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2012年5月

2012年5月31日 (木)

マルサスとお友達?

土の文明史  デイビッド・モントゴメリー  築地書館

 サブタイトルが、ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話なんですが…結局、人はパンのみに生きるに非ず、だけどパンないと死んじゃうけどねの世界か?当たり前なんですけど、人は食べ物をとらないと生きていけないけど、その作物をとるには土壌が必要とゆー話…狩猟生活せんかいとなっても、その動物たちが植物をとって生きているのならば、その餌たる植物が繁茂する土壌が必要とゆー…前に世界中の種子を集めて保管している話を読んだよーな気がするんだけど、種子だけあってもそれを蒔く土地がない事にはやはり話にならないよな…突き詰めれば、人は生き延びる事が出来るのか?に尽きるとか(笑)

 で、どゆ事とゆーと、土地(土壌)と農業、そして人口に行きついていくよーな?人類が農業を営むよーになってから、人はある程度安定した生活(食糧?)をおくれるよーになってきたんだけど、作付面積の収穫量と人口比が崩れたら国は亡びるしかなったとゆー話か?「土壌を保全することに成功した社会はほとんどない。地理的、歴史的状況の違いを割り引けば、ゆっくりと着実に人口が増え、続いて比較的急速に社会が衰退するというパターンを多くの文明はたどっている」とな…ここでもう一つ問題なのは、土壌は常に改善してやらないと収穫量がドンドン落ちてゆくとゆー事で、連作は駄目よが殆どの世界か?更に、耕作地を増やそうと山に入り、谷に入り木を切るだぁーとなれば、土砂崩れが当たり前で土壌は押し流されていくばかりなり…そして草木も生えない土地が残ると…

 まず、全然知らなかったのですが、土地(土壌)というか、農地に向いている土地、もしくは養分の富んだ土壌って地面のまさに薄皮のよーにあるだけなんですねぇ…だから、水に流されたり、風に飛ばされたらお終いなんですよ…日々で変化がないよーに見えて十年、百年の単位で見たら取り返しがつかないとゆー…だから傾斜地の農耕地なんて、谷へのプレリュードってか…段々畑ってある意味ジャスティスだったんですねぇ…

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2012年5月30日 (水)

ここはパリの細道じゃ(笑)

パリのパサージュ  鹿島茂 写真・鹿島直  平凡社

 サブタイトルが過ぎ去った夢の痕跡なんですが、まずパサージュって何だ?と躓いて、日本的に言うと商店街とかアーケード街とかになるのかなぁ?むしろ、バザールでござーるの方が分かり易いのか?うーん、パリ的にはショートカットの道になるんだろーか?大きい道とか人通りの多いとこから建物内というか、間に小道作ってつなげると…で道の上にはガラスの屋根、道の両側にはお店が並ぶと、何かモロッコの旧市街みたいなノリだけど、そこはパリなのでいかにもおフランスの香りでゴージャスなんでございます…

 これらの小道が出来たのがフランス革命後でそれが第一次世界大戦後まで続くのノリですが、商業地と散歩道が合体したみたいなこの道は最初の頃は成功したよーに見えて、その後デパートが出現するにつれて商業的には斜陽していくと…人通りも時代と共に変わっていく訳でどんどん廃れていく一方というお話らしー…写真みる分には本当美しい博物館の等身大そのままみたいに見えるが?古くて美しいが、今っぽくはないんですよねぇ(笑)

 で、これまたパリはパリでも右岸に多いとゆー…これも駅とか盛り場が右岸の方に多いという事になるらしい…左岸というとカルチェラタン位しか分からない人なのでそんなもんか?と思うが?今でもそーなのか?うーん?とにかく、本書には現存しているパサージュ19通りが掲載されています。写真が美しいのですが、何か本当に廃墟一歩手前みたいな、ある種これはタイムカプセル的な存在かなぁ?退廃のパリのイメージにぴったりとか(笑)

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2012年5月29日 (火)

パリのパリによるパリのためのパリ?

今日を楽しむパリの暮らし方  ドラ・トーザン  成美堂出版

 何の本かというとパリジェンヌによるパリ紹介かなぁ?自国ガイド本みたいなのはイタリアの方が書いた本が今までの中で一番スゲェなぁと個人的には思っていたんですが、うん、仏人の方はその上をいってらっさいました…本書の感想を一言で言うと自画自賛(笑)ですかねぇ…とってもおステキ、パリ市民~♪と歌いだしたい気分になるといおーか(笑)

 内容はというとパリに住んでいる人の日常かなぁ?ライフスタイルというか、全てに渡って非常に肯定的なトーンで統一されておりまする(笑)

 豆知識も満載で、仏は労働時間が週35時間以内と法律で決まっていらっさるとか…週休2日制は当たり前なので一日7時間労働という事になるそーな…「たとえどんなに残業したくても、それは許されません」でそのまま帰れる仏って凄い…日本ならサービス残業に突入してそー(笑)それにしても今まで残業しなくちゃできなかった仕事量が法律一つで時間内にこなせるよーになるものなのか?て、事はこれまで個人の労働生産性が相当低かったとゆー話か、逆に雇用促進してその分人が増えたのか?謎だ?でも確かマーフィーの法則で忙しいとこに人増やしても焼け石に水って話があったよな?となると、給料体系はどーなるんだろ?労働時間減ったから減るのか?それとも人が増えたから減るのか?何かゴ○ンみてきたから仏人ってリストラ好きなのかと思ってたので、自国民は違うのか(笑)

 ちなみに仏でもビジネスランチはあるそーな…ただし、ビジネスディナーはないとな(笑)パリではアフターファイブは完全にプライベートタイムとなるそーで、仕事なんてそんなの関係ねぇー(死語?)だそな…で、仕事終わったらアペロするのが普通って…アペロってアペリティフ(食前酒)の事でよーは一杯ひっかけにいくと(笑)で、夕食は含まれないらしー…さすがカフェ文化の国だよなぁ…昼間ならコーヒーでお喋り、夕方は白ワイン(シャンパン)でお喋りってか(笑)で、一息ついたら帰宅して夜用にドレスアップして今度は夜の街に繰り出すんだとか…昼、夕、夜と線引きがしっかりしているんだなぁ…

