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2012年2月29日 (水)

辺境人で行こー(笑)

日本辺境論  内田樹  新潮社

 日本とは何ぞや?日本人とは何ぞや?はたまた日本語とは何ぞや?という答えが載っているよーで、そこはよーく考えなさいね、自分でっと言われてるよーな気がする今日この頃(笑)これは日本列島を覆っている壮大なファンタジーなのか?それとも呪いなのか?そこが問題か?ちと違うってか(笑)取りあえず本書は、まず読めですね…それしか言えねぇ(笑)その人のリテラシーとか立ち位置とかで賛否両論幾らでも異論が出そうな気もするし(笑)

 でもって、この本が面白いと思うかどうかもこれまた個人個人で違うだろぉなぁと、読む人を選ばないよーで選ぶ本か(笑)しかーしっ著者自身が前書きで「どのような批判にも耳を貸す気がないと言っているわけですね」と宣言なさっているので、強気だなぁというより、取りあえず行きつくとこまで行ってみるに近い気がこれまたするけど…まぁダメ元で(笑)いざとなったら合切袋という保留もありますし(笑)とは言えこの心意気が辺境の民という事かも?緊張感が足りんという事になるのかもしれないけど(笑)

 結局どーゆー本なのかというと「私は、こうなったらとことん辺境で行こうではないかというご提案をしたいのです」に尽きるかな(笑)「こんな国は歴史上、他に類例を見ないのです。それが歴史に登場し、今まで生き延びてきている以上、そこには何か固有の召命があると考えることは可能です。日本を「ふつうの国」にしようと空しく努力するより(どうせ無理なんですから)、こんな変わった国の人間にしかできないことがあるとしたら、それは何か考える方がいい。その方が私たちだって楽しいし、諸国民にとっても有意義でしょう」ユニークにはユニークの生きる道があるって事ですかぁー(笑)

 アリス的に日本論…この辺りはむしろ准教授の社学の方が被っているのか?雑学データベースなアリスなら本書に出て来る参考資料はご存じのはずなので、論的にどーよとなるのだろか(笑)

 本書は本当にどこを取ってもヘェヘェヘェの嵐でして、目から鱗か、膝を叩くか、本を壁に投げつけるかの世界なんですけど、何とゆーか、他国の比較でしか自国を語れないとこはよく分かる…で自国と自国民のとこの引用はこれまた良く分かるんですが、他国の人の言葉はつおいといおーか?上から目線なのがこれまたよく分かる…これが一つの感性の違いだと思うけど、激烈なのが「余はここに戦闘開始の理由を宣伝家のために与えよう-それが尤もらしい議論であろうがなかろうが構わない。勝者は後になって我々が真実を語ったか否かについて問われはしないであろう。戦争を開始し、戦争を遂行するに当っては正義などは問題ではなく、要は勝利にあるのである」(@ヒトラー)となり、「諸国民が繁栄しようと、餓死しようと、それが余の関心を惹くのは単にわれわれがその民族を、われわれの文化に対する奴隷として必要とする限りにおいてであり、それ以外にはない」(@ヒムラー)なんですね…ラスボス来たぁーって発言…これが言えるメンタリティ…半端ねぇ…

 そして「人間性はその歴史的・地理的な諸様態のうちのただ一つにすべてが含まれていると信じることができるためにはよほどの自民族中心主義と無思慮が必要である」(@レヴィ=ストロース)まで行き着くと…この例が多分「清末の洋務運動は近代化をめざしながら、イデオロギー的には「中体西用」論から抜け出ることができませんでした。西洋の「用」(武器や軍艦)はすぐれているけれど、「体」(制度や文化)は中国の方が上位であり、西洋の文物ももとをただせば、みな中国起源のものであるという自民族中心主義的な思想です」でしょか…ははははは…

 何とゆーか国と人、その国から逃れる事は出来ないと見えて「国民はそれぞれ固有の仕方で病んでいる。まったく健全で、標準的な国民などというものはどこにも存在しない」とこれまた当たり前と言えば当たり前な話なんですが、常に身についている人っているんだろーか?「誰もが、それぞれの国民に固有の民族誌的偏見の虜囚となっている」で、「自国民を共扼している思考や感情の型から完全に自由な人間などいません」これは一つの呪いなのか?幻想なのか?

 他にも色々あるけど、本書で一番男性思考だなぁと思ったのは無意味な事を正当化する自分という勉強法ですが、この例として好きな子には仕事を手伝うのではなくて、手伝わせると「そもそも嫌いな人なんかに手を貸すはずがない」「やはり自分はこの人が好きなのか」と思い込んで好きになってくれるという理論…女性視点で言うならこれはないなぁと思ったけど(笑)日直や、教室の掃除やはたまた上司を思い浮かべれば手伝って当たり前だろ前提ですから…

 それと本書で初めて知ったのが君が代と日の丸の起源…君が代、作曲はジョン・ウィリアム・フェントン(英人)でこれを宮内省の雅楽の伶人が改作して、更にフランツ・エッケルト(独人)がアレンジしたと…しかも国歌とゆーものは「日本だけないとまずい」とフェントンがアドヴァイスしたからがきっかけって…そして日の丸が日ノ本を意味し、この日ノ本って「「あるところから見て東方に位置するところ」ということです。「あるところ」とはもちろん中国です」…ある意味「なんと主体性のない国名だ」って事でしょか…

 とまぁ、日本って?ててて?なお話が満載ですので、詳細は本書をどぞ(笑)これは何とゆーか、辺境民族の密かな楽しみなのかなぁと前向きに考えてみてもいいんじゃね、とか(笑)

 目次参照  目次 国内

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