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2012年2月19日 (日)

みためがすべて(笑)

アラマタ美術誌  荒俣宏  新書館

 どーゆー本かというと、どーゆー本なのでしょお?とつい言いたくなってしまうんですが、美術系のこじゃれた感じでもなく、かと言って大上段に構えたお上品系でもなく、はたまた何か知らんがげいじつは爆発系でもなく、上手く説明できないのだが、絵と人類のスタンスの変遷かなぁ?事の起こりはホモ・サピエンスの洞窟画から…何故ネアンデルタール人は絵をかかなかったのか?で、絵を描くってどゆことから、こー現代までの流れを見ていくみたいな?

 ある種、目の訓練なのかもしれないなぁ?とか(笑)何を見るか?どう見るか?解釈いてまえとか(笑)とても一言では言えないので、詳細は本書をドゾ(笑)何か上手く騙されている気がしないでもないですけど、騙されたままの方が幸せな事もありますし(笑)

 まぁ物の見方がすこぉし変わるかも(笑)例えば労働歌とかで、力を合わせて一気にやるぞとゆーのですが、こーゆーのも「音楽は絵と同じ呪術なのです。多くの心をひとつにする魔術です」とな…てな訳なのか「信長は、天正の少年使節をバティカンに派遣するに際し、西洋音楽を学ばせるよう指示をだした節があります」だとか…当時の最先端音楽が行進曲とバロック…それにしても行進曲、これが輸入されていたら戦国の戦闘も変わっていたのかなと、邪推もとい想像できるとか(笑)

 用語としてマニエリスムというのがありますけど、こちら語源はマニエラ(伊語)の手法・様式からきているとな…「歪んだ絵や鏡像のほうが真実であるということが、暗黙の約束事になりつつあった時代の絵」って、それは一体、どゆ事とか(笑)ダブル・ミーイングが隠されているってそれは新手のミステリか(笑)

 アリス的にこちらの本と被るところとゆーと、ダリとムンクとシュルレアリスムの単語が踊っているとこかなぁ?

 ムンクだと、影を描いた画家でしょーか?月光とか、思春期とかの絵が掲載されていますが本書によるとムンクの「影はたいてい無意識に働きかけるストレスや脅迫です」だとか…ムンクの絵好きのアリスって…で、ダリはとゆーとシュルレアリスムと一緒にアナモルフォーズのところで出てきたり、シュルレアリスムといえばこの人アンドレ・ブルトンも出てきます。

 まぁ読みどころ満載でどこをとってもビックリだぁと驚かせられる本書ですが、個人的に上げるとしたら、フンボルトと言語のところ、南米で滅びた言語の調査でんねんと…言葉は書き言葉より話し言葉の方が普通で、こちらの言葉も話言葉しかなかったと、だけど調査に行ったらば、隣村との戦争で村人全員死亡、その言葉を話す人は誰もいなくなったとな…で、どーなったかとゆーと調査はご破算ではなくて、何とか続けられた…それはインコが残っていたから…その村の住民はインコを愛玩していて、主が死んでも鳥が残り、インコが覚えていた言葉で語彙の収集はできたとな…記録について考えるとか(笑)

 も一つは、毘沙門堂という京都のお寺の昔話(笑)さて、そのお寺には客間というか待合室というべきかのお部屋が二つあったとな、一つの部屋の襖絵は梅に鶯、これは日本人なら誰でも知っている話なんですが、も一つの部屋の襖絵は梅に山鳥、竹にひよどりとゆー「梅之間梅花禽鳥図」なんだそな…ここで普通に日本人なら梅には鶯、竹なら雀だろと突っ込みを入れたくなるのが心情(笑)で、どゆ事というと、答えは梅に鶯が描かれた部屋に通された客人は住職に会える、そして梅に山鳥、竹にひよどりの部屋に通された客人には住職は来ないとな…その心は、梅に山鳥やひよどりでは合わないから…故にこの部屋はとりあわない部屋とゆー名だそーな…ダジャレかと思う事なかれ、部屋に通されて襖絵を見てすぐさま察知できるかどーか、客人の教養や力量が知らずはかられているとゆー恐ろしさ…さすが京都でございます…

 あなおそろしや、美術の道(笑)一気に文化レベル上げよーと思ってもそー簡単にいかないのはアメリカで実証済なのか(笑)「大草原に建つ丸太小屋と、何でも使える家庭の小道具ボウイ・ナイフ、それに他者とのかかわり方を「死刑禁止法」によって規制しなければいけない村社会では、人々が善きテイストなぞ育めるわけがありません。なのに、めざすはヨーロッパのハイソサエティー、ハイカルチャーです」かくして今も芸術の都はNYではなくてパリなのか(笑)まぁ世界全体に言える事は「一般の人たちには、明確な美術の好みなんかありませんし、あったところで何の役にも立ちませんでした。お金も教育もないのですから。はっきりいいますが、美術はぜいたく品です。美術の好みを向上させるには、お金と暇がかかるのです」とな、おあとがよろしーよーで(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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