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2012年6月 8日 (金)

江戸っ子は独り善がりの頑固もの(笑)

読んで歩いて日本橋  白石孝  慶応義塾大学出版会

 サブタイトルが街と人のドラマなんですが、何のかんのと言いつつ江戸、日本橋にしても、東京、日本橋にしてもここ400年位の歴史の話で、武士というより商人の、そして明治の話が中心かなぁ?著者がどうも日本橋生まれの日本橋育ちの方みたいなので、臨場感ありまくりですが(笑)結局、その土地の事は土地っ子には敵わないという事なんでしょねぇ…町の移り変わりの生き証人ですから(笑)

 特に日本の都市の場合、火災とは切っても切れない縁があるでして、その時歴史が動いたより大火があった時の方が街の様相さまがわりしてますから…前も昔も貪欲にのみこんでいくところが日本の町のこあいところ(笑)江戸人も東京人もそーやって大きくなってきたと…ちなみに江戸っ子の定義は「自分は銀座の生まれで、江戸っ子じゃない。本当の江戸っ子というものは、日本橋と京橋の二つの擬宝珠の間に生まれたものをいうのだ」(@池田弥三郎)だそで、意外と江戸は小さかったのか(笑)

 本書は多分戦前の日本橋をご存じの方がいらしたら、納得のお話なんだろなぁ?ええ、昔はこーだったんですよと(笑)例えば須原屋では書籍商なのに、「家伝の順気散という男女共にヒステリーにきくという薬を売っていた」とか…一里とは歩いて45分位のとことか…

 アリス的に日本橋というと大阪の方の話になりそーだけど、こちらは東京の日本橋…何かないかなぁというと、呉服橋の西詰の御門の中に北町奉行所があったとか、数寄屋橋御門内には南町奉行所があったとか…そーゆー関係では伝馬町牢屋敷のとことかも入るのだろーか?犯罪研究の一環でどーだろ?准教授とか(笑)

 後はアリスと言えば本屋という事で、日本橋と言えば丸善でしょー(笑)「この店の二階の薄暗い棚の中から、手や顔がほこりだらけになることもいとわず、夢中で本探しをしたものだ」(@田山花袋)とか(笑)アリスも本の為ならやりそーだよね…

 鍵のカステラではないけど、文明堂でカステラをかな?ちなみに新編日本食品事典によると「和菓子の中での半生菓子、焼きものの類とあり、しかも、くり饅頭や、茶通、桃山と一緒に分類されていた」そで、カステラは和菓子だったんですよ、奥さん(誰?)

 さて、本書で面白いと思ったのが富くじのところかなぁ?寺社の普請の為に行われたのが普通みたいだけど、今の宝くじと違って八割方が当たるというのが凄い…空くじ無しまでいかなくても取りあえず何かもらえたのか?で、当たったらその一割を奉納するという取り決めだったんだって…これはこれで自分的にもいいことしたぁーって感じでいい話だと思うんだが?どだろ?

 さてさて、本書で一番興味深いお話は白木屋のとこかなぁ?今はなきデパートなんですが、こちら結構進取に富んだお店だったみたいですが、浮き沈みもまた激しなとこでして、その件が「店主彦太郎の気負いすぎた経営の近代化にもよるが、招いた支配人が店員の出勤にタイムレコーダーを導入したり、学歴主義や店員の試験制による昇進人事を行うなどしたため、店内は摩擦で大騒動、更に今度は海外事情に通じているからと、外務省から五人も重役をむかえたりして、営業成績はがた落ちになるありさまとなった」ってそれはどこの○京電○(笑)それともどこぞの鉄道会社か(笑)

 まぁ本書の一番の心意気と言えば「侍たりとて尊からず、町民といえどもいやしからず、尊きものは、この胸一つ」(@近松門左衛門)ですよね。プライドは永遠に不滅ですってか(笑)

 目次参照  目次 国内

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