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2012年5月27日 (日)

かくめいってなんだ(笑)

シュルレアリスム  酒井健  中央公論新社

 何となくシュールでんなと勝手に使っていたけれど、実録はシュルレアリスムそんな甘いもんじゃねぇとゆーとこか?単純に絵画的なアレかなぁ?とこれまた思っていたら、文学は勿論、思想に政治、その時代背景を背負っていらして、シュルレアリスム一筋縄ではいきませーんってとこか?まぁある意味時代の申し子的なとこもあるし、ちょうどシュルレアリスムが出てきたのが第一次世界大戦後のパリ…よーするに戦争反対というか、嫌戦感の空気をモロに反映していらっさると…ヨーロッパ的には脱デカルトの時代とでもいいましょーか?考える私と存在する私の二元論からの脱却ですか?「我々は自然の主人かつ所有者になることができる」(@デカルト)とは、近代化に向けてのアジっぽいがそれにしても欧州って自然災害がよほど少ないのかと、その自信はどっからきてんのかとふと思う(笑)

 さて、本書のメインはブルトンとバタイユかなぁ?比重的には圧倒的にブルトンだが(笑)その他にも、アンドレ・マッソン、エルンスト・ユンガー、フロイト、ツァラ、ベンヤミンも出てきます。名前だけでアレですけど、ツァラなんかはダダの人だし、それにしてもダダイズムの方はチューリッヒが発祥の地でこちらは第一次対戦最中に始まったげいじつ運動かな?戦争反対がメインテーマのよーな気がしないでもないが、どっちかとゆーとパフォがメインぽい活動だったので、回顧展を開いてもモノがないとゆー事実(笑)その点がシュルレアリスムと違うとこか?いわゆる一つのニヒリストとアナーキストのたまり場?これも時代の申し子か?

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2012年5月26日 (土)

銀座の恋の物語?

Ginzaneko2ごろぺえ  銀座 三愛ビル

 銀座三愛というと銀座四丁目交差点の一角にそびえているんで、この前は何回となく通っていたんですが、ついでにこの石像も横目で見てはいたんですが、小さい頃はこれいのししか何かかと思っていて、猫だと知ったのは年齢くってからだったりして…うん、注意書きはよく読もう…取りあえず向かって右がオス、向かって左がメスなんだそーです。二体合わせて、コイコリンとかいうそーな…

Ginzaneko1のんき

 何かピントが合っていない気がするけど、慌てて撮ったのでそれでなくても写真技術がないのにボケボケで済みません…最近の銀座は妙に混んでいる気がするが、特ににこれ撮影した日は自分至上最高の人出にあって…年末の築地か?真夏の湘南か?と思ってしまった程?人ごみの中で立ち止まるのは無理っぽだったんですと泣き言から始まるぅぅぅ…

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2012年5月25日 (金)

焼きそば天国?

焼きそばうえだ  さくらももこ  小学館

 何の本かと言ったら、日常エッセイ本かなぁ?タイトルがあれなんで、焼きそばの本かと思うかもしれないけど、ある意味それは確かにそーだが、実際は居酒屋でのネタがリアルになったらバージョンでしょーか?こんな仕事辞めて、焼きそば屋でもやってみっか?おーっとゆーノリ(笑)

 著者の他に四人の多分自称おにーさんのおっさん達がバリ島で焼きそば屋を開店するまでのお話である。この場合、開店する事に意義があるのであって、継続する事はあまり念頭にないところがミソ…よーするにごっこ遊びに近いよな…リアルおままごとかもしらん…取りあえずやってみよー…傍目から見なくてはもバカバカしいが、本人達も気付いているので、気にしないーと(笑)

 で、そんな大人の道楽に、大真面目になって、そして時々我に返って突き進んでいくお話です。どこまでも笑って付き合える人には楽しい本かも(笑)何で焼きそば屋なのか?とか、どーしてうえだなのか?とかの詳細は本書をドゾ…世の中こーゆー大人もいらっさるって事ですよね…うん、深く考えたらいけないんだ、きっと(笑)

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2012年5月24日 (木)

呪術か?参謀か?

戦国軍師の知略  中江克己  青春出版社

 サブタイトルが将を動かし勝機を掴むでして、更にコピーが直江兼続、竹中半兵衛、黒田官兵衛、蜂須賀正勝…天地の哩を知り、人心を操る!天下の趨勢を握った名軍師たちの手腕なんですが、煽りと知っていても凄い気にさせられるとゆーか、軍師、本来なら黒子のはずなのに、こんなにガンガン前に出てて良いものか?何にせよ、戦国の世は個性的な方が多かったんだろか?と思わざるを得ないよな(笑)

 本書は新書版の本なので本当にに駆け足なところが何とも、本気で書けば一人一人で本一冊位は軽く書けそーだしなぁ(笑)でもって、取り上げられている軍師の数も結構あって、主君あるなしにかかわらず取り上げている感じかなぁ?
 直江兼続、片倉小十郎、朝倉宋滴、白井入道浄三、太原雪斎、太田道灌、山本勘助、高坂昌信、真田幸隆、板垣信方、駒井高白斎、武田典厩、黒田官兵衛、竹中半兵衛、蜂須賀正勝、千利休、豊臣秀長、内藤如安、石田三成、大谷吉継、島左近、真田信繁、小早川隆景、安国寺恵瓊、山中鹿介、鍋島直茂、角隈石宋、川田義朗、南光坊天海、酒井忠次、本多正信、石川数正、金地院崇伝、藤堂高虎

 日本にも頭のいい人はこれだけいたという事でしょーか?まぁ策に溺れた人もいるかもしれないけど(笑)

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2012年5月23日 (水)

白ヤギさんと黒ヤギさん?

