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2012年5月13日 (日)

禅問答の行く末(笑)

犬でもわかる現代物理  チャド・オーゼル  早川書房

 何の本かというとタイトル通りの本かなぁ?物理、聞くだけで頭痛くなる人続出の気がしないでもないが(笑)まぁそんな貴方に分かり易い入門書というより、ガイドブックをお届けというのが本書の基本コンセプトじゃなかろーか?難しくないですよ、犬でも分かりますよ、という涙ぐましい努力の結晶(笑)で、現代物理というか、量子物理学を著者と著者の飼い犬エミーと共にいってみよーじゃあーりませんかってか(笑)

 着眼点は良かったと思うんだけど、ついでに言うととても平易な文章で分かり易く書かれているとは思うんだけど、著者と犬の会話のとこ以外、本書のメインテーマ物理学の説明なんですが、平易であるべくにまとめるにあたって、結局教科書のよーな流れになってしまったのは残念かなぁ?著者も米人なんだから、もっとざっつ・えんたーてぃめんとぉーっ流で突っ走った方が面白かったと思うんだけど、厳密に説明するために結局、専門用語を出さなきゃならなかったとこは、パンピーが引くだけのよな(笑)

 悪いとは言わないけど、できればカナダの量子物理学者に書いていただきたかった(笑)パンピー向けの本は米より加の先生の方が分かり易い文書いてくれてる気がするのは気のせい?もしくはサイエンス・ライターの方で量子物理学史的に追った方が面白かったのではなかろーか?ドラマあるし(笑)

 とは言え、試みはすんばらしーと思うので、中学生の副読本にどーかなぁとは思う。分からない事が分からないと分かる本とか(笑)少なくともたいていの学校の先生よりは親切な説明です(笑)

 アリス的に物理、量子物理学、うーん、どーころんでもあまり接点ないよな?アリス、理系苦手だってどっかで言っていたよな?本書を執筆するにあたって著者は「なぜ犬に量子物理学の話をするのかって?それで食べているからだ。ぼくは大学の物理学教授なのである。となれば、量子物理学について考えることに多くの時間を割くものだ」なのだそで…そーすっと、准教授はうり、こお、ももに犯社学のお話しているんだろか?夜中の北白川の一室でこっそりと…それはそれでこあいよな(笑)

 量子的粒子の概念とか、ハイゼンベルクの不確定性理論とか、波動関係とか、許容状態とか、確率、観測、コペンハーゲン解釈とか、多世界解釈とか、トンネル効果とか、量子のもつれとか、仮想粒子とか、物理学少しかじったことがあればおなじみの単語が出て来る出て来る(笑)

 アリス的に本書で一番重なるとこは量子コンピュータの今後かなぁ?何に役立つかといえば、暗号化なんですよ、奥さん(誰?)現在の因数分解系の暗号化は時間があまりにかかり過ぎるという事から暗号として存在していられるけど、量子コンピュータが出たら、どだろ?の世界かとか…個人的には量子インターネットが大変気になりますが(笑)

 も一つアリス的なとこはブラジル蝶が出て来るとこかな?アリス的なら蝶々がはばたくに出てきたカオスでんなの話…雨はどこで降るんでしょ?スペインの広野だけじゃないんですよ(笑)

 個人的に面白いと思ったのはゼロの概念というか、解釈か?「ゼロを観測するのは実に難しいということだよ。ほんとうは何かが明確にゼロという価を持っていると言い切るのは不可能で、その値が観測に付随する不確定性よりも大きくないとしか言えないんだよ」というとこは、しみじみ納得かなぁ?世の中ゼロかあるかの二択のつもりでいるけど、あるよりないを立証するのは物凄く大変な事なんですよねぇ…同じじゃないんです(笑)

 さて、本書の著者的立ち位置というか、動機は「量子物理学を研究していて何よりも苛立ちを覚えるのは、世のなかがどれほど古典的であることに固執しているかということだ。量子物理学はありとあらゆる素晴らしい出来事-波のように振舞う粒子、同時に二ヵ所にある物体、生きているのに死んでいる猫-を世に送り出しているというのに、身のまわりの世界ではどれひとつ見ることができない」って事で分かってくれる人が本当に少ないっていう事らしー(笑)なのに「量子のルールが犬や猫のいる日常的なマクロの世界に当てはまらないように見える理由を探るのは、予想外に難しい問題だ。ミクロからマクロへの移行において起きる事象は、この100年間、最高の物理学者たちを悩ませてきた。そしていまなおはっきりした答えは得られていない」とな…もっと量子をってか(笑)

 とまぁ、何だか浪花節というか嘆き節になってしまいそーだけど、それでも量子物理学は進んでいるんです、と(笑)原子間だが、光子間の距離にしても、偉大な一歩なんですと…

 さてさて、最後に本書で一番感動した、一言を「存在する可能性のあるものは存在すべきだ」(@マックス・テグマーク)取りあえず、あるあるで行こうってか(笑)

 目次参照  目次 理系

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