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2012年3月 8日 (木)

ヒトはサイコロをふる?

いのちドラマチック 第一集  監修・福岡伸一 NHKいのちドラマチック制作班・編  木楽舎

 何の本かというとテレビのドキュメンタリーの派生本かなぁ?B5サイズでテレビだけに画像も多くてしかもカラーが殆どですから、大変見やすい本だと思います。内容的には老若男女誰でもウエルカムなノリですが、個人的には小学生辺りの副読本にどーだろぉ?と思ったけど?表向きは人類のたゆまぬ努力てなんて素晴らしいなんですが、裏を見れば人類の傲慢史というか、欲望史ですよね…ブルドックの項なんて、拳闘犬ですから、牛と戦わせる為に交配繰り返して造ったとな…それが動物愛護に転換したらペット化の為の小型化へと、時代が求める姿に変換されていってる訳で…まさに命とは何ぞやですねぇ…

 この辺りは前書きにある「およそ一万年前に農耕・牧畜というゴッドハンドを手に入れた人類は、以来、自分たちにとって有益な「いのち」を優先的に選別し、野菜や穀類、家畜としての改良、大量生産をすることで大繁栄を遂げてきた」に尽きるのかなぁ(笑)

 さて、本書に掲載されているいのちは、ニシキゴイ、ラン、アサガオ、ミツバチ、トマト、ホワイトレグホン、バナナ、カイコ、ブルドック、アグー豚、ソメイヨシノ。どれも人によって改良された生き物です…今となっては人の手が介入しないと生き延びる事が出来ない生き物に成り果てているのが何とも…大変シリアスなテーマがドーンとありますけど、本書的は大変平易な文で淡々と進んでいきますので、見て見ての世界かなぁ?もしかしたら意識がすこぉーし変わるかも(笑)

 アリス的には、トマトでしょーかねぇ?確か海奈良でアリス、トマトは好きだけどトマトジュースは嫌いとゆー話が出てきたよーな?今時トマトとなると、赤だけでなく、黄色も結構普通に見かけるよーになってきたけど、その他にも緑や紫、オレンジ、茶色?大きさもミニからおっきいのまで種類が凄い事になっているんですねぇ…ちなみにトマトの原産地が南米のアンデスなんですけど、原種のトマトは直径1cmって…しかも食べれない…それがある日突然変異で食べれる実が出来たとな…何か赤い実食べたの道も凄い事に…そしてそれが大航海時代になって南米から欧州にどんぶらこと…これまた最初は鑑賞用…

 で、このトマトを最初に食べたヨーロッパ人とゆーのがイタリア人っていうのは、何か説得力あるよな…食い意地は世界を救うってか(笑)トマト自身の改良とトマト料理の普及…うん、イタリア人は正しいっ。そしてトマトは日本にも明治にはやってきたそーだけどこれまた普及したのは昭和に入ってからだそな…そして勿論日本だってトマト改良するよと、桃太郎とゆー品種も生まれましたとな(笑)にしても、日本人だなぁと思ったのが味のバランスを追及していくとこ、トマトの黄金比はグルタミン酸1:酸4:糖40だそーで…おいしいトマトが食べたいじゃないかぁーってか(笑)

 更に今では人工的に突然変異処理してるまでにいってるし、遺伝子工学というよりも経済と密着に結びついている気配が…

 そんなこんなでどの章も豆知識いっぱいで楽しいんですが、本書的に一番インパクトあったのは監修者のコラムの一つ、負けてこそ進化するのとこでしょか?「生物の進化はある意味で「負け続けてきた者」の歴史です」とな…「これまで生物はさまざまな環境の変化やストレスに適応してきたと見なせるのですが、適応がなぜ起こったかというと、生物がその時々でいったん負けるという経験をしているからです。その負けに対して、次の新しい変化が生み出されてきたのです」と…負けるが勝ちってか?いやー、負け組だの負け犬だの、どーも世の中勝ちを意識した上から目線が席巻しているじゃあーりませんか(笑)長期なスパンで見たらは視点は逆になるんじゃねって、どーよ(笑)

 そしてそれを支えるのが生物多様性とな…うーん、予備があるということは保険があることなのか?本当に必要なんですか?と今を判断基準にしてると、多分明日は?どっちどころか、どこにもないってか(笑)

 目次参照  目次 生物

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