戦国のコミュニケーション  山田邦明  吉川弘文館

 サブタイトルが、情報と通信でして、主に戦国時代のお手紙交換の話かなぁ?今と違って、電話もメールも郵便局もない時代ですから、手紙書いても自前で相手方まで届けないといけない訳だったりして、しかも時は戦国、自国内ならまだしも他所に行けば下手すれば戦時中で戦闘状態の中突っ切っていかなきゃ、だったり…また国と国の間には関所があったり、で通り抜けられるかもあったかもだけど、一番のソレはそこの通過料ですよね…昔の交通費で一番に考えなきゃいけないのが関所料って…関税問題ってこの頃からあった訳か?FTAとか、TPPとかどーすんべぇってか(笑)

 で、戦国というとどーも、信長、秀吉、家康辺りを思い浮かべるけど、これらはほぼ末期に近い訳で、1500年代全般から見ると手紙のやりとりの移り変わりが半端ねぇです(笑)とゆーのも16世紀初頭はまだ室町幕府殆ど機能していたのか?してなかったのか?でも将軍生きてたぁーっで、その権威の中枢を巡ってつばぜり合いがあった状態なんですねぇ…戦国大名も大義名分に幕府や将軍の名を使っていたと…これが段々効力が無くなると自分ちで個別対応していくしかなくなってくるけど、どーも…烏合、離散の繰り返しかで、まさに敵の敵は味方とか、昨日の友は今日の敵という状態に突入ってか?

 で、手紙のやり取りで仲間になってくれという同盟関係促進もさる事ながら、取りあえず自分は正しいというプロパカンダもどきとか、何より情報交換に余念がなかったみたいで、でも勿論、嘘というか、デマも多いやんけとなり…結局、いち早く情報は欲しいが、ガセは困るというジレンマが…風のごとくとか、そー簡単にはいかないよな(笑)

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2012年5月22日 (火)

上兵は謀を討つ…

図説 戦国兵法のすべて  武田鏡村  PHP

 サブタイトルが、孫子を超えた最強の策略「山鹿流兵法」…取りあえず、山鹿流兵法のお話らしー…で、タイトルに図説とあるけど、図はそんなにあるよーに見えないんだが?ついでに言うと図というより、箇条書きに近い気がするんだが、一応アレも図なのか?うーん?

 さて、山鹿流というと忠臣蔵の陣太鼓ですか?真っ先に浮かぶのがソレなんですけど、アレ完全にフィクションらしーので、でも何故忠臣蔵に取り入れられたか?というと、山鹿流兵法の祖、山鹿素行は江戸初期の人らしーんですが、幕府と意見を異にしてしまい江戸所払い、9年程追い出されたと…で、それはどこかというと播州赤穂…お預かりとなった訳で…浅野内匠頭の祖父とか、大石内蔵助の祖父とかに兵法教えて、手厚く保護されていたらしー…そーゆーつながりからあの場面が出てくると…日本のお芝居も並じゃなかったとな(笑)

 ではそんな山鹿流兵法とは何ぞや?というと、孫子から続く中国の兵法から、日本で行われた合戦やら、総合分析してまとめあげたものみたいです。で、そんな山鹿流兵法を一つ一つ実例上げて説明しているのが本書かな?勝つべくして勝った合戦の説明も、不思議の負けはないという説明も、読んでいる分には真っ当な話なんですが、当事者としてその時できたかできなかったかとなれば、厳しいよな…これがその時歴史が動いたか(笑)

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2012年5月21日 (月)

この世は夢幻の間…

戦国武将の死生観  篠田達明  新潮社

 タイトルが物凄く大上段なので、これはもしや難解系の哲学書か?と想像していたら、どっちかというと死生観というより、死因という方があっているよな(笑)著者が医師免許をお持ちなだけに、戦国武将達のカルテに近いよな?死因が切腹の場合は外傷でお亡くなりになっていると…全くご尤も…

 武士の死に際とは何ぞや?ですが本書によると「武将たちがおのれの死にぎわを大事にしたのは、一族郎党と子孫のためだった。城を預かる武将が籠城戦で命が惜しいからと、こっそり城を捨てて退却しようものなら、「なんたる臆病者!」とそしられ、あざ笑われる。それどころか一族郎党は末代まで汚名を着せられ、ときには露頭に迷って浪々の身の上になりかねない」そな…武士にとっては、臆病者や卑怯者のレッテルが何よりも恥辱だったそーで、まさに武士道とは死ぬ事とみつけたりってか…

 病歴的に見ると信長は本能寺の変で死ななかったとしても近い内に脳卒中でお亡くなりになっていた可能性が高いそな…仕事中毒で、「短気でいつもなにかしなていなと気が済まない性格は高血圧を招きやすい」そーで、「脳卒中は怒ると顔を蒼くなるタイプにおこりやすい。せっかちで癇癪もち、決断力がある一方、他人の意見に耳をかさない、なにか批判的な意見をいわれると、瞬間湯沸かし器のようにすぐカッとなって怒鳴ったりする人がとくに危ない。このような性格の人は威圧感が強く、人を追い詰めるような物言いをするのも特徴である」うーん、信長、高血圧性脳出血まで後一歩ってとこですか?

 ちなみに秀吉の方は晩年、認知症ではなかったかとゆー…何か天下人としてはアレな診断が…死因として末期の胃癌か大腸癌などの消化器系の癌じゃね?と、結果がん悪液質症候群ではなかろーか?と…

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2012年5月20日 (日)

哲学などないっ(笑)

オシムの伝言  千田善  みすず書房

 何の本というより本書は誰の本のニュアンスの方が大きいかなぁ?今更説明もいらないかもですが、著者はオシムの通訳だった方でこちらの本は大まかに言うとオシム代表監督の通訳を引き受けてからオシムが日本を離れるまでかと…正確に言うとまた少し違うんですが、離日してからまた来日してそしてまたオーストリアに帰国(?)しているまでか…まぁ、前半というか2/3位が代表監督としてのオシム記なら、後半(1/3?)は倒れてからリハビリの日々についてになるかも?今的に言うなら1116以前と以後の話となるのか?

