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2012年6月13日 (水)

山椒は小粒でピリリと辛い(笑)

小惑星探査機はやぶさ  川口淳一郎  中央公論新社

 サブタイトルは、玉手箱は開かれたなんですが、もーこれは一昨年の事になるんですねぇ…そう今日ははやぶさが地球に戻ってきた日…いや、何か昨今の日本でいい話って、はやぶさかなでしこ位しかないよーな?共通点は知る人ぞ知るというより、低予算(笑)まぁ冗談はともかく、逆境でも咲く花はあるとゆー事か?志が全てを凌駕したと言うべきか?はやぶさにしても、なでしこにしても、、米という圧倒的な存在がいる中でまさにうって出た訳だしなぁ…

 何が凄いって、「これまで、人類の作ったものが地球の引力圏外まで行って着陸し、ふただび地球に戻ってきたことはない。「はやぶさ」が有史以来はじめてである」という一点の大きさはこの世代にいる者として、後の世に日本史で歴史的に最低の評価を受ける事になったとしても、この事だけは燦然と輝くんだろーなぁとそれだけで有り難やの世界かも(笑)

 宇宙を前にした時に、ロケット開発やら、探査機開発やらだけに目が行きそーだけど、その実インフラ的にも、人的にも揃わないとまずスタートラインにもたてないんだなぁ、本書を見てしみじみしてしまいました…例えば、アンテナの大きいのというか、精巧なのがないとそれも地球全体をカバーできる位いぱーいとか、鹿児島の南の海の漁業の皆様の協力とか、何か一つでも欠けたらできないとゆー…規模の大きさは、ミスの大きさというかリスクを伴うものでもあるし、これを全て何とかしよーとするだけである種偉業だよなぁ…

 そして、はやぶさは五月晴れの空の中に飛んでゆく、と…

 アリス的にはやぶさ…ここは天体少年だった准教授の出番でしょかねぇ?でもまっこーゆーロマンはアリス好きそーではあるが(笑)

 それにしてもはやぶさって、大きさ的には冷蔵庫位っていうから相当小さいのか?重さも軽自動車より軽いそーで、そんな小さい身体であんな遠くまで…後、日本的に凄いのはスウィングバイ経験値、世界一なとこですか(笑)パワー不足を補う技術って…みんなみんな貧乏がいけないんだってか(笑)

 とにかく、イトカワへ行くだぁーって、行ってみたらイトカワは想像を超えた天体でした、マルですか(笑)形からしても何じゃそら?だし(笑)レゴリスはないし、ごつごつしているし、何か白いぞだし(笑)ちなみに、この後場所の命名をしていくんだけど、基準になった黒い石のとこはグリニッジというのはともかく、ウチノウラとかコマバとかオオスミとかサガミハラとか…このネーミングまさに日本だよね(笑)平地っぽいとこは○○の海とかつけたいけど、小さいから駄目って事になってミューゼスの海とつけるはずが、苦肉の策でミューゼス・Cとなったのはご愛嬌か?いっそ、日本海とか瀬戸内海とかつけたらどーか(笑)

 さて、著者的にはというか、日本の宇宙開発的には、絶対に負けられない戦いがあるの緊迫感が半端ないです。のぞみの件は「「のぞみ」は応答しないまま火星に接近し、周回軌道に乗せるという段階になって「滅菌していない人工物を火星に落としてはならない」という国際間の取り決めが障害になった。20年以内に1%以上の確率で火星表面に落ちる可能性のあるものは、落ちないように軌道を修正しなければならないというものだ。のぞみもこれに該当する」そで、結局のぞみは火星から切り離す事になった結果は皆様ご存じの通り、「「がんばりましたが、惜しくもできませんでした…」では駄目であること、どんなに這いつくばってもよろめいてもゴールしなければならないと悟らされた」という前振りがあったこその、満身創痍でもはやぶさの帰還だった訳ですね、執念が違いますと…

 また、これまた宇宙に出るにはNASAという巨大な壁が立ちふさがっている訳で、「NASAには、なんでも自分が世界で最初でなければ気がすまないところがある」って…ニア・シューメーカーでも「着陸を強行したのは、小惑星に最初に着陸したのはNASAであるという意地を保つためだけだった」とか、イオンエンジンの運行も先に手を挙げたのは日本だとしても後から着手したNASAのディープスペース1、塵をとってきたもスターダストでとメンツの戦いですか?なんでも一番、いつでも一番、実より名を取るタイプだったのかNASA(笑)

 そんなNASAの建て前大変ですね、の世界であったにも関わらず、はやぶさの帰還にDSNのアンテナを気前よく貸してくれたみたいで、ジェット推進研究所の方とか協力的なところは協力してくれたそな…分かる人には分かるし、腐ってもNASAというとこか(笑)

 何か、もーはやぶさの実際のドラマは本書をドゾ。現場は本当に燃えていたんですよ、奥さん(誰?)最後に本書で一番、ググッときたのははやぶさがイトカワにたどり着いて、写真を送ってきたところでの小杉健郎氏のお言葉かなぁ「もう君、これで大丈夫だよ。もう(世間の)批判には耐えられるよ」って…一つのプロジェクトにかかる重圧って、どんだけぇーなのか?腹くくっている人はくくっているんだなぁと感心する前に、日本にも腹くくれる人がまだいたんだなぁーと…とゆー訳で詳細は本書をドゾ。一番である事のプライドがここにはあります。

 目次参照  目次 理系

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