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2012年1月13日 (金)

こいつはとんでもないぞっ

甲賀忍法帖  山田風太郎  講談社

 何の本なのか?今さら説明の必要もない位有名なお話らしいのだが、えーと、時代設定としては江戸時代初期、三代将軍の家督相続問題に端を発している忍術合戦?最初から最後までノンストップ、アクション活劇かなぁ?タイトルは甲賀となってますけど、その甲賀と伊賀の戦いですから、これまた日本人的には二大忍者組織でしょーか?

 これはもー読んでくらはいとしか言えないよーで、こー言っては大変失礼かもしれないけど、少年漫画の世界かも?ありえるのか?ありえないのか?わかりません(笑)何か上手く作者の手のひらの上で踊らされている感じかなぁ?出てくる登場人物がもー個性的過ぎて、それでもって人類というより、忍者だから、とゆーノリ…地味に派手です(笑)

 それとプラスしてロミジュリ的効果も入れて、ラスト辺りは今時なら逆になりそーだけど、殿方的にはかくありたいだよなぁとしみじみしてみたり…偉そうに宣言した家康より、服部半蔵の方がアジを出していたり(笑)それにしても、伊賀と甲賀ってそんなに仲が悪かったのか?旧日本軍の陸海も仲悪かったらしいが、この国って戦う組織系は同族というより敵認定なのかなぁ?もしかして派閥か(笑)

 アリス的に忍者、何の接点があるんじゃーとお思いでしょーが、これ読むきっかけはどーでっかぁーとゆーお薦めもあったんですが、一番の理由は本書の解説ですね、なんとこれ御大が書いていらっさるんですよっ!しかも手ばなしでっ!「私が伝えたいことはこれに尽きる-何をしているんです?つまらない文章を読んでいる暇を惜しんで、目茶苦茶に面白い本編をすぐ読み始めなさい!」からも分かろーもの(笑)

 ゲーム性が高いという評価で「このあたりは山田氏が推理小説にも抜群の技量を持っていることでも立証ずみだろう。同じ忍法は二度と使わない、という姿勢も、トリックの再使用はしないという推理小説の創作態度に通じる」とあって、一見荒唐無稽に見える忍法合戦も、言われてみれば二度出しは伊賀の天膳以外はないよーな?その天膳も最大級の敵、もしくは法、それとも伝統かなぁ?もしかして本書で一番忍びらしい忍びは彼かもしれないしなぁ…個人的には決して傍に居て欲しくないタイプだけど(笑)

 で、更に御大は山田作品について、忍法帖シリーズは勿論、明治ものや、妖人異聞譚、ホラーにエッセイも薦めるけど、やはりミステリ物で、妖異金瓶梅とか、十三角関係とか、誰にでもできる殺人とかを読めと激しくブッシュしておられます。うちのブログを知っている人はまぁ殆どいないだろーけど、他のジャンルに比べてフィクション系が少ないのは読むのが遅いからで、この先、御大のお言葉に従うなら、先は長いよな…うん、頑張ろう…次は伊賀忍法帖辺りでどーだろぉか?うーん?

 目次参照  目次 フィクション

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