 まぁ何とゆーか、ある意味赤裸々な日常でもあるんだろぉなぁと…著者が人情に生きるタイプといおーか、情にもろい方といおーか、本当はこれは一つのビジネス記であるはずなんですが(もしくは戦記?)、壮大なマクロ視点というよりは箱庭の話のよー、戦略より戦術を、更にそれより個にいっちゃってる感じかなぁ?

 初っ端はオシム監督の緒戦となるトリニダード・トバゴ戦のオシムのコメントから始まる…通訳が後にも先にも一度だけ、意図的に誤訳したという件の話である。で、それは何かとゆーと「今日は私が予想していなかった、うれしい誤算があった。それはスタジアムが満員だったということだ。ファンやサポーターのみなさんは、日本代表を許してくれたのだろうか」…当時の事を記憶していらっさる方がいれば、この言葉の重みは重いなんてもんじゃなく、まさに茨の十字架並みの重量感を持って襲ってくる感じといおーか?あの独W杯の直後(二ヵ月後)楽勝まではいかなくても何となく勝てるんじゃないのはずが蓋を開けてみれば華々しい(?)敗戦が待っていた独W杯だったと(笑)まさに日本代表がどん底まで沈み込んでいた時期、こんな荒地の監督引き受ける人なんているんかいな?の世界…そーゆー意味ではオシムってMとは言わないが天邪鬼だったんだろぉーか?まぁ勝負事にはリスクを冒さなきゃあかーんって日頃言っているだけはあるって事か?有言実行タイプだったんですねぇ、監督は(笑)

 話は戻って、ここで通訳は「日本代表を許してくれたのだろうか」とは直訳せず「日本の皆さんが本当にサッカーが好きなんだと言うことを実感した」と意訳したんですねぇ…通訳の直感や協会の思惑を超えて、オシムの科白は率直過ぎるきらいがあるよーに思うのはこれまた日本人的感覚か(笑)続けてオシムは言うんですねぇ「責任の重さは感じていたが、満員のスタジアムを見て、この人たちをガッカリさせることがあってはならないと、あらためて感じた」…責任の所在とか、覚悟とか、どっかの国のトップ達に聞かせてやりたい気が(笑)

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2012年5月19日 (土)

名将といえるのは一度大敗北を喫した者を言う…

戦国時代は裏から読むとおもしろい!  小和田哲男  青春出版社

 サブタイトルが「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史で、更にコピーが今川義元から見た桶狭間の戦い、戦国時代の歴史から抹殺された二つの幕府…歴史の読み方がガラリと変わる大人のための「戦国史」教室!でして、まぁこれだけで本書の基本コンセプトは分かるというノリかなぁ?もう少し補足すると序文で「歴史は、どうしても勝者が書く勝者の歴史になりがちである。政権を取った側が、自分たちの正当性を強調し、それを歴史として書き残すからである。そして、それが「正史」とされ、今日、私たちが歴史を学ぶ場合の基本史料となっており、当然のことながら、情報量も圧倒的に勝者の側に関するものの方が多い」とな…で「敗者の側に関する史料が勝者によって抹殺されていたりしているため、研究は遅れているのが実情である」となな(笑)でまぁ裏から見たら新しい視点に立てるかも?という話しかな?

 さて、戦国時代とは何か?と言えば著者的には、下剋上、弱肉強食、合従連衡の三つに絞られる模様…この辺りをグルグル回っていたのが戦国武将という事になるのかなぁ?武士道も戦国と江戸では違うみたいだし(笑)戦国時代はトップも部下を切り捨てたけど、部下もトップを見限っていたり流動性が激しい時代のよーです…リストラされるのは下っ端だけじゃないよってか(笑)で、当時戦国大名がどれたけいたか?というと100-300家、研究者によって件数異なる模様…だいたい150家位と見るのが無難か?それらがおしあいへしあいしていた戦国時代…傍から見る分にはヘェーで済みそーだけど、ご本人達にしてみれば究極の生き残りというか、デスゲームですからねぇ…空気感はさぞかしすざまじかっただろーと…

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2012年5月18日 (金)

しんばいないからね?

戦国武将人間関係学  大和勇三  PHP

 サブタイトルが、いまを生きぬく勇気と知恵でしてどーゆー本かというと信長、秀吉、家康から知る日本人の組織の生き方かなぁ?まぁ主に家康を中心にしての話ですけど…著者的には家康贔屓のよーな気がする…結局、この中で一番の勝ち組は家康だと…で、その例に倣ってという事らしい…かなり古い本なのですが日本人的にはシンパシーのある偉人達に、重ねているのは今のサラリーマンの生き方なので、殿方的には受けるのかなぁとも…これも一つのハウツー本なんだろか?うーん?

 著者によると日本で一番人材を輩出した時代が戦国時代となるそーな…まっとにかく個が生きた時代だからなぁと(笑)で、信長が天才とするならば、秀吉と家康は英才だったとゆー話になるそな…無から有を創り出した人は信長に一任すると、天才ですから…ただ、信長の最大の弱点はその人間性だったと…天才ゆえの孤高ですかねぇ一人でできるもんというより己一人でやった方が早いんじゃというとこでしょか?後は己の手足となって動く精巧な駒さえあればいいってか(笑)元祖上から目線乙な人だったと…

 でそれが結局上司不信の芽を生み、本能寺の変に続く訳で、実は明智光秀だけでなく浅井長政や荒木村重にも裏切れていた過去を持つ信長だったりして…部下であっても人であり、人の人格を踏みにじれば恨みを買うのは必定といったとこで、その点自分以下の才の人など眼中になかった信長の不幸だと…

 この点、秀吉は人間大好きタイプというか、上から目線というより同じ釜の飯タイプだったと見えて生涯、大きな謀反をうけていないそな…一番の恒例が竹中半兵衛のエピかと…初めは織田家に士官を薦められていたのに「信長の幕下につくのは肩がこる」と拒否して結局秀吉の下へつくと…天才軍略家は見えていたという事でしょか?

