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2012年4月21日 (土)

米国ではない、どこか(笑)

菊とポケモン  アン・アリスン  新潮社

 サブタイトルが、グローバル化する日本の文化力なんですが、米の文化人類学者によるサブカルの話のよーです(笑)まぁ何とゆーか、読後の正直な感想はどっかで読んだ事のある文章だなぁとアメリカ人が書いた文章だなぁでしょか(笑)で、どっかの方ですが記憶を頼りに思い出してみたら「マンガの国ニッポン」(ジャクリーヌ・ベルント)だとな…まぁあちらの方がそこはかとなくインテリ臭かったが、こちらはどちらかというとアメリカ臭漂っている感じでしょか(笑)

 何かタイトルからして狙っている気満々だと思ってたら、日本語版のあとがきに「刊行から四年たって新潮社より日本語版が出版されると聞いて大いに喜んだ。ところが、日本語版にはルース・ベネディクトの「菊と刀」をもじった題名をつけたいと提案されたのはショックだった。最終的には受け入れたが、ベネディクトと私は、米国での日本を研究する文化人類学者であるという共通項はあるものの、本書における私の立ち位置は彼女とは異なることをまず言っておきたい」と初めからことわっており、その後後書き5ページはベルディクトとは関係ない私のオリジナルなのよに費やしていらっさる模様…

 さて、本書の序文で「日本の大衆文化がどのように米国と並ぶ力をつけ、日本がなぜ若者や子供たち向けのファンタジー製品の主要輸出国となって、自国文化のグローバル化をはかり、現代の子供向け商品文化を普及させることに成功を収めたのかをていねいに説明した本が読みたい、とかねてより思っていた。本書はまさにこの願いに応えている」(@グレイ・グロス)だそな…実にアメリカ的問いだよなぁと初っ端から感心するしかないのか(笑)

 で、まぁ中身なのだが、詳細は本書をドゾかなぁ?まぁこれも米人から見た日本だろーしなぁ…

 アリス的にゲームというと、絶叫城になるんでしょーか?うーん?まぁマンガ、アニメも取り上げられているから、アリス的にはドラえもんとか、ゴルゴ13の描写のとこになるのかなぁ?うーん?どちらかというと著者のスタンスが社学的なとこが准教授と被るかなぁ?ちゃんと日本にフィールドワークに訪れていらっさるし(笑)まぁ直に見て、取材して、それで本書の日本観かよ、と突っ込み入れたくなりますが(笑)

 で、本書で主に対象とされているサブカルは、パワーレンジャーとセーラームーンとたまごっちとポケモン…その前振りとして日本のサブカル戦後史みたいなのでさらっと、ゴジラとか遊戯王とか、鉄腕アトムとかの手塚作品が出てきますが、何とゆーかこの辺りも実にアメリカ史観だよなぁな気配が(笑)

 表現としての一例としては「日本を象徴するのはキモノでも茶道でもカミカゼでもなく、またホンダでもトヨタでもなく三菱でもなく、任天堂のビデオゲームであり、ソニーのウォークマンであり、ポケモンだと言った」そな比較のチョイスがオステキすぎる(笑)とか、「天皇への絶対服従と、個人よりも集団を優先してきた戦前・戦中の価値観から、戦後は民主主義へと切り替えられ、軍事力によってアジアを支配しようという国策も、国民の生活をモノで満たして豊かなものにするこを目的とした工業化政策へと切り替えられた」とか、「輸出市場で日本という国家のアンデンティティを打ち出すことは、アジアでは戦前・戦中の残虐な植民地政策の負の遺産のせいで、西洋では日本が辺境の異国と考えられたために、マイナスとなり、商品、とくに文化的商品が日本を離れるとき、メイド・イン・ジャパンは消すか否定される傾向にあった」とか…

 映画ゴジラに対して「映画は第二次世界大戦をねじまげて描いている。田中がつくり出した物語の中で、日本は焦土になったことに何の責任も持たない。映画のなかで破壊される日本に対する責任は完全に怪獣自身と、突然変異を引き起こして怒らせた放射性投下物だけが負っている」そーな…またスーパー戦隊シリーズでは「帝国主義の時代に、周辺諸国を侵略していた日本にあった戦士の精神が、「平和主義」日本でこれほど長く人気のテーマであり続けたことは注目に値する」とな…

