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2012年7月 4日 (水)

ベーカー街で会いましょー(笑)

われらロンドン・ホームズ協会員  河村幹夫  筑摩書房

 タイトルからして何の本か?すぐに分かるノリですが、サブタイトルがシャーロック・ホームズ紀行でして、全編ホームズ話になるのかなぁ?どちらかというとロンドン一駐在員の余暇な気もしないでもないが…まぁタイトルからして複数形なので、出来れば向こうのホームズ会員の人たちって、どんな人みたいなノリの方を期待していたんだけど、全編著者が主人公というノリです…読後の正直な感想は日本のおじさんの書いた文だなぁですから(笑)

 さて、今更シャーロック・ホームズ知らない人はいないと思うのでそこの件はパス、一言で言うと「世界で最初にして唯一の私立諮問探偵」という事です。一応、本書刊行時ではホームズは未だに健在という事になっているんですが…ヒーローは永遠に不滅ですなのか(笑)

 さて、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会は毎年1月6日に正装してホテルでディナーという事になるらしー…ちなみにこの日はホームズの誕生日ということになっている…最初から最後までホームズ尽くしだし、メニューも一つ一つこだわりがあるし、ミニ講演もあったり、多分ホームズ好きの人からしたらいよーに楽しいイベントなんだろなぁと…

 本書を拝読する分には多少の祖語はあるにしても総じてホームズの輪を満喫している感じなんですが、そこは英国、入会する前は「程なくして、協会名誉書記ミッチェル氏から「熱烈歓迎」の手紙と共に、会則が送られてきた時は本当に嬉しかった。実は英国人の友人が心配そうに教えてくれたのだが、この協会は規則の上では非常に開放的にはなっているようだが、実は英国流の陰険さで、好ましくない(と、彼らの目に映る)人物が入会を申し込んでも、やんわりと上手に断ってしまう。その結果、現実には英国人と、彼らと同じ肌の色をした連中だけで楽しんでいる、いわゆる英国のクラブ的存在である。従って、そこに無理矢理入りこんでも、ただ会費を払って会報を受取るだけのサイレント会員である限りは問題ないとしても、実際に会員と知りあい、彼らと同じスノービッシュな会話を交し、行動を共にすることは難しいだろうし、また外国人(特に異文化の東洋人)にはあまり愉快でないことも多いだろうというものだったからである」と諭されていたりして(笑)

 取りあえず英国人がシャイというのもあるんでしょーけど、それでも入ってみれば色々あるぞで、暇があればシャーロック・ホームズ・パブで情報交換とか、一月はお誕生会、春には研究会が2,3回あり、夏は二泊三日で事件現場研修旅行あり、秋にはホームズ映画鑑賞会があり、公式だけでも色々あるのに多分非公式会議というか、お集まりも多々あるんだろーし、同好の士って本当にいいものですねなのか?大忙しさなのか(笑)

 アリス的にホームズとなると一番は雨天決行の伝統芸能の件かなぁ?アリスは一応EQ好きを自称しているけど、クリスティとか出てくるし、古典ミステリは読破しているだろしなぁ…イギリスにも行った事あるみたいだし、そっするとホームズ史跡めぐりの一つや二つはしてそーと思うのは気のせいか?

 巡ると言えばロンドンにはウォーキング・ツアーというのがあって、最寄の地下鉄の駅から歩いて半日、一日観光というのがあるそーな…テーマはそれぞれにあるそーだけど、勿論ホームズ観光もあるみたい…土地っ子の話を聞くも宜ろしかな?気軽に参加できるし、途中でふけてもオッケーと(笑)

 本書的にアリスが一番行ってみたいと思うのは多分ここじゃないかと思うスコットランド・ヤード博物館、通称黒い博物館…所謂犯罪博物館の一つなんですが、こちら何が違うって原則非公開なとこなんですよ…正当な理由がないと見せてもらえないと…後はコネか(笑)ここの潜入レポートの章はいかにもイギリス的面白スなので是非本書をドゾ。まずは30以上はあると言われるデスマスクがお待ちしております…

 さて、ある種おたくのお集まりなんだけど、やはり同じホームズでも個人個人守備範囲が違うと見えて、どこそこの○○ならあの人みたいなとこがある模様(笑)本書でいくと、Mr.ハウレットでしょーか、氏はダートムアの権威らしー、ええ、あのバスカヴィル家の犬の舞台ですよ…あの話からして荒涼としてイメージが漠然とあったんですけど、現地、夏でも凍死する人がいるって、ドンダケェーな土地なのか?イギリス寒かったんですね…途中、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会なのに何故か本部はサマセット州にあって寄ったりと寄り道あるんですけど、マナーハウスに泊まったり、総じて楽しい旅だぁ、なのかな?大人の休暇旅行という感じで童心に帰るが勝ちみたいです(笑)

 その他、ホームズ話には事欠かないので詳細は本書をドゾですが、最後に本書で一番なるほろと思わされたとこを一つ、著者の自論らしーのだが「ホテルは女性と同じで、丹念な手入れを続けている限り、いつも魅力的だがらひとが寄ってくるが、一旦手入れをおこたりだすと途端にしわが出来、しみがつき、そして後になって一生懸命化粧しても元に戻らないし、客も戻ってこない」…実におっさん臭い科白乙なんですが、これ殿方のみの場での戯言なら、まぁ酒のせーにも出来よーが…友人の奥さん同伴のディナーで口にする科白じゃないよね…セクハラについて本当に気軽に考えているおじさんが日本には多い気がする今日この頃…案の定、友人(♂)がテーブルの下で足を踏んづけてくる始末…ここで女性の前で口にする科白ではありませんでした、とご免なさいすれば何とかなったと思うけど、英国でのDVを口にして開き直りにしか聞こえない科白を口にする辺り…日本の中年って…でもね、本人的には「「気くばり」に生きる日本人であるかもしれない」みたいですよ…その気配りはどこ向いているのか?上だけじゃないよね、と(笑)

 目次参照  目次 国外

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