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2012年5月17日 (木)

撫人仁政…

戦国誕生  渡邉大門  講談社

 サブタイトルが中世日本が終焉するときでして…そーいや戦国時代って応仁の乱からだよねぇ?と漠然とした知識しかなかったんですが、ついでに言うと日野富子の我が子かわいさ将軍にしてやるもんね戦争というか、内乱ですか?とこれまた漠然と認識していたら…世の中そんなに甘くないってか(笑)結局これは室町幕府と御所の衰退物語だったんですねぇ…で、この理由の主なものは著者がその一つに上げているよーに「まず第一に将軍の政治的手腕に問題があったと見るべきであろう」に尽きるよな(笑)専制政治でトップに能力がないとどーなるか、下剋上がやってくると(笑)

 取りあえず、取り巻き達の権力争いが熾烈化していくのは確かで、一応それは「将軍のもとで離合集散をくりかえした事実をいくつも確認することができる」とな…バカでもお飾りでも将軍は将軍、後は「将軍という「権威」は何ものにも勝るものがあった」と、ある種これも錦の御旗ですか(笑)私は、将軍の、国の為に頑張っているぅぅぅぅぅーだから、利益よこせとな(笑)

 さて、室町の斜陽化のターニングポイントは、足利義教の暗殺からですかね?旅先でぶっころなんで、対応に遅れて後手後手に回り、更に次期将軍も指名していなかったから、さぁ大変という事態になると…

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2012年5月16日 (水)

肉食いねぇーっ(笑)

キッチンで!アウトドアで!ガツンとうまい肉料理65  太田潤  大泉書店

 サブタイトルが肉の旨みをいかす!引き出す!だから、うまい!!でして、しかもコピーが10分でできる簡単メニューから数日かけて作るとっておきのメニューまで太田流肉料理の決定版だそな…煽りが凄くてどんだけぇーと思うが、メニューを見る分には確かにアウトドアが似合いそーな料理が多いかなぁ?焼くか、煮込むか、燻製か?みたいな(笑)

 個人的には肉が食べたいとふと思っただけなんですけど?そして気づくのは最近って野菜料理とか、豆腐料理とかの本は結構多いのに、魚はあっても肉がメインの本ってなかなかないと思うのはこれまた気のせい?寿司屋の本はあっても、ステーキ屋の本とかしゃぶしゃぶ屋の本とかすき焼きの本とかはあまり見ないよな?この中でも比較的ありそーなのがすき焼きか?肉料理で和食を極めるなんて、まずないし(笑)結局、肉だモードの時はフランス料理を選択するのが無難かなぁと…日本に肉とかゆー本は出ないものか(笑)ああ、何か焼肉に行ってしまいそーだよなぁ…

 さて、レシピ本なので女性もターゲットにしないといけないのか、本書のいたるところでカロリーダウンという科白がでてきます…皮はいだりとか、バター使わないとか、ありますけど、肉はやっぱ豪快にいってナンボでしょ(笑)ついでに本書のレシピ、簡単系はすこぶる簡単です(笑)極め付けは手羽中焼き…手羽中と塩と胡椒だけ、で振って焼く、これだけ…うん、料理はシンプルイズベストですよ(笑)

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2012年5月15日 (火)

あんだんて?

おひとりさまの京都  葉石かおり  ブックマン社

 何となく、京都、女、一人旅というのは一つのフレーズじゃなかろーか?と思う今日この頃、この手の本は結構多いんだけど、これまた何となく、観光地みたいなノリでどれを手にとっても似てるよなぁと思う事がこれまた多い気がするのもこれまた気のせい(笑)

 さて、本書はまぁコンセプトとしてはその王道路線を踏襲しているんだろーけど、出てくるお店がどっちかというと硬派っぽいというか、普通っぽいというか、日常っぽいというか、まず呑みだなとゆーノリと言うべきか?いえ、著者の本職がきき酒師とゆー事で、左党なお店が多い気が(笑)女子にありがちなかわいい小物系とか、スイーツ系とか、ギャル系はないよーな?どっちかというとスタンダード京都というノリで、ちょことディープ感もあるかなぁ?大人の京都というとこれまたセレブ色が高くなるんだけど、そこは抑えてちょっと粋というより雅な雰囲気で、どーよ、と(笑)

 そんな訳で本書では街の洋食屋さんが出ているとこに素直に魅かれました。ファミレス出来てから絶滅危惧種のよーな気がするのも気のせい?ファミレスにはファミレスの文化があるとしてもそれで洋食屋さんが減っていくのは、いとかなしというか、あじけない気がするんですよねぇ…も一つ街で激減したなぁと思うのが小料理屋さんのよな気が?

 さて、そんな洋食屋が何件か掲載されてます。ハンバーグとか、ポテトサラダとか、ビーフシチューとか…懐かしいメニューが並びますが、個人的に洋食屋さんというとエビフライかなぁと…存在感のある海老がドーンと並んでいる姿は洋食屋さんに求めたいっ(笑)ついでに揚げ物系でいく、こちらにはエビクロッキーとか、カニクリームコロッケとかも出てきます…郷愁さそう、食だよなぁ…

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2012年5月13日 (日)

禅問答の行く末(笑)

犬でもわかる現代物理  チャド・オーゼル  早川書房

 何の本かというとタイトル通りの本かなぁ?物理、聞くだけで頭痛くなる人続出の気がしないでもないが(笑)まぁそんな貴方に分かり易い入門書というより、ガイドブックをお届けというのが本書の基本コンセプトじゃなかろーか?難しくないですよ、犬でも分かりますよ、という涙ぐましい努力の結晶(笑)で、現代物理というか、量子物理学を著者と著者の飼い犬エミーと共にいってみよーじゃあーりませんかってか(笑)

 着眼点は良かったと思うんだけど、ついでに言うととても平易な文章で分かり易く書かれているとは思うんだけど、著者と犬の会話のとこ以外、本書のメインテーマ物理学の説明なんですが、平易であるべくにまとめるにあたって、結局教科書のよーな流れになってしまったのは残念かなぁ?著者も米人なんだから、もっとざっつ・えんたーてぃめんとぉーっ流で突っ走った方が面白かったと思うんだけど、厳密に説明するために結局、専門用語を出さなきゃならなかったとこは、パンピーが引くだけのよな(笑)

 悪いとは言わないけど、できればカナダの量子物理学者に書いていただきたかった(笑)パンピー向けの本は米より加の先生の方が分かり易い文書いてくれてる気がするのは気のせい?もしくはサイエンス・ライターの方で量子物理学史的に追った方が面白かったのではなかろーか?ドラマあるし(笑)

 とは言え、試みはすんばらしーと思うので、中学生の副読本にどーかなぁとは思う。分からない事が分からないと分かる本とか(笑)少なくともたいていの学校の先生よりは親切な説明です(笑)

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2012年5月12日 (土)

はんぷでぃだんぷでぃ?