 で日本製品とは「日本的な「におい」を脱することは、日本製に低級品のイメージがつきまとう欧米市場においても、フィリピンや韓国、中国など戦争時の日本の残虐行為の記憶をよみがえらせたくない国の市場においても有効だとする」とか、終始一貫このスタンス…米国務省万歳ってか(笑)

 日本の話というより、米を舞台にしたサブカルの話がメインかなでして、特にポケモンの成功のとこで顕著なのが日米にて受け取り方の違いでしょかねぇ…日本では文化の輸出が受け入れられたと見ているのに対して、米側は「米国独自のすぐれたマーケティングを子供に向けて展開したおかげでポケモンは成功した」ととらえていらっさると…後に日本側の生み親的一人である川口(任天堂)氏の米でのスピーチ「このアメリカで、日本のポケモンというキャラクターを、みなさんが温かく迎え入れてくださったことに、本当に感謝しています」さえ、米側は不満を表すんですねぇ、日本のポケモンじゃねえと…「米国のマーケッターたちは当初、日本/日本人を感じざせる特徴をすべて取り去ってポケモンを「グローバライズ」しようとしていた」から米国で世界で受けたんだぁーとゆー認識なんですねぇ…もー骨の髄までアメリカ様って、どーよ(笑)

 さて、実に米的だなぁとこれまた感心させられたとこは関連グッズのとこで「私は日本でポケモンカードや関連商品で不正取引や暴力沙汰が起きたという話をほとんで聞いたことがなかったが、米国とカナダの新聞はそういう記事でいっぱいだった。ケベックでは14歳の少年が、盗まれたポケモンカードを取り戻そうとした年下の少年に刺されるという事件があったし、フィラデルフィアではポケモンカードをほかの少年から盗もうとした盗賊団に9人の子供たちが襲撃されたという事件も起きた。ノースカロライナのバーガーキングでは、頼んだ食事にポケモンのおもちゃがついてこなかったと、大人がレジ係を殴り、トロントでは一箱45ドルの箱入りポケモンカードをめぐって刃傷沙汰まで起きた」そな…汝の隣人を愛せってか(笑)「ゲームははっきりとやさしさと非暴力性のオーラを発しているのに、米国ではポケモンの遊び方や特性がこういった攻撃性を生みだすというのは皮肉に思える」って、正義の戦いをしている国だものじゃないんですかぁー(笑)

 さてさて、もー本書はどこも突っ込みどころ満載で素晴らしスですが、さすが日本に来てまでフィールドワークしていらっさるだけあって日本の豆知識も満載です(笑)例えば、痴漢について「痴漢される責任は、恥ずかしい思いをする女性にある、とされる。文部科学省がつくる女子中学生向けの教材には、すべての男性にはこうした性的傾向があるのだから、痴漢から自分を守るのは自身の責任であると繰り返し警告されている」とは知りませんでした…ホンマでっか?なんですけど?事実としたらさすが文科省、男しかいねぇーのか?男社会がまかり通っているんだなぁ(笑)そーいや殿方の話題でも痴漢の冤罪は口角泡飛ばしているのに、実害をおっている女性について語る人はほぼ皆無だもんなぁ…

 さてさてさて、サブカル文化の世界的権威であるらしー米では、千と千尋の神隠しは何とかヒットしたものの、もののけ姫は興業的にはアレで「よくわからない日本作品とされた」そな…何かこれが全てを語っている気がすると思うのは気のせいなんだろか?しかも、本書は何かと理由に取り上げられるのがWWⅡと受験戦争とストレスみたいな気がするのは、これまた気のせい?後不景気による共同体の解体ですか?

 それにしても米の場合、クリエーターよりも経営陣とかマーケッターといった売込み陣の方がメインなんですねぇ…そしてオープンマインドで文化がミックスされているはずの国なのに、よそもの文化の流入に対しては物凄く懐疑的な父兄がいらっさる国のよな気がするのも気のせいなんでしょーか?まっどっちも通常運転乙ってか(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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