化にブレは許されません(笑)

 で、アリス的には四天王寺がこれまた顕著に出てくるんですよ~何が凄いって、チューニングの音が黄鐘とゆーそーで、一応430ヘルツなんだそな…で、この基準音は何を基準にしているかとゆーと四天王寺の鐘の音に合わせているんだとか…アリスが日常聞いているはずの鐘の音は雅楽の基本音だったんですねぇ…ちなみにこの件は徒然草に載っているそーで、さすが博学な兼好法師とゆー事か…

 でで、オーケストラなんかではオーボエがラの音だして、皆で合わせるノリが普通だけど、雅楽の場合はチューニングにチューニングの曲(調)があって、音合わせの曲を音取りと言うそーな…一分位の短い曲だそーだけど、これだけで一つの絵になってないか?の世界のよな…調の違い(六つあるそな)によって曲もあると…

 ででで、こんだけ古いから秘曲とゆーものとゆーか、制度があって、特定の曲は一子相伝というか、一部の許された人しか演奏してはいけなかったのだとか(今風に言うと著作権問題のよーなもんらしい…)で、それが明治になって全ていったん天皇に返す事になって、全ての演者が演奏できるよーになったけど、一曲だけ秘曲として残ったものがあるそな…それが「蘇莫者」という演目らしい…で、舞い手と横笛奏者の二人でおりなすらしいのだけど、この横笛奏者の事を太子と呼ぶそーで、聖徳太子を表しているのだかとか…故にか、四天王寺の聖霊会ではこの蘇莫者が舞われるのだとか…ちなみにこれを続けてる方は秦河勝の祖先だそーで、そーゆー古えが今に続いているんですねぇ…アリスも絶対一度は見ているはずだし…

 でででで、この雅楽の舞の衣装というものも、国宝級というか、そーとー凄い物らしい…でも、手よりの糸で織られた衣装は一味も二味も違うというか、持ちがいいみたい…ちなみに四天王寺の舞楽装束は手よりだそーで…かの豊臣秀頼が寄進したものだとかでこれが今の衣装の手本になっているそーだから、音だけでなく、衣装も四天王寺が基本だったのか?ちなみに平安時代にとある曲を舞える人がいなくなったから、わざわざ天皇命令で四天王寺から舞人よんで教わったとかあるそーで…ちなみにちなみに、戦前で雅楽の正統な舞が見られるのは、今著者が所属してる会と、熱田神宮と四天王寺だけだったそな…四天王寺、雅楽のセンター的役割をずっとしてきたと見ていいのだろーか?

 さて、最後に本書的に最初から最後までノンストップでほんまでっかの嵐なんですけど、トーシロ的にインパクトのあった話は篳篥の穴の話(笑)ちなみに篳篥には九つの穴があるそーなんだけど、九番目の穴はどんな曲でもふさいでいなければならないとなっているそーで絶対にこの穴の音を出してはいけない事になっているそな…で理由が「この穴の音は調伏の音と言われて、呪う時に使うのだという言い伝えがあります」って…マジですかぁー?とゆーのが一つ。

 も一つは雅楽の研究者のお言葉「千年以上前の音楽が今でも残っていたり、復元できるのはありがたいことです。これも、お家元がしっかりしているからこそです」となるそーな…この手の伝統芸能というか、道は京都や宮中や天皇がずっと続けてきた結果なんですねぇ…まさに継続は力なりか?さてさて、せっかくのお正月で有り難やぁーなノリなのでBGMはめでたき一曲嘉辰でいってみよーって、どーよ(笑)

 目次参照  目次 音楽

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