卵のハテナQ&A  山中良忠  東京農大出版会

 サブタイトルがニワトリがつくったお弁当でして、卵に対しての素朴な疑問が69個並んでいる感じかなぁ?だいたい一問一頁で構成されているみたいですが、たいへん良くできた本だと思うのですが、個人的感想はというと残念な本かなぁ(笑)コンセプトもいいと思うし、疑問の答えも誠実に答えていらっさるし、悪いとゆー訳ではないんですよ…ただ、これもったいないに近いよな?デザインといいレイアウトといい、もー少しデザイナーさん何とかならなかったのか?とゆーのと、も一つは紙質はいいのに、写真とか画とかが巻頭に数ページあるだけとゆーのは…疑問も見かけ系の話が多い訳で、それにはこーゆー事ですよとそのページにカラーで具体例出した方がナンボか分かり易いと思うんだが?

 とはいえ、卵の豆知識満載ですので、それはそれで面白いというか、世界で一番小さい卵、多分鳥類とゆー事でだと思うんですが、これハチドリの一個0.5gなんですねぇ…普通のニワトリの卵が一個50gとすると1/100ですか?どんだけ小さいんだ、ハチドリ…食用だとウズラになるそーです、で、このウズラの卵で一つ9g…こーして考えるともしかしてハチドリの雛って相当小さいって事か?

 後全然気づかなかったんですが、夏と冬ではニワトリの卵の殻の厚さって違っていたんですねぇ…夏の方が薄いそーでこの理由が夏の方が呼吸が多くなるからって…呼吸が増えると炭酸カルシウムの形成が阻害されるって、そーゆーもんなんですか?ちなみに殻の厚さと卵の丈夫さは比例するみたいで、これからすると夏より冬の卵の方が丈夫とゆー事になるんですよねぇ…

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2012年5月11日 (金)

ひかりあれ…

バロック・ヴァイオリンの奥義  オノフリ  ソニー

 何とゆーか、ヴァイオリンだよなぁ、ヴァイオリンだよね、ヴァイオリンだもの、の世界かなぁ?個人的には非常に気になるヴァイオリストになりました…オノフリせんせー(笑)もー面白いそれに尽きます、個人的感想は(笑)今まで一番好きなヴァオリストはツインマーマンだったのですが、こー生真面目な優等生タイプというか、それがキチっと息をするよーに自然できる感じにほほぉーと魅かれていたのですけど、オノフリの方は真反対、何とゆーか自由だわぁーとゆー世界に圧倒されまして…そーゆー解釈もあるんだなぁと己にないものを見せつけられたというか(笑)いい意味でのラテンですよねぇ…

 これは是非聞いてみてくらはいとしかいいよーがないよーな(笑)多分、好み分かれると思うんだけど?どだろ?私的には、やはりイタリアは豊かだよなぁと、納得させられたといおーか?いえ、ユーロでアレでも、芸術というか感性は永遠に不滅なんだなぁ…

 えーと、アリス的には、あっバッハ入っているから聴いてみるか?だったのですが、かの有名なトッカータとフーガ、オルガンではよく聴くけどヴァイオリンだと一味も二味も違って聴こえるから不思議…これは准教授のご意見を是非拝聴したいけど(笑)

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2012年5月10日 (木)

広島と岡山の間から?

Hachikuriくりーむパン  八天堂  \200

 最近はどこの駅地下でも見かけるよーになったから、そろそろいーかなぁーと買いに行ったらば、時間帯が遅かったせーか、スタンダードなこれ以外が全て売り切れていたりして…やはり日頃の行いが悪いのか…リベンジしないといけないのか(笑)

 確かに食べて見るとクリームパンなんですけど、要冷蔵とある位でして冷やして食べた方がおいしいというのは頷けるかも?まっ好みにもよると思うが?個人的には真冬にストーブの前で(ファンヒーターでもエアコンでもいいけど/笑)、ひんやかしたのをかぶりつくとうんまいじゃないか?と妄想してますが(笑)

Hachikurifukuro← 袋のまま

 中身のクリームもそんなに甘くないので、これは殿方でもいけると思うんだけど?どだろ?で、パンというがパンの部分は非常に薄い…でもってウェットタイプなので、パンのあのふかふかした食感を期待すると違うんだよなぁーになりそー(笑)

 これまた私的には、クリームパンというよりもクリーム饅頭に近い気がしたけど?どだろ?

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2012年5月 9日 (水)

今後はもっとばらけたものが増えていく?

水木しげるの妖怪談義  水木しげる  ソフトガレージ

 何の本かというと対談本とゆー事になるのだろぉか?でもって著者が著者だから、お題は勿論妖怪とゆー事に…何となく妖怪を中心に巡る人々とでもいおーか?日本のお化けだでなく、世は国際化、だから、パフアニューギニアもあればコートダジュールもあると(笑)妖怪ってコスモポリタンだったんですよ(笑)とはいえ、この妖怪の定義がむつかしい(笑)この世にあって見えないもの?神様なのか?妖精なのか?精霊なのか?霊なのか?物の怪なのか?化け物なのか?あやかしなのか?魑魅魍魎なのか?…何か言い出したら止まらない気が(笑)仕分けなのか区分けなのかは本書をドゾ(笑)ちなみに「妖怪っていうのは余裕がないとわからないものだから」(@京極)だそーですよ、おぞーさん(誰?)

