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2012年4月10日 (火)

一丁が一キロ?

シマ豆腐紀行  宮里千里  ボーダーインク

 サブタイトルが遥かなるおきなわ豆腐ロードでして、一言でいうと豆腐の本ですマルという訳にはいかないんだろーなぁ…豆腐は豆腐でもタイトル通りのシマ豆腐というか、沖縄豆腐がメインでして、どーも普通に思い浮かべる豆腐とはちと違うみたい…沖縄の豆腐ってそんなに特殊なのか?もしくは特別なのか?と殆ど見た事がない身としては、著者が訴える違いについてが今一ピンとこないんだが、本書を読んでみた分に想像すると、大きくて、重くて、固くて、味付きで、アチコーコーが一番おいしいらしい…

 豆腐というと冷水に浮いているイメージが勝手にしていたのだが、沖縄の豆腐は熱いが一番だとか、製法も微妙に違うみたいだか、これまた一番違うのは生の豆乳を使う事らしい…普通にこちらで販売している豆腐は火が通っている豆乳を使うそー…そー言われてもこれまた今一ピンとこないんですけど、豆腐道では明確に違うやんけとゆー事になるらしー…

 で、最後に「沖縄の豆腐。誰が何と言おうと、断乎として沖縄の豆腐である」と言い切っている辺り、もー世界で一番美しいのは私というどっかの継母をしのぐ勢いか(笑)是非、京都人の反論を聞いてみたいと思いつつ、そーゆー内容なので、本書は沖縄の方にお薦めしまする。まさに沖縄の沖縄による沖縄の為の本のよな?後沖縄マニアの方にも通じるものがあるかもなぁ?そんな本書なので、至るところに沖縄の方言が出ていて、一応脚注は出ているのですが、知らない人間にはルー語より厳しい感がしないでもないですけど(笑)

 でで、そんな本書ですから、沖縄県内の話に終始すると思いきや、あにはからんや、ワールドワイドです(笑)中国、韓国、東南アジアに、南米にまで豆腐を求めて三千里、いやもっとか?国内も沖縄は勿論、対馬とか大阪とかとか石川県まで行っていると…

 アリス的に豆腐というと、婆ちゃんにしても朝井さんにしても地元の豆腐を一番にあげそうだけどなぁ?湯豆腐がソウルフードのよーな気がするのは気のせい(笑)ただ、場所が沖縄となれば、ラフレシアを思い出さない訳にはいかない訳で、そっするとアリスも食べてそーだよなぁ?片桐さんならそーゆー現地情報ゲットしてそーだし(笑)

 さて、本書を読んで一番しみじみとしてしまったとこは、沖縄の方の移動というか、移民単位って本当に世界規模なんですよねぇ…国内でも必ず沖縄村的なとこがあるんじゃないかと思われる程?で、そーゆーネットワークがこれまた凄い…沖縄人というだけでそのツテが必ずあるんじゃなかろーかな勢い…で、そんな中に大阪の沖縄県人会みたいなノリがあって、大正区の平尾商店街…ちゃんと豆腐屋さんがあって、普段の販売は冷たい豆腐だけど、頼めばシマ豆腐も作ってくれるとゆー話が…本書によると日本最北端の沖縄豆腐のお店となるらしいーけど?

 それにしても南米の移民の方々が伝えていらっさる豆腐文化は何とゆーか、凄い凄すぎて何も言えなねぇーの世界か…貧しさからの脱却みたいのも勿論あっただろーけど、日露戦争での戦死者および負傷者の惨憺たる有様に驚愕した島民が、子供を移民船で逃したみたいな例もあれば、米軍基地が立ち農地がなくなって移民した方もありと歴史の重みがひしひしと…

 で、そーゆー南米の豆腐はどーも沖縄豆腐が主流らしい…日本の普通の豆腐が何故ないかというと、前はあったけど「なんでも食べると、すぐ下痢をするのだそうです」という現地の方の答え…うーん、日本の普通の豆腐は水が良いとこでしか製造は無理だったのか…と今さらな思いが…何とゆーか、日本って水だけは綺麗だしたくさんあるもんなぁ…

 豆知識も色々出てきて、例えばアルゼンチンは「事実上同性婚が認められている」そで、カトリックの国だった気がしたが、凄いなぁと…他にはインドネシアの買い物では「値段が何段階かに分かれていることだ。一番安いのが顔見知り。次が普通のバリ人。次がバリ人以外のインドネシア人と一部のオーストラリア人。そして日本人を除く外国人。最後に一番高く買わされるのが日本人のようである」だそな…もーこの手の日本人価格には驚かなくなったけど、露骨すぎるのがもー何だかなぁ(笑)

 さて、本書で一番、はははのはと思わされたのはソウルで現地の迷子との対応のとこ…「明らかに田舎から出てきたという感じのオモニがわれわれに道を尋ねてきた。ソウルの生活が長い兄は丁寧に朝鮮語で道を教えた。するとオモニはいきなり烈火の如く怒りだして、韓国式チルチルパーマネントが爆発していた。兄はなんだか恐縮している。ぬーが、あぬアンマーや、ぬーんかい、あんすかなー、くさみちょーたが。兄いわく、わったーが韓国人あらんたぐとぅてー。屈辱的だったのだ。日韓の問題は、いまなお一筋縄ではいかない」尋ねられたから答えたのに怒られるお兄様には同情を禁じ得ないけど…他にも消えた石臼発送事件とか…もーコメントしよーがないよーな…

 さてさて、本書のメインは豆腐道ですので、豆腐好きの人は本書をドゾ~沖縄ブランドのプライドがたまりません(笑)

 目次参照  目次 食物

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