« 物を愛する男は女を愛さない(笑) | トップページ | 本当の諧謔精神? »

2012年4月16日 (月)

またいつ会えるか、わからないからね(笑)

嫌いなことから、人は学ぶ 養老孟司の大言論Ⅱ  養老孟司  新潮社

 一巻に続いての第二巻なんですが、何とゆーか養老節は続くよ、どこまでもぉ~のノリかなぁ?前巻は何かやたらと本人が旅に出ていたイメージがあったんだけど、こちらは著者自身より、他人様が外でおおーとゆーノリの方が多いよな?若原弘之の生き方なんて、今の日本人で実践できる人っているんだろぉか?の世界かなぁ?こーゆー言い方をしたらアレかもしれないけど、日本人でありながら、日本人としてではなく外で暮らす人っていうのはある意味貴重かも?まさにグローバルな生き方してるよなぁだから、でもとってもローカルだけど(笑)

 本書は思想から言語から、石油から環境問題から、虫まで本当にかっとんで言及されているんだけれど、結局、その前提にあるのは「デカルトは「良識は万人にあたえられている」と述べた。これはわかりにくい言葉だが、まさにその通りであろう。だれでも認めざるを得ないこと、それが普遍的思想なのである。ただしそこから「認めないのは非国民だ」ということになるのが、具合が悪いのである。「お前がそれを認めないについては、どういう理由があるのだ」というのが、正しい反応であろう。それを言論の自由というのである」じゃなかろーか?取りあえず相手の話も聞く態度があるか?否か?

 分かるか?わからないか?という問題も「わからなくたって、調べなきゃならないのである。少しはわかるかもしれないからである。最終的にわからないんだから、調べる必要はないというのは、最後は死ぬだから、生きる必要はないというようなものである。それなら勝手に死ね、と私は思う」って、先生投げやりな…

 アリス的に本書は、准教授的には禁煙問題のところかなぁ?「かつて米国では禁酒運動が盛んで、ついに禁酒法を成立させてしまった。おかげで伸びたのが闇の商売で、それがマフィアの資金源になった。それがわかっているのに、今度は禁煙だという。私は反米主義者ではないが、アメリカ人の原理主義的傾向には、しみじみ往生する。それ自体は悪いことではないとしても、それを社会に一般化しようとする傾向には問題があろう。それはわかりきったことだが、それでも人はなかなか懲りない。自分が正しいと思ってる人は、他人の迷惑を考えないことがあるからである」(笑)正義は一つ病ってあるんですよねぇ(笑)ふと、思うに喫煙って、コロンブスの頃にネイティブ・アメリカンが吸っていたから、船員かいしてヨーロッパに普及したんですよねぇ…そっすると、その頃もしくはそれ以前の米の原住民って喫煙による不健康民だったのだろーか?うーん?

 ちなみに最近は、ライフ・スタイル・ファッシストとゆー言葉があるそーで…「禁酒禁煙、運動、接触のように、特定の生き方を他人に強制する人たちのことである」だとか…最近の行き過ぎたメタボ狩りとかダイエットもその周辺にあるのだろーか?とか…

 後は京都のところで京都の人は「中京には嫁にやるな」とゆー言葉があるそーな…「地域社会が厳として存在しており、むずかしいところだからだという」…そこ以外でもよそ者には厳しい街だと言われているけど?実際はどんなもんだろぉ?よそ者でも学生には優しいそーだが?

 さて、本書は今回は中国と米国の話題が結構出てきているよーな気がする?例えば中国は「中国は昔から盗賊の国である。日本も最近それで困ったから、もうよくおわかりであろう。その盗賊が大きくなると、村は襲われては困るので、盗賊と話し合って、いくばくかの金を払う。それが税金である。この盗賊がさらに大きくなると、最後に天下を盗る。それが中国の皇帝である」それが毛沢東まで(今も?)続いているんだから中国素晴らしスなんじゃね?なのか…

 対する米は中東戦争のとこで「米軍が確実に占拠したのは、バクダッドでは、石油省だけだった。それ以外の場所は市民の略奪に任された。あとはいわずとしれた、イラクの石油工場の要であるキルクークの油田。そこさえちゃんと抑えておけば、民政なんてまさにイラク人の問題である。合衆国政府の知ったことではない」まさに石油さえあればいいじゃないの世界か(笑)

 これにイギリスが入ると「パキスタンが英国の植民地であった19世紀に、イギリス人は当時の最新技術を使って、インダス川の灌漑工事をした。その結果、インダスの流域は綿と小麦の大産地となり、人口も大いに増えた。たいへんいいことだと思うかもしれない。しかし、乾燥地帯に水を引いたものだから、塩害が生じるようになった。さらに増えた人口を養うために最近になって「緑の革命」が生じた。収量の高い小麦を植えるようになったのである。それはいいが、そうした小麦は、それまでの品種の五割増しの水を要求する。結果として水需要がさらに増えた。ところがもともと乾燥地だから、川から引いた水が蒸発して、後に塩を残す。それを流すためには、さらに余分に大量の水がいる。そんな水はない。要するに塩害でどんどん土地が使えなくなってくる。それをどうすればいいのか」生めよ、増やせよ、地に満ちよの終焉ってか(笑)

 その他にもアリスが好きそーなドッぺルゲンガーの件とかあるんですけど、個人的に本書で一番ツボったとこは「自分が死ぬことを考えている暇なんかない。そのときはそのとき、それが健康な考え方であろう。でもそういう健康な人ばかり集まると、なぜか戦争になったりする。病人が集まって戦争をしたという話は聞いたことがない。ヤケになっていいのは、死期を悟った病人のはずなのに」…いやもー世の中一番タチが悪いのが健康ってヤツですから(笑)

 目次参照  目次 未分類

|

« 物を愛する男は女を愛さない(笑) | トップページ | 本当の諧謔精神? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

未分類」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: またいつ会えるか、わからないからね(笑):

« 物を愛する男は女を愛さない(笑) | トップページ | 本当の諧謔精神? »