 でもってあの世についても「天上から地獄まで、ずっと縦。それで地獄では、いじめられたり苦しめられたりしてますけど、ああいうイメージでは人間は永遠に豊かにはならんのではないかということです。それは必要のないことじゃないですか。もっとほがらかでいいはずですよ。地獄じゃなくて、再生とか生まれ変わりという、ほがらかな研究を発表してもいいはずです。」(@水木)とあって、意外と妖怪(?)研究明るいのかもしらんとか(笑)

 更にマスメディアときた日には「ちょうどね、水木先生とNHKの妖怪番組に出たときに、ディレクターがしきりと「西洋の黒船が来た影響で日本にも妖怪が出たんですよね」っていう台詞をわれわれにいわせようとしてましたけど…」「そんなレベルの話じゃないわけですね、妖怪は。」(@荒俣)となり、「あの、結局、マスコミの誰も外国の妖怪の本質なんて知らないんですわ(笑)」(@水木)とな…リテラシーってか(笑)

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2012年5月 8日 (火)

悪はついに天に勝たず…

柳生忍法帖 上下  山田風太郎  講談社

 風太郎先生の忍法帖読破の旅…先は長いなぁと思いつつ…今回はタイトル通り柳生かな?日本人なら柳生と言えば、柳生新陰流なんじゃなかろーか?ですが、でもっても一つ、柳生と言えば、柳生十兵衛…知らない人はまずいない有名どこでござります(笑)

 さて、本書はその十兵衛が主役かな?主役というよりヒーローか?舞台は主に、江戸と会津なんですが、まずは会津で問題勃発、加藤式部少輔秋成と芦名銅伯を筆頭にした芦名一族が専横をひいた事が事の始まり、人気のない人間ほど力に頼るのは世のならいなのか…ついに堀主水以下家老一族が脱藩、殿方は高野山に、女性陣は鎌倉東慶寺に逃れるが加藤家は内政問題として加藤家の話を通したところから、高野山から引きづりだし、更に尼寺たる東慶寺にも押し入ったところから話は始まると…

 取りあえず、詳細は本書をドゾですが、この東慶寺は尼寺ですから男子禁制、しかも知る人ぞ知る駆け込み寺、歴史の重みが違うんですね、しかもそのトップが天秀法秦尼、あの豊臣秀頼の娘なんですよ、そして彼女が母と呼ぶ人物が徳川千姫…そんなとこに無理矢理押し入った会津七本槍…まぁ聞くまでもなく力が全ての悪役にこれ以上なしな人達ですが…で、そこでからくも生き残った七人の乙女というか女性陣が、父の兄弟の夫の復讐を誓ぅーってとこで、千姫が女の戦いを貫けと…

 か弱いというか、どーみても普通の女の子がそんな力技しか能のない猛獣のよーな戦士に立ち向かう…これではあまりに力の差が歴然としているので、この助っ人に千姫は沢庵和尚にあたり、そのつてで柳生十兵衛三巌が助太刀というか、教官となって皆で戦うぞという話か(笑)

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2012年5月 7日 (月)

まてりあるがぁる?

香港雑貨店ガイド  文・金澤典子 写真・久米美由紀 旅名人編集室編  日経BP

 香港で雑貨というと、とかくキッチュな物を思い浮かべてしまうんですが、時代は21世紀、香港は洗練された大都市なんでござーるとゆーノリかなぁ?取りあえず、副題が生活小物から家具、骨董までなんですが、本書に掲載されている品々は写真の美しさからかもしれませんが、かなりソフィスケーティッドされている模様…粗悪品ばかり売っちゃー客が逃げていくからなぁ(笑)アジアで日本人というとどーもぼったぐられている感がしないでもないんですけど?それも今は昔になりつつあるんでしょかねぇ?

 で、やはりこの手の物は女の子心をくすぐるノリかなぁ?画像見てうっとりというか、好きな人にはそれだけでいいの世界だろーし(笑)まぁとにかく、いかにも中華とゆーのもあれば、西洋アンティークもあるし、今時デザイナー的なものもあるとゆー、これは本当に好みの問題だと思うの(笑)

 個人的に気になったのは、中国茶屋さんかなぁ?あちらでは茶だけではなく、茶器や関連グッズ、それに茶店もセットになっている模様…買う買わないはともかく一服するだけでもいーかもねぇ、とか?本書では三思堂と雙魚茶館が掲載されています。見た目はとても明るい店内っぽいんだが?どだろ?

 後ひとつは、The Postshop、名前通りに香港郵便局のオフィシャルショップだそーで…郵便バストのミニチュアとか、封筒とか、その手のグッズは分かるんだけど、ポストマンのフィギュアのまぁよしとしても、ミニカーとか傘とかTシャツっていうのは…香港、そんなに郵便局人気があったんだろか(笑)

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2012年5月 5日 (土)

いえす、うぃ、きゃん(笑)

真田一族  相川司  新紀元社

 サブタイトルが家康が恐れた最強軍団なんですが、うーん、一応こちら題名通り真田三代がメイン…所謂、真田家始祖たる幸隆、息子の昌幸、更に孫の幸村という流れ、おまけ的ではありますがもう一人の孫である信幸(信之)のお話も掲載されています。真田幸村と言えば日ノ本一の兵として名高いので、日本人でその名を聞いていない人はまずいないだろー有名人ですが、本書を読む分には、どの人も皆半端ねぇーっ!方ばかりです(笑)

 取りあえず、本書のスタンスが事実というか史実をまともに追おうとゆーノリなので、いえもー伝説ありすぎて、どーなってんの?な方々だし、かの真田十勇士とか猿飛佐助とかフィクションだし…でも実しやかに言えばこれ以上に本当臭い嘘もない訳で、限りなくグレーゾーンが多いのもこれまた伝説が増えていく理由なんだろぉなぁ…

 ただ、幸隆と六文銭と信玄との関わり辺りは、これが戦国の世でござーるの世界そのものなんでしょねぇ…血で血を洗う戦国の世とはよく言ったものだと思いまする…そして、昌幸の生き方がこれまた、明日はどっちだを地でいっている人生って、武田、徳川、上杉、豊臣と鞍替えしていくさまはいっそ小気味よい位と言っていいんでしょーか?

