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2012年4月27日 (金)

大陸は繋がっている?

ヴァンパイアラプソディー  ひらいたかこ・磯田和一  東京創元社

 新ヨーロッパ・イラスト旅行2とあってシリーズ本なのかなぁと思いつつ、こちらにはウィーン・プラハ・ブタペスト&トランシルヴァニアとあって所謂一つの東欧本かなぁ?写真も少しありますが、メインはイラストのよーです。絵手紙みたいなイラストがところ狭しと掲載されている感じ(笑)いかにも旅本で著者たちが移動している様子がよく分かる構成なのですが、目的は(今回ならばヴァンパイア系がメイン?)はっきりしているのですが、ホテルとか食事とか観光も行き当たりばったりのパックパッカーのノリに近いかなぁ?

 著者二人がどーも美術系出身らしいので、芸術関係はともかく建物関係がよく出てくるよーな?ヨーロッパの石造りの建物はそりゃ壮観ですから…見ていて一番面白いとトーシロが思ったのは分離派会館セセッシオン(ウィーン)の屋根、通称金色のキャベツ…うん、ネーミングがもーお素敵すぎる(笑)ルーマニアではいまだに馬車が日常の交通手段だったり、著者的に今回は鉄道の旅と鉄道で移動していると、まず電車の本数が少ないのと切符を購入するのにも3-40分待ちは当たり前だったり、なんとルーマニアの鉄道では一等客車なのにダニがいるぅーとか…さすが東欧半端ない…でも、トーシロから見た分には人が凄すぎないかと…新聞売りとか靴磨きとかはまだゴリ押し商法かもしれないが、小銭たかりにくる人や闇商法で車掌に見つからないよーにくる物売りとか…極めつけはニセ出国審査官…コンパートメントにやってきてパスポートと財布を見せろという…国外に自国紙幣の持ち出しは禁止だと言ってお金没収する詐欺…紙幣がないと怒り狂うそーで、ならドル紙幣出せって…もーそれは強盗ではなかろーか?本物の車掌さんがやってくる気配で慌てて立ち去ったみたいだけど、東欧関係の鉄道は知る限りでは個人旅行の人って必ず何かの事故というか被害にあってるよーな…やっぱ治安はまだまだなのだろか?

 アリス的には、東欧…そのうち国名シリーズで出てくれるのかなぁ?本書は著者の女性の方の方がヴァンパイアマニアらしく、その辺りが重点的に掲載されているけど、こーゆーのはアリスも好きそーとゆーか、例の雑学データベースにありそー(笑)でまぁこちらはコーヒーとビール文化っぽくて准教授向きか(笑)サンドウィッチもハムとチーズとトマトとレタス…ハム好きの二人には向いている土地柄と見た(笑)後はフンデルヴァッサー設計の建物が大阪にあると知っておろろいた(キッズプラザ扇町の内装)アリスならこれまた知ってそーか?

 さて、ブラン城(ドラキュラの城/ブラショフ)の売店でドラキュラワインを売ってたりして商魂たくましいのはともかく…キャラクターが濃いというか、したたかというか、子供が金くれとゆーのもアレだけど、煙草くれとくるのはどーか?まさか、自分で吸うんじゃないよねぇ?普通のレストランでも現地通貨とユーロと間違えてユーロで払ったらそのままぼられたとか…イタリアのレストランなんかまだ甘いのノリか?観光客価格がまかり通っているとか、それとニセ警官を装ってドラック売買のチェックの一環で財布の中身見せろと…でお金巻き上げるとゆー次第…何かもーとれるところからとっておこーとゆー気満載な気が?

 そんな東欧の中で旅行代理店の親切な接客の章は凄かった…例外ってどこにもあるもんなんだなぁ、まぁ本書でもわざわざ別項になっている位だから(笑)「プラハ在住の友人いわく「そんなに親切なんて、ここでは珍しいわよ」という談話が何とも…東欧諸国ってもっと素朴なイメージあったけど、現地はスーパードライな模様…

 純粋に面白いと思わされたのはペンション・マリア物語の章なんだけど、それは本書を見てくらはい…多分感動的なお話なんだと思います(笑)さて、本書で最もハードなところはシナゴーグでのホロコースト展(ブダペスト)のとこなんだろーけど、個人的にヘェーだったのはブラショフのスケイ地区…「ブラショフがドイツからの移民たちにより、発展する過程で、先住民のルーマニア人たちが、ドイツ人たちに追いやられ、隔離されて住まわされていたという地域」…移民問題は昔昔のその昔から半端ねぇーとゆー…ヨーロッパはもー今日も民族大移動ってか…

 目次参照  目次 国外

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