« 米国ではない、どこか(笑) | トップページ | 走っても走ってもわが暮らし… »

2012年4月22日 (日)

一握の泥?

アースダイバー  中沢新一  講談社

 どーゆー本か?と言うと、どーゆー本なんでしょねぇと返すしかないよーな?敢えて一言で言うと土地の記憶かなぁ?東京の昔、江戸の昔、それも縄文時代の昔と記録をすり合わせてみると、こぉーりゃたまげたびっくらこいたぁーな世界が忽然と現れると…

 で、本書はある種、一神教対多神教、岩対泥、山の手と下町、台地と低地、陸と海の対比の話かもしれないし…最初にネイティブ・アメリカンのアースダイバー神話が出て来るんですが、世界に陸地がなかったのでカイツブリが海に潜って水底から一握りの泥を命からがらとってきて、それが陸地の始まりだと…ここから、本書のタイトルにつながるんでしょねぇ…書を捨てて町に行こうではないけど、取りあえず地面に向かって走れかな(笑)

 そんな訳で東京は、岩盤である洪積層と泥地である沖積層に分かれるそな…そしてその時の聖地みたいな場所の影響が未だに残っていると…で、それを一つ一つ見てみよーみたいなノリかなぁ?と、その前に東京はドーナツ状の都市だそーで、これは世界的に珍しいそな?普通の都市は中心から放射状に広がっていて、中はしっかりあるとか…

 も一つ、アメリカ英語とイギリス英語の違いについて、発音、イントネーション、アクセントの違いが出た主因が、「最初の入植者たちを取り囲んでいたアメリカ先住民のしゃっべっていたことばだったと言われている」そな…アルゴンキン族よ永遠なれってか(笑)

 結局、人はその土地から逃れる事が出来ないとゆー事か?

 アリス的には場所が東京なのであまり関係がない気がしないでもないけど、こーゆー古所というか、曰く因縁のある土地っていうのはアリスは好きそーだと思うんだけど?暗い宿みたいに一人で地図もって行ってそーだしなぁ(笑)

 アリス的というなら異形じゃないけど温泉に行こうで、温泉…行楽の一つかと軽くみていたら、世の中そんなに甘くなかったってか(笑)「温泉につかるというのは、そんなに安全無害な行為ではない。その証拠に、昔は貴族たちは好き勝手に有馬温泉やら熊野のお湯やらに、湯治に出かけることは許されていなかった」から、一々天皇に許可もらって行く事になるそな…とゆーのも「昔の人たちは自分がいま大地の奥の燃えさかる火のエネルギーを受け取っているという感覚を持っていたから、ひそかに温泉につかる行為は、それだけで政治的叛逆の準備としての意味をもってしまいかねなかった」って、温泉パワー半端ねぇーって事ですか?とゆー事は天皇っていうのは「地下から湧いてくる温泉の力も握っている」って事っスねぇ…何かもー温泉一つでパワーゲームってか(笑)

 後は路地裏に似合うのは猫である、なとこかなぁ?部屋飼いの猫ではなくて飼い猫であっても自由に生きている猫ですか?「猫はその生活様式からして、そもそも「私有」のできない生き物なのだ」そな…うり、こじ、ももの三匹も自由人ならぬ自由猫なんでしょか(笑)

 その他というと祭りのとこかなぁ?アリス的にというよりアリスが祭好きそーなイメージで勝手に思っているんですが(笑)で、東京の祭り、全然知らなかったのですが、今だに大根の張りぼて担いだり、蛙の着ぐるみで行進したりなんてゆーおもろーなお祭りがおこなわれているのだとか…「東京から祭りをなくしてしまったら、なんと殺風景な都市になってしまうことか。祭があるおかげで東京には神話の思考が生き続け、この都市を合理主義の怪物の支配から救っている」そな…祭り一つに大げさなとお思いの貴方に「なんの実利ももたらさないことを最高の美徳にすえている、お祭りの存在意義はとてつもなく大きいのではないだろうか」だそですよ(笑)

 小さな事から怪物がみたいなノリは、金魚一つにも表れていて、江戸の強固な体制下にあれば、常に同じ事の反復が日常になってくる訳で、それに対するアンチテーゼが金魚趣味にいくとな(笑)金魚趣味とは、新しい金魚、突飛な金魚「自然界になかった風変りな怪物をつくりだすことに成功したとき、金魚飼育の喜びは頂点に達するのだという」とゆー事は、世間が強固な時には異物を求め、世間が揺らいでいる時には確固たるものを求めるとゆー事なのか?

 それにしても、サムライ文化が東日本の狩猟民の伝統から続いているとは知りませんでした…そゆもんなのか?なんですけど、本書的に一番ジーンときたというか、ガーンときたというのは、この国の人たちの地震のスタンス…東日本大震災の後にこゆのもある種不謹慎だあーとなるかもしれないけど、江戸の人々は地震の後に鯰絵が流行るとな、一方で鯰が地震起してご免と謝っているのもあれば、地震大明神として崇めていたりすると…「江戸の人たちは、鯰がひきおこした地震を、一面的によくない出来事として、暗い気持ちで見ていたのではなく、老化した秩序を破壊したり、経済を流動化して活発にする、よい面をもっているという、なかなか高い視点からの深遠な認識をしていたのだ」とな…

 そんな訳で「この国の人々は革命は求めない。しかし、出来上がった秩序が破壊され、焼け跡から新しい世界がつくられるのを見ているのは、大好きな人たちである」なんだとか…明日があるわの世界なんだろか?というより、この国の人って作る事が好きなんだろか?とふと疑問が?骨の髄まで、物づくり日本なんですとか(笑)で、多分前よりバージョンアップしているはず(笑)

 目次参照  目次 文系

|

« 米国ではない、どこか(笑) | トップページ | 走っても走ってもわが暮らし… »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一握の泥?:

« 米国ではない、どこか(笑) | トップページ | 走っても走ってもわが暮らし… »