 とにかく、真田家並じゃありませんなんですけど、本書的には戦国時代100年の歩みみたいなノリもあり、真田を中心にしているはずなんですけど、結局、家康の話みたいなノリに近いかなぁ(笑)著者はもしかして家康贔屓なのかなぁと(笑)いえ、信長の記述は殆どなく、秀吉の話より家康の話が多いよな?ついでに言うと上杉景勝にも厳しいよーな(笑)そーゆー意味では家康と接点が多かった昌幸の出番多しかな?何といっても史実的には幸村って大阪冬の陣までは本当に無名だったらしいから…そーゆー意味では、父の影にあったその才能を見逃してしまった徳川方の悲劇でもあったのかもねぇ…

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2012年5月 4日 (金)

これも一つのハイキング?

昭和10年東京郊外電車ハイキング 上  荻原二郎  ネコ・パブリッシング

 どゆ本というとタイトル通りなんですけど、体裁がB5サイズでちょっと見パンフレットのよーなつくりに見えるとゆーか(笑)何せページ数が50しかないんで、しかも中身は写真がメイン?しかも戦前ですからカラーじゃなくて白黒…いえ、貴重な画像の数々だと思うんですけど、これでこの価格っていう事は相当少部数って事なんだろか?何もかもマニアックというか、歴史の証言シリーズですか(笑)

 昭和10年っていつとゆーと西暦で言えば1935年とゆー事で、相当昔と言っても過言ではないよーな?多分私鉄黎明期だと思うんですけど、小田急、玉電、南部鉄道に五日市鉄道、青梅電気鉄道、東海道線、箱根登山鉄道、大雄山鉄道、駿豆鉄道、神中鉄道、相模鉄道、京成電軌、成田鉄道、九十九里鉄道など掲載されています。

 それにしても昔の電車は四角というかカクカクしていたんだなぁと、写真見て思うのはそんなとこなんですが、それ以上に画像的インパクトは、電車(列車?)だけが写っているよーに見える事…何でかなぁと思ったらその頃の建物がないに等しいんですね…だから遠景で撮っても被写体だけが写り込んでくるとゆー…昔は都内もこんなに開けていたんだなぁと、ちょっと感動してしまうとか(笑)

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2012年5月 2日 (水)

あもーれ、かんたーれ、まんじゃーれ(笑)

行正り香の旅で出会ったイタリアン  行正り香  集英社

 何の本かというとイタリア料理のレシピ本なんですけど、見た目ちょっと写真集のよーなノリかなぁ?写真が暗色をドーンととらえているのでちょっと重厚な感じがしないでもないけど、デザインも落ち着いた雑誌のよーで、全体的におされかな?後、著者のイタリア都市巡りの思い出エッセイも幾つかはさんでいるので、タイトルに偽りなくちょっと旅本なとこもあるのかもしらん?でしょか(笑)

 そんな訳で前菜からデザートまで幾つかのイタリア料理が並んでいるのですけど、本当にイタリア料理シンプルなものも多しで、それてそれが写真うつりもいいよなぁと感心しまする。だって、切って、炒めて、あえるだけで奇麗な一品が出来ていたりするんですよ…凝るところは懲り、シンプルなものはシンプルにとゆーめりはりのきいたコンセプトがイタリア料理の真骨頂なのかなぁ?まさか、日本の刺身みたいに切り方だけで差が出ますの世界とか(笑)

 今イタリアンというと真っ先に思い浮かべるのがピザなんですよねぇ…イタリア的に言うならピッツァか(笑)本書にも、ピッツァ・マルゲリータ、玉ねぎとローズマリーのピッツァ、生ハム、ルッコラ、パルメザンチーズのピッツァ、チーズだけのピッツァが掲載されていますが、やはり伊人にとってもマルゲリータは特別なのかなぁ?お店でお薦めを訊くと、マルゲリータを薦められる模様…奇をてらうより基本だよね、何事も(笑)

 それにしても玉ねぎのピッツァはこれってありですかぁーと思いましてん…でも本書によると現地のフォカッチャは玉ねぎのってるのが多いそな…それをピザでやってまえと…ローズマリーじゃなくてバジルでもオレガノでも合うそーなので…このシンプルさはご飯と同じと見ていいんでしょーか(笑)

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2012年5月 1日 (火)

軒の連なり?

写真で歩く世界の街並み  高士宗明・写真・文  彩流社

 サイズ的にはA5のソフトカバーなんだけど、写真集と言っていい位、写真がメインかなぁ?で、タイトル通り街並みなので、建物がメインのノリ…それに街の歴史を小さくまとめたエッセイがある感じかなぁ?企画としてはよくできている本だと思います。うん。世界の都市巡りといおーか、なんとゆーか世界って広いや、と(笑)ただ、残念なのは全体的にプロっぽくないとこでしょーか?画像がこー並んでいるところは圧巻なんですけど、ありがちなプロの構図ではないんですね…こーして見るとパンフレットとか、写真集とか本当にプロの仕事なんだなぁと改めて気づく始末(笑)文の方も建物にこだわっているわりには建築学的アプローチでもないよーな?(時々ミニコラム的説明はあるけど…)総じてブログ的なノリとゆーか、わざと狙ってこーいうデザインでいってみたのかなぁ?そーいえばレイアウトも写真の彩色もいまいち地味だし…

 まぁ本書のスタイルはともかく、これだけあると凄いよねぇと素直に思う…画像的インパクトからするとアルペロペッロ(伊)の円錐形の屋根とか、おとぎ話のおうちみたいだし…アビラ(西)の城壁なんかは何かもー万里の長城のよーだし…リューベック(独)の城門の屋根もなにげに凄い三角だし…ヘント(白)の建物はまるでかちわりのよーだし…いやもー千差万別ってこの事を言うのねぇー(笑)

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