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2012年1月15日 (日)

歩く芳香剤?

香りの源氏物語  嶋本静子  旬報社

 何の本かというと、一応香道に基づいた本なんだと思う?けど、メインはタイトル通り、源氏なんですねぇ…ええ、あの光源氏と女君の皆さんでしょーか(笑)ぶっちゃけ、浮気現場で香りがモノ言うって、どーよ…いえ、華麗なる宮廷絵巻というか、イケメンの恋愛遍歴になるんだろーけど、マザコン浮気男一代記みたいなノリだしなぁ(笑)まぁ薫の君や匂うの宮なんてのもあるけど、この二人にしても結局宇治で恋愛沙汰だしなぁ(笑)

 で、何で香りが重要かというと、電気がなかったからじゃなかろーか?電気を大切にねとどこぞので○こちゃんに言われそーだが、電気がない、電灯がないという事で、油の炎じゃ相当暗い、もしくは真っ暗って事で、人の気配とゆーのは香りと共にやってくると…でもって、この薫香はこれまた相当高価な物だった上に、その配合が秘伝の秘だった訳で、香りで人が分かる、もしくは身分が分かるとゆー凄さ…

 とゆー訳で、物語の小道具として、もしくは通奏低音のよーに出てくる訳で、それが分からないと源氏物語を読み解くのも半減するとゆー事か?確か香道なんかでも源氏にちなんだのがあるはずで、古典は今に連綿と続いていらっさると(笑)

 アリス的に香りというと、例のアレですがネタばれしてまうかもで、題名は内緒の方向で(笑)よく考えなくても源氏といえば舞台は京都とゆー事ですから、これも被るのかなぁ?源氏は発表当時は女性向けだったのかもしれないけど、後の時代は男性に受けたみたいだしなぁ?特に権力者関係者にはビバ浮気免罪符だから、そりゃ一家に一巻(54帖?)だよねぇ(笑)

 雨夜の品定めのとこの藤式部丞のとこのニンニク臭騒動はギャグだよねぇ…当事者は笑えないにしても…でもニンニクって当時の宮廷人にはごちそうだったみたいで、香りを気にしているわりには臭い物好きだったんだろぉーか?京都人とか?

 六条御息所の幻香の元である芥子の香とは何ぞや?となると、この当時アヘンな芥子はなかったそーで…でもヨーロッパなんかでは鎮静・安眠効果を狙って薬的に使用しているそな…芥子でからしと読む系で辛子の香り…実際はゴマ系の香ばしい香りになるそーだが?それにしても護摩の香りの中の芥子って、どんななんですかぁー?

 まぁでも香りの話となれば、源氏的には薫物合のとこが一番らしーちゃらしいと…雅な遊びそのものだしなぁ?源氏の家のみんなで自慢の香りもの調合大会…メインは六種の薫り(黒方、梅花、荷葉、侍従、百歩香、薫衣香)だけど、調合法はその家、その人それぞれに違うし、更に四季とかTPOとか、しきたりもことかかないと…それを破れば無教養、でも遊び心がないとこれまたとゆー、なかなか香り一つでも厳しいものが…何となくジャッジを任された兵部卿宮が一番楽しそーなのは気のせい(笑)

 最後に本書的に一番すげぇーと思わされたのは髭黒大将と正室と玉蔓のとこかなぁ?中年のおじさんが若くて綺麗な愛人ゲットーっと浮かれているのが哀愁誘うけど、本人だけがウキウキだしなぁ…だから、この章はギャグなんだろーけど…愛人たる玉蔓もそんな男いやーのノリだし、玉蔓の保護者たる源氏もうちくんなっ状態だし、髭黒大将の正室も嫉妬に狂いヒステリー全開だし、そんな中で雅に香りなんて関係ねぇーではなくて…ここではその香りを炊く香炉をこれから愛人宅行くぜぇーと浮かれているご主人に投げつけるという件…勿論髭黒大将は灰まみれになって、通えないとなるけど、そこは男の執念、次の日には再び出かける準備を始めると…侍女が呆れても、恋に浮かれた中年男はそんなの関係ねぇーなんですね…まさに恋、相手の事も関係ねぇーなんだろなぁ…

 目次参照  目次 文化・芸術  目次 文系

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