« 三年間待つのだぞ(笑) | トップページ | インド人もびっくり? »

2012年4月 4日 (水)

一部か?全てか?

教育とは-イギリスの学校から学ぶ  小林章夫  NTT出版

 本書はどーゆー本かとゆーと、イギリスの教育とは何か?とネタをふっといて、その実日本の教育とは何か?ふりだしに戻るみたいなノリかなぁ?結局、何事も一長一短はある訳で、傍から見ると帯に短し襷に長しの世界にしか見えないけど、まぁ現実で辻褄合わせるしかないし、取りあえず現状把握の第一歩から、かな(笑)初っ端から、理想の教育などないと断言なさっている訳だし、理想がどれだけこあいものか実感なさっている世代だし(笑)「そもそも理想とは実現しないからこそ理想なのであって、万一理想なるものが現実となったときは、逆に恐怖が現出する可能性が高くなる。少し大仰な例を引けば、二十世紀にあって理想を求めたユートピアの実験が、ほとんどすべて恐怖に満ちた世界を生み出したことは記憶に新しいだろう(例えば共産主義。その典型が今はなきソ連であって、スターリンがすさまじい恐怖政治を現出させたことは今ではよく知られている事実だろう)」理想の教育とは虹の彼方にってか(笑)

 日本人的にはイギリスの教育制度というか、学校システムがどーなっているのか?その一端が覗けただけでも、ヘェーヘェーヘェーかなぁ?日本は公立だろうが私学だろうが、6334制だけど、英の場合は公立と私立で全く学校の名称からして違ってくるとゆー…一応、5才から10才までの小学校(プライマリースクール)と11才から15才までの中学校(コンプリヘンシヴスクール)の11年間が義務教育課程となるらしい…そして、全然知らなかったんですが、英には高校がない…この中学卒業して大学に進学するとするとこの後16-7才の二年間はシックス・フォームといって大学受験の為の単位(成績)取得期間となるみたいなのだ…そして、大学も18-20才までの三年間で、それ以上は院に進むと…とまぁこれは標準的な公立校の話で、私学の小中高はまた別の分類があるみたい…

 とゆーのも、さすが歴史と伝統の国イギリス、教育システムも時間と共に熟成されていった訳で、すべてが同じスタートラインにある訳でもなし、違いが出るのが当たり前?な話となるのか?大学だけでも六種類に分かれるそーで、1古い大学、取りあえず500年以上の歴史がありますですか?ケンブリッジとかオックスフォードと言えば分り易い?2赤煉瓦大学、19世紀後半に設立した学校、多くは産業都市にあるそーな?リーズとかマンチェスターとか…3WWⅡ以降に設立した大学だけど、元は小さなカレッジが格上げされて晴れて大学に?ニューカッスルとかレスターとか…4WWⅡの後に文字通り新しく設立された大学、ケントとかイースト・アングリアとか…5高等技術カレッジが大学に(1964年)アストンとかストラスクラウドとか…6ポリテクニークから大学に(1992年以降)ハダーズフィールドとかルートンとか…違いが分かる人に捧げる教育システムですか(笑)

 アリス的に教育というと、一応教職の准教授という事になるのか?それともここは母国イギリスという事でウルフ先生の独壇場になるのだろーか?それが問題だってか(笑)

 さて、本書はというか?動機の一つが著者の息子さんが現地でひょんな縁でシックスフォームに入学した事から、日英の教育の違いを痛感した事から始まっているよな?イギリスで大学に行くには入試試験ももちろんあるけど、このシックスフォームでの成績と義務教育の最後に受けるGCSE試験があげられるらしい…詳細は本書を読んでくらはいなのだが、日本とは全然スタンスが違うのだなぁと納得したのが、クリティカル・シンキングとゆー日本語に訳すと批判的思考となるらしいけど、どっちかとゆーと論理的な展開による文かなぁ?よーは感情論ではなくて論理的にいきやがれとゆー話らしい…しかもこれが必修…そーだよなぁ、論文が感想文の日本とはえらい違いといいましょーか?ある意味、高校生で論文形式レベルとゆー事か?

 更に違うわぁーと実感されられたのが、範囲の狭さ…こー書くとアレだが、歴史学でいくとイギリス史であっても一人の王様の時代(20年位?)を徹底的に叩き込むというか、考察するとゆーか?内から見て、外から見て、外交は?政治は?経済は?生活レベルは?風俗は?と突き詰めて結局なんやねんとまさに考える授業というか、お勉強…イギリス的教育とは知識を詰め込む事より、考える思考方法の方の比重が大きいみたい…たとえ、ひとつの時代しか知らなくても違う時代を知りたくなったら、その応用ができるみたいな?やり方は教えるから増やすかどーかは自己責任ってか(笑)何かとってもイギリスらしいと言っていいんですかぁー?

 翻って日本ではとゆー話にどーしてもなってしまうし、著者は大学教授なので大学の現状には十分憂いていらっさる模様…まぁ理想の教育に近づくといーよねと、総論賛成させて頂くとしても、大学改革も企業の人事部の改革がなされなければ続かないし、繋がらないと思うなぁ?何せ説明会からして大学別に別室へどーぞの世界なんだから(笑)

 目次参照  目次 国外  目次 未分類

|

« 三年間待つのだぞ(笑) | トップページ | インド人もびっくり? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

国外」カテゴリの記事

未分類」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一部か?全てか?:

« 三年間待つのだぞ(笑) | トップページ | インド人